レクサス LS500 Executiveに試乗しました!
前回デビュー当時、LS500hのFスポーツに試乗した時は、LSらしからぬ足回りの固さに閉口しました。そこからマイナーチェンジされた2021年モデル、こちらはかなり改善されたと評判がいいですね。果たして本当にそうなのでしょうか?早速試乗レビューです!
●居住性★★★★
いや、噂通り、かなり改善されましたね!
まず1番ネックだった乗り心地はかなり改善され、ノーマルモードでは不快な突き上げや振動を感じなくなりました。スポーツモードでもドイツ車のように引き締まった感じで高速道路はいい感じ。コンフォートモードは、ちょっと車体が揺さぶられる感じです。個人的には一般道はノーマル、高速はスポーツが気持ちよかったです。タイヤがランフラットからノーマルに変更されたのと、新型ダンパーの効果が大きそうです。
静粛性も非常に高いですね!特に車外の音は結構抑えられていて、これでこそLSという感じです。まあ今となってはライバルに対し大きなアドバンテージがあるわけではありませんが、高級車として不満のない仕上がりです。ちょっと一部路面状況ではタイヤの音が気になるかな?という程度。あと、全体的に静粛性が高まったので、停車時のエアコンの微小な音が逆に気になるかも。
居住空間は何の不満もありませんが、サイズの割には後部座席は広大という訳ではありません。
内装のデザインと質感もフラッグシップらしい豪華なもの。といってもギラギラした感じではなく、日本らしい主張しすぎない物の良さ、を感じます。革の質感や触り心地も良く、シートのクッションやホールド性もいいですね。
あと、フロントガラスの傾斜の強さは、相変わらず少し気にはなりますね。でも後席の快適さは日本車の最高峰であることは間違いありません。
●動力性能★★★★
422馬力を発生する3.5L V6ツインターボは、パワー、トルクともに不満なしですね。吹け上がりもスムーズですし、振動もありません。ちょっとアクセル踏み始めで思ったよりグワっとトルクが出る印象で、そこはV8の方が上品だと思います。
●ハンドリング★★★★
ここは相変わらずスポーティでサイズを感じさせない感じですね。2t以上の車体の重さを感じさせず、リニアに方向を変えます。少しだけブレーキングでは車重を感じます。車重自体は約2.2tと決して軽くはないのですが、ボンネットやドアパネル、トランクリッド等、車体の中心から遠いところにアルミを採用している効果が出ていますね。
●総合評価★★★★
ようやくLSらしい高級感に達した感じですね。見た目通りのスポーティな走りと、高級車らしい快適さを両立しています。BMW7シリーズとは遜色のないレベルまで追いついてきています。ただ高級感という点ではSクラスには届かない感じですね。足回りも、首都高のコーナーの段差で、ちょっとブワワンと足回りが揺すられる感じです。
では、動画をどうぞ!