ホンダ ハンターカブ CT125に試乗しました!
今まで結構な数のバイクに試乗しましたが、実はカブには乗ったことがありませんでした!今回は人気沸騰で在庫不足で知られる、ハンターカブに試乗しました!果たしてどんなバイクなのか、早速インプレッションです!
●居住性★★★
まずポジションですが、アップライトなので楽ですね。見晴らしも良好ですが、メーターの位置が思ったより低いので視線移動は大きめ。シート高は80cmと思ったよりあるのとシート形状が意外に横に幅があるので、足付きは良くはないですね。まあオフロードもある程度いけるタイプなので仕方ありませんが。
カブの特徴であるロータリーシフトですが、最初は違和感が凄いです!爪先側ダウンでシフトアップ、ヒール側でダウン、左手にクラッチもないというのは、バイクに慣れた人ほど戸惑いますね。まあしばらく走れば慣れますが・・ニュートラルに入るポイントが分かりにくいのと、シフトインジケーターがないのは気になりました。
乗り心地自体は、フロントのサスはストロークがあるのでがリアは固めなので、スムーズな路面は問題ありませんが、連続して段差があるところは体が結構揺さぶられます。振動はそこそこあり、常にミラーが揺れてる感じですが、ドゥカティのように揺れすぎてよく見えないという程ではありません。60kmくらいの速度域では明確に手に振動が伝わってきます。シートも硬いので、1時間くらいでお尻が痛くなってきます。
あと前方からの風を遮るものがほとんどないので、長距離は疲れそうです。
●動力性能★★★
低速トルクが結構ありますね!スタートダッシュが予想以上に強力でびっくりします。きつめの上り坂もグイグイ登ります。50km以下までなら、結構活発な走りが楽しめます。また、高めのギアでトコトコとパルス感を楽しみながら走るのも気持ちいいですね。逆に2速からのシフトダウンはエンブレがかなり効き、挙動が乱れがちなので要注意です。
ただ、50km以上は上の伸びが苦しくなってきます。
あとはクラッチがないのは操作が楽ですね。
●ハンドリング★★★
ニュートラルで素直な特性ですね。安定性重視です。小回りも効くので、狭い道での取り回しも苦労しません。ただ、速度域が高いとタイヤがたわむ感覚があります。また50km以上の速度域ではボディ剛性に少し不安が感じられます。またタンクがないのでニーグリップが出来ず、足の一部でボディを少し支える感じになります。
ブレーキは前後ディスクなだけあって、しっかり効きますね。ABSまでついてます。
●総合評価★★★★
なるほど、ユニークで面白いバイクですね!売れるのもよく分かります。商用カブのイメージを微塵も感じさせないアクティブなルックス、扱いやすいサイズとエンジン特性、素晴らしい燃費等、人気になる要素が盛りだくさんです。ただ、今回結構スピードレンジの高いところを走ったとはいえ、2時間の試乗で結構疲れました・・なので、遠出はそれなりに疲れると思います。近場をまったりお散歩するのには最高のバイクですね。特にエンジンのパルス感が気持ちいいです。
では、動画をどうぞ!