ホンダ 初代NSX(NA1型)に試乗しました!
初期の3L、パワステなしのMTモデルです。初代NSXは3.2L のタイプSには昔サーキットで試乗したことがありましたが、3Lは初めてですね!既に価格が爆上がりで、おいそれとは購入できなくなった伝説のこの車。果たして、今試乗するとどんな感じなのでしょうか?早速インプレです!
●居住性★★★
着座位置が低いですね!車高がかなり低いので、道路に座るような感覚です。でもボンネットが低いので見通しが良いところがNSXの素晴らしいところ。開発者のこだわりが伝わってきます。
居住スペースは、まあミッドシップ2シーターとしては平均的。シート裏には、ブリーフケース程度が入る多少のスペースもあります。
ボディは年式を考えるとしっかりしてますね!さすが、アルミモノコックです。乗り心地は固すぎず、かといって柔らかくはありません。まあ街乗りでも長距離ドライブでも何の痛痒も感じないレベル。
静粛性については、風切り音は抑えられていますが、道路の砂や砂利を巻き上げる音は予想外に響いてきます。もちろんエンジンの快音も大きすぎないレベルで入ってきます。
●動力性能★★★★
予想以上にトルクフルですね!車重が軽いこともあり、NAエンジンにしては下からしっかりトルクが出ています。以前試乗した3.2Lの方が線が細くて繊細な印象だったのですが、今回の車は社外品のルートKS DK02マフラーやマインズECUが装着されている影響かもしれません。高回転までキチンと回りますが、VTECの切り替わりはそれほど感じられず、S2000の方が分かりやすいですね。この辺りは記憶の通りです。
●ハンドリング★★★★★
久々の重ステなので、油断すると手アンダーが出ます(汗。
少し早めにステアリング操作をしてあげると、感覚にピッタリマッチする感じで気持ちよくコーナーを曲がっていきます。重ステの影響もあり、ライトウエイトスポーツという感じでは無く、ミドルスポーツという感じ。ターンインではしっかりとノーズがインに向きます。そこからアクセルを踏んでいっても、公道ではリアが滑るそぶりは無く、安心感があります。グリップも高いですね。
●総合評価★★★★
もっと繊細で線の細いライトウェイトスポーツカーのように感じるかな?と予想していましたが、社外マフラーがレーシーで太めのサウンドを放っていたこともあり、思ったより骨太でダイレクト感のあるクラシカルレーシングカーのようなフィーリングでした。感覚的には、レーシーすぎないエキシージという感じ。パワーもトルクも公道で気持ちよくスポーティに走るにはちょうどいいですね。それでいて普段乗りも難なくこなせるので、万能感があります。見た目はかっこいいですし、ちょっと欲しくなりますが、気軽に買える車ではないですしね。
では、動画をどうぞ!