BMWの先代5シリーズ、525dに試乗しました!
F10は先代の5シリーズになります。その前のモデルはクリス・バングルのアグレッシブなデザインが賛否両論でしたが(私は好きですが)、F10は一転、落ち着いた大人のスタイルになりました。最新型の5シリーズは高級感と軽快感のベストミックスが印象的でしたが、中古車でお得になってきたこのモデルの走り味はどうでしょうか?しかも今回の525dは初期モデルで、直6ディーゼルを搭載した希少な車(2年目以降は直4)。エンジンフィールもきになるところです。早速、試乗インプレです!
●居住性★★★★★
エンジンを始動してまずビックリするのが、すごく静かなことです!
エンジン音も振動もほとんどなく、エンジンがかかってるのかどうかも分からないくらいです。空吹かししても、タコメーターの針が上昇するだけで、振動はほとんどありません。
アイドリング時にハンドルに伝わる微振動以外はディーゼルと分からないくらいです。
外部音もかなり抑えられていて、高級車の名に恥じない静粛性です。
乗り心地も路面にしっとり張り付くかんじで、実に快適。シトロエンC6のハイドロよりも快適なくらいです。
●動力性能★★★★
低速から程よいトルクを発生します。
吹け上がりはかなりスムーズですね。
ただ、図太いトルク感というかんじではないです。
高回転でもパンチはまあまあで、あまりスポーティなユニットというかんじではありません。
●ハンドリング★★★
基本に忠実なリニアなハンドリングです。
ノーズは重めで、高速のコーナーではBMWっぽいスポーティーなハンドリングを期待すると裏切られます。
軽快ではなくどっしりというかんじです。
総合評価★★★★
5シリーズは3と7の間のモデルですが、結構7シリーズよりですね。
実に快適で重厚です。サイズ的な取り回しを加味すれば、世界で最も費用対効果の高い高級車ではないでしょうか。
ただ、試乗車はアクティブステアリングやアクティブダンパーを装着していなかったせいか、スポーツ走行をたのしむ感じではなかったですね。
新型の方が軽快で走りは楽しめます。