地元商店街の寂しい有様に、色々な方から指摘を受けます。
もっともな内容が多いですね。 地域の一員として、意見を拝聴しております。 特に、県外から移ってきた方は、『何故、こうなるまで放っておいたの?』 という素朴な疑問を持たれるようです。
そして、振興策や別の方向性などを示唆されます。 的確な指摘と対応策が多く、いい加減に言っているのではないな、と感じます。ただ、地元のために代弁させてもらえば。 放っておいて今の現状を迎えたのではありません。 一所懸命に周智を集めて、多くの対策を実施した結果が現状なのです。
聴くところによれば、個人間の意地の張り合いあり、メンツに拘り、またはコンサルタントに煽てられて。 そんなドラマや修羅場が限りなく繰り広げられたそうです。
とりわけ、コンサルタントは悪質だったようです。 恐らく、日本中の商店街に似通った企画書を持ち込んだと思います。 それに食い付いた商店街は、みな同様の有様でありましょう。
駐車場のこと。 助成金のこと。 色々な話を聞きますが、どうも、その時に決定した人たちは、第一線には残っていないようです。 自分たちの決定の結果が、子どもと孫の代に深刻な状況を残すと考えてみたでしょうか?
今の商店街の厳しさを思いながら、ふと、三十年近く前の川端商店街を思い出します。 当時、川端の寂れようは、今の地元商店街の比ではありませんでした。 本当に、営業している店舗の方が少ないのです。 それも、昼近くに開けて夕刻過ぎれば閉店です。 山笠でも担ぎ手が居なくて、学生アルバイトを雇う有様でした。
ところが! 今の川端商店街の賑わいといったら! キャナルシティとリバレインを結ぶ動線になって、生まれ変わりました。
人通りがすごいのです。 しかも、単なる通路ではありません。 売れています! 客層の一部には、キャナルシティで買う物は無いのです。 でも、そうした人たちにピッタリの商品が川端商店街には並んでいます。 古い店先には、歴史を感じさせる仕掛けも施されています。
さて。 川端商店街は特殊な例でしょうか? 待っていれば、いつかは自分たちの商店街にも、僥倖ともいうべき事態が起きるのでしょうか?
う~ん。 起きないでしょうね…。 でも、川端の人たちも、まさか起きるとは思ってもみなかったでしょう。
川端では。 閉まってはいたけれども商店街を残していたことが、とっても大きな財産となったと思います。
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