辺野古新基地建設事業は多くの問題を抱えながらも、昨年12月末、大浦湾海底に敷砂が散布され、本年1月には地盤改良工事のための砂杭打設が始まりました。今後、地盤改良工事(敷砂・砂杭)やA護岸・ケーソン護岸の中詰材等のために、386万㎥という大量の海砂使用が必要になります。沖縄の年間海砂採取量は、ここ数年、約80~140万㎥程度ですから、3年~5年分もの海砂が辺野古新基地建設事業のために使用されます。 . . . 本文を読む
2月25日、大浦湾にさらに1隻のサンドコンパクション工法(SCP)作業船が入ったという連絡が入った。送られてきた写真を見ると、狭い作業区域に計6隻ものSCP作業船が密集している。
(2月25日に送られてきた写真。6隻のSCP作業船が密集している(K.Nさん撮影))
日本では海面下65mまでのSCP工法の実績しかなく、70mまでの地盤改良ができる . . . 本文を読む
2月10日に収録された「沖縄うりずん通信」で、「知っているようで知らない、辺野古軟弱地盤問題」と題して1時間ほど話をさせていただいた。
「沖縄うりずん通信」は、三宅千晶弁護士を中心に、本山仁士郎さん、照屋剛士さん(沖縄タイムス)、鈴木耕さんらが話し合う番組。その映像がユーチューブで公開されたので、是非、ご覧ください。
・ユーチューブ映像「辺野古・軟弱地盤問題」(「沖縄うりずん通信」)
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いよいよ始まった大浦湾の地盤改良工事。辺野古新基地建設事業では、沖縄の年間海砂採取量の3~5年分もの海砂が使用される。これだけ多くの海砂を採取すれば、沖縄の沿岸海域は致命的に破壊されてしまう。
名護市東海岸安部区では区民総会を開き、全員一致で海砂採取の規制を求める陳情を県議会に提出した。「海砂」問題は、辺野古新基地建設事業の帰趨を握るといってもよい。
辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会は、 . . . 本文を読む
2月14日の土建部長交渉のもう一つのテーマは、海砂採取の規制問題だった。
沖縄平和市民連絡会と本部町島ぐるみ会議がこの交渉に向けて提出した質問・要請書では、海砂問題について下記のように指摘している。
「辺野古新基地建設事業は、昨年12月末、大浦湾海底に敷砂が散布され、本年1月には地盤改良工事のための砂杭打設が始まった。今後、同事業では、地盤改良工事(敷砂・砂杭)やA護岸・ケーソン護岸の中詰 . . . 本文を読む
辺野古新基地建設事業は、昨年12月末、大浦湾海底に敷砂が散布され、本年1月には地盤改良工事のための砂杭打設が始まった。今後、同事業では、地盤改良工事(敷砂・砂杭)やA護岸・ケーソン護岸の中詰材等のために、約400万㎥という大量の海砂が必要となる。沖縄の年間海砂採取量は、ここ数年、約80~140万㎥程度であるから、3年~5年分もの海砂が辺野古新基地建設事業のために使用される。 海砂採取は、海底の泥 . . . 本文を読む
昨日(2月7日・金)の午後、金武湾で待機していたサンドコンパクションパイル(SCP)工法作業船が大浦湾に入り、今、大浦湾には5隻のSCP船が集中している。
地盤改良の前に必要な海底への敷砂がまだほとんど進んでいないにもかかわらず、これだけ多くのSCP船を入れたのは何故なのか? 巨大なSCP船が集中している光景を見せつけて、もう工事はここまで進んでしまったと県民を諦めさせることがその目的だろう . . . 本文を読む
大浦湾ではとうとう地盤改良工事が始まり、連日、敷砂・砂杭のために大量の海砂が使用されている。先日のブログにも書いたように、県が出した許可書の指示内容が無視されたまま海砂が採取されているのだが、残念なことに県は毅然と対応できていない状態が続いている(詳しくは1月30日のブログ参照)。
そのような中、名護市東海岸・安部区の区長さんが1月30日、県議会に海砂採取の総量規制を求める陳情書を提出された . . . 本文を読む
1月29日から3日間、全国44都道府県の自治体議員ら325名が那覇に集まり、全国地方議員交流研修会が開かれた。3日目の31日(金)は、南部戦跡と辺野古現地視察。辺野古には、バス4台で160名の方々が来られた。
私は2号車に同乗。行き来の車中やメインゲート前での全体集会、そして瀬嵩の浜に移動して、現在の工事の現状や問題点等について説明した。
大浦湾には、今朝もサンドコンパクションパイル(S . . . 本文を読む
今日(1月30日・木)は、東恩納琢磨名護市議と、名護市東海岸安部区長の海砂採取の中止を求める沖縄県土木建築部への要請行動に同席しました。
安部区がこの日、県議会に提出した陳情書の要請事項は次の2点です。
1.安部区海岸一帯の海砂利採取は多大な環境破壊をもたらすため、海砂利採取の中止を求めます。
2.豊かな沖縄の自然を後世に伝えていくために、県として海砂利採取の全面禁止を行うこと。
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大浦湾地盤改良の準備で、海砂採取運搬船「太海丸」が今日も許可書の指示内容に違反する操業! --- 安部区での住民説明会が行われておらず、名護市東海岸での辺野古用海砂採取は許されない。沖縄県も業者を指導
今日(1月22日・水)は、朝から辺野古に行き、瀬嵩の丘で大浦湾の工事の状況を見渡した。
サンドコンパクションパイル(SCP)工法の作業船が2隻となり、海上ヤード工の捨石投下、トレミー船での敷砂散布、地質調査船、埋立土砂運搬船等の作業船がぎっしりとひしめいていた。しかし、先週から止まっているA護岸工の打ち込み現場は今日も作業船が離れ何の動きもない。よほど深刻な問題が発生したものと思われる。
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1月19日(日)、大浦湾に地盤改良工事のためのサンドコンパクションパイル工法作業船(SCP船)が大浦湾に入った。昨日(20日・月)にはもう1隻のSCP船も来た。金武湾には、さらに3隻のSCP船が待機しているというから、合計5隻にもなる。
確かに計画では、C1護岸部では同時に3隻、C3・係船機能付護岸部では2隻のSCP船を並べて地盤改良工事を行うことになっている。それでも地盤改良工 . . . 本文を読む
昨年11月、県東海岸の中城湾港から大浦湾に、宮城島の鉱山の土砂の海上搬送が始まった。中城湾港は県管理の港湾だが、今回は、港湾整備のために国が一時的に管理している用地・岸壁に、沖縄総合事務局が辺野古受注業者への国有財産使用許可を出したのである。港湾法では「港湾は地方自治体の管理」とされており、国は港湾管理者とはなれないから、このような手法は「脱法行為」と言わざるを得ない(詳細は昨年11月25日のブ . . . 本文を読む
昨年6月28日、安和桟橋出口部での、辺野古への土砂を搬送するダンプトラックによる死傷事故から半年以上が経過した。警備員さんが亡くなられたことは痛恨の極みだが、一時は重篤状態だった被害女性が昨秋、やっと退院され、リハビリ生活に入ったというので、とりあえずはほっとしているところだ。
事故後、県は「事故原因が究明され、安全対策がとられるまでの間は土砂搬送を中止すること」と指示し、しばらく工事は止ま . . . 本文を読む
昨日(1月9日・木)は、辺野古・大浦湾から本部塩川港・安和桟橋をまわった。代執行の後、ちょうど着工から1年になる大浦湾の工事の状況についてまとめてみよう。
今夜のNHK沖縄ニュースは、「代執行着工1年」として工事の状況を報じたが、そこでは何度も、「計画から遅れ」、「遅れが目立つ」と繰り返されていた。工事は決して順調には進んでいないのだ(なお、このNHK沖縄ニュースは、工事の遅れとともに、昨年 . . . 本文を読む