防衛局は11月20日、沖縄中部、海中道路の先端に近い宮城島から辺野古への土砂搬出を始めた。鉱山の前では連日、うるま市の方々を中心に抗議行動が続いている。
11月24日のブログでは、土砂を積みだしている中城湾港使用の法的な問題を指摘したが、ここでは鉱山周辺の道路の問題について検証したい。
防衛局の設計変更申請書に添付された土砂に関する図書では、うるま市の2ヵ所の鉱山から最大30万㎥の土砂調 . . . 本文を読む
11月20日(水)から、辺野古・大浦湾の埋立のためにうるま市・宮城島からの土砂調達が始まった。21日には、大勢の市民らが宮城島の鉱山(採石場)前に座込んで抗議を続けた。
宮城島を出たダンプトラックは、中城湾港でガット船に土砂を積込んでいる。中城湾港は沖縄県管理の港湾なので、岸壁や荷さばき地を使用するためには県港湾管理条例に基づき、知事の許可が必要となる。私も20日、辺野古から中城湾港に向かい . . . 本文を読む
沖縄防衛局は設計変更申請で、主に沖縄南部地区からの土砂調達を中心に考えていたが、戦没者遺骨の問題で反対の声が高まり、奄美大島からの土砂調達に向けた具体的な作業に入った(しかし、防衛局は今も南部地区からの土砂調達を諦めたわけではない。今後も南部地区からの土砂調達計画への反対運動を強めなければならない)。
すでに、衛局は、鹿児島県や奄美の4市町村に説明に訪れ、10月には奄美のいくつかの採石場や土 . . . 本文を読む
防衛局が、辺野古・大浦湾の埋立のために奄美大島から土砂を調達するために動き始めている。私も9月10日~12日、辺野古土砂全協の共同代表さんらと奄美大島を訪問し、採石場の視察や市民集会、そして4市町村長さんらへの要請行動を行った。その詳細については、次のブログを参照されたい。 ・ブログ 9月13日 奄美大島現地調査 沖縄防衛局は、8月19日~20日、鹿児島県と奄美大島の4市町村を訪問し、奄美大島か . . . 本文を読む
昨日(6月23日)は早朝から平和祈念公園へ。具志堅隆松さんやガマフヤー支援者の会のメンバーらが、20日から県庁前広場にテントを張り、「南部地区の遺骨混りの土砂を辺野古埋立に使うな」等を訴えてハンストを続けてきた。全戦没者追悼式を迎え、22日夕刻には平和祈念公園にテントを移した。 炎天下の中、ハンストは4日目に入ったが、具志堅さんたちは元気だ。朝から、大勢の人たちがテントを訪れてくれる。テント設置 . . . 本文を読む
具志堅隆松さんら3名が、昨日(6月20日)から、沖縄県庁前広場にテントを設置し、ハンストに入った。政府が打ち出している辺野古新基地建設事業で遺骨混りの沖縄南部地区の土砂を埋立に使用する計画の撤回を求めた行動だ。 具志堅さんらは、6月18日、計画撤回を求めて東京で防衛省交渉を行ったが、防衛省は「まだ土砂の調達地は決まっていない。ご遺骨の問題は真摯に受け止める必要があると認識しており、適切に事業を進 . . . 本文を読む
6月23日の慰霊の日、平和祈念公園での沖縄全戦没者追悼式の際に、具志堅隆松さんらが、戦没者の尊厳を守る活動を行うためにテント設置を申し入れたが、沖縄県はいくつもの条件を遵守しなければ許可しないとしてきたことは6月7日のブログでも説明した。 県が6月7日に提示した許可条件には、次のような項目があった。1.テントでは、戦没者遺骨のDNA鑑定申請呼びかけ以外の活動はしない。2.掲示物、配布物は事前に県 . . . 本文を読む
具志堅隆松さんやガマフヤー支援者の会は、ここ数年、6月23日(慰霊の日)に平和祈念公園にテントを設置し、遺骨が混じる南部地区の土砂を辺野古埋立に使用しないことや、遺族の方にDNA鑑定申請するよう訴えてきた。デニー知事も式典の後、テントを訪れ、具志堅さんらを激励してくれていた(2021年6月23日のブログ参照)。しかし昨年は特に警備が強化され、テント設置が認められなくなってしまった。 今年も5月 . . . 本文を読む
昨日(5月13日・月)は、具志堅隆松さんが、岸田首相宛に、「6月23日の『慰霊の日』の沖縄戦全戦没者追悼式に出席するのなら、沖縄南部地区からの辺野古・埋立土砂調達計画を撤回するよう求める意見書」(末尾に添付)を提出するという記者会見に同席した。
「南部地区の土砂には、戦没者の血が染みこみ、今も遺骨が残っている。そのような土砂を米軍基地建設のために海に捨てるのは、戦没者に対する冒瀆である。『慰 . . . 本文を読む
先日のブログで、政府が奄美大島から辺野古埋立用の土砂を調達する方針を出したという報道について説明した。
設計変更申請の審査の過程で防衛局は県に対して、「現時点で、県外からの調達は考えていません」と文書回答しているので、県外からの土砂調達に転じるというのはにわかには信じがたい。しかも県外から埋立土砂を調達する場合、沖縄県の特定外来生物の侵入を阻止するための条例(以下、「土砂条例」)が適用される . . . 本文を読む
沖縄南部地区の遺骨混りの土砂を辺野古埋立に使用することは人道上、許されないという声が高まっているが、国が設計変更申請を代執行で承認したことにより、強行される可能性が出てきた。
南部地区の土砂は、東ルートは中城湾港、西ルートは那覇周辺の港までダンプトラックで陸上搬送され、そこから、大浦湾まで海上搬送される。防衛省交渉等で「『那覇周辺の港』とは具体的に何処か?」と質問を繰りかえしたが、防衛省は、 . . . 本文を読む
昨日(3月3日・日)、糸満市・魂魄の塔横で始まった熊野鉱山の開発現場を見にいった。
米須から国道を右折して少し行くと、正面の山が大きく削られ、山肌が剥き出しになった光景に驚く。
一帯は魂魄の塔をはじめ、先の大戦の戦没者を弔う各地の慰霊碑が祀られた米須霊域である。そのすぐ横で、こんな荒っぽい方法で鉱山の開発が始まってしまった。これから本格的な採掘が始まれば、土砂・石材を満載したダンプトラッ . . . 本文を読む
辺野古・設計変更申請が昨年12月28日、国土交通大臣によって知事に代わって承認されてしまったので、大浦湾での工事が始まり、今後、沖縄南部地区からの辺野古への土砂調達も可能となってしまった。
防衛省は、「沖縄戦の戦没者の遺骨が混じった土砂を米軍基地の埋立に使うことは人道上、許されない」という批判に対して、「土砂の調達先は決まっておりませんが、このような歴史のある沖縄において、御遺骨の問題は真摯 . . . 本文を読む
2月6日、遺骨収集ボランティア・ガマフヤーの防衛省交渉では、遺骨混りの沖縄南部地区の土砂調達問題だけではなく、現在、大浦湾で始まっている海上ヤード工事等の問題点についても追及した。
昨日のブログでは、南部の土砂問題についての質問・回答についてまとめたが、ここでは石材の洗浄等、工事の問題点についての交渉経過を報告する。
なお、2月6日の防衛省交渉でも問題とした、実施設計や環境保全対策の事前 . . . 本文を読む
2月6日(火)、衆議院議員会館で遺骨収集ボランティアガマフヤー・具志堅隆松さん主催の防衛省交渉が行われた。大雪が予報されていたため、当初の予定を急遽変更し、5日の早朝のフライトで羽田に向かった。
午後から雪が深々と降り始め、辺り一面が白くなっていった。こんな光景の中を歩いたのは何年ぶりだろう。
5日の夕刻、事前に出していた詳細な質問書に対する文書回答が届いたのでその検討作業に . . . 本文を読む