昨日、防衛局から開示された文書で判明した事実を報告したい。
防衛局は昨年11月から3月にかけて8件の埋立本体工事契約を本土の大手ゼネコン等と締結した。実施設計も完了しておらず、すぐに着工できる目処も全くたっていないにもかかかわらず契約を締結することなど、通常、あり得ない。「本体工事の契約を締結した、もう反対しても手遅れだ」と県民が諦めることを狙っているのだ。
私は、沖縄防衛局に対して、こ . . . 本文を読む
7月29日(水)、朝から嘉手納の沖縄防衛局に行き、辺野古新基地建設事業に関するいくつかの文書の開示を受けた。(興味深い文書が開示されたが、今日は触れなければならないことが多いので、その内容については明日、報告する。)
開示を終え防衛局を出ようとすると、報道陣が大勢集まってきている。何事かと聞くと、翁長知事が記者会見で、24日に防衛局が提出した実施設計の「事前協議書」の取下げを要請し、県の担当 . . . 本文を読む
7月28日(火)、今日は海外の平和研究者らのグループが辺野古・大浦湾を視察するというので、「勝丸」「不屈」「美ら海」「平和丸3号」を出した。私はSさんと「勝丸」でカヌー隊のサポートを担当。
今日、来られたのは、アメリカ、イギリス、インド、韓国、ネパールなどの研究者たち12名とコーディネーター兼通訳の乗松聡子さんら。30日から京都で開催される「宇宙と平和国際セミナー」の参加者だとい . . . 本文を読む
防衛局は、7月24日(金)の夕刻、辺野古新基地建設事業に関する実施設計の事前協議書を沖縄県に提出した。一昨年12月の埋立承認の際に県が付した留意事項「工事の実施設計につき事前に県と協議を行うこと」に基づいたものだ。まだ、ボーリング調査は終わっていないが、調査を終えた部分から先行して協議に入ろうというのだ。防衛局は「8月14日を期限に県からの質問を受け付ける」というような横柄さで、協議 . . . 本文を読む
7月24日(金)、基地の県内移設に反対する県民会議が辺野古新基地建設事業について沖縄県への要請行動を行った。県民会議からは、各団体の代表者ら5名、他に8名の県会議員さんらが同席された。県からは、池田基地防災統括監をはじめ、土木建築部海岸防災課長、農林水産部水産課長、教育委員会文化財課長らが出席した。
7月16日に第3者委員会が報告書を知事に提出したが、我々が事前に県に提出していた要請書にはそ . . . 本文を読む
7月22日(水)、大浦湾のうねりも少し収まってきたので、久しぶりの海上行動が行われた。カヌーは13隻、抗議船は、「勝丸」「平和丸1号」「平和丸3号」が出た。私は、Nさんと「勝丸」でカヌー隊のサポートにあたった。
台風12号が近づいているためか、防衛局はフロートやオイルフェンスの手直し以外の作業は行っていないようだ。それでも、沖合には海保の巡視船が姿を見せ、10艇ほどのゴムボートが . . . 本文を読む
北部訓練場のヘリパッド工事に反対して住民らが座り込んでいる県道70号線の路肩部分を日米地位協定の共同使用地から米軍への専用区域に戻し、住民らを強制排除しようという動きが始まっている。私は、こうした動きを阻止するための運動の一環として、県に対して県道70号線が日米共同使用地になった時の協定書の公文書開示請求を行った。県は開示決定をしたのだが、国が「米国の信頼を損なう」として開示決定の取 . . . 本文を読む
北部訓練場のN1地区のヘリパッド工事に反対して数年前から住民らが県道70号線の路側部にテントを建てて座り込んでいる。この県道70号線は、北部訓練場の一部だが、日米地位協定第2条4項(a)にもとづく日米の共同使用地となっている。今回、政府は住民の座り込みを排除するために、県道70号線の路側部を日米共同使用地から米軍専用区域に戻す準備を進めている。米軍の専用区域とし、刑特法違反ということで住民らを強 . . . 本文を読む
7月16日、第3者委員会が仲井真前知事の埋立承認には瑕疵があったという報告書を翁長知事に提出した。これを受けて翁長知事は8月下旬にも埋立承認の取消を決断するものと思われる。しかし菅官房長官は、再三に渡って「知事が承認を取り消しても工事は進めていく」と開き直っている(たとえば、本年5月26日、6月16日の記者会見)。
政府は、知事の埋立承認の取消に対して、再度、行政不服審査請求等で . . . 本文を読む
7月18日(土)午前7時半、早朝の海上行動のミーティングに出席。高潮注意報、強風波浪注意報、雷注意報が出ているが、防衛局の作業の様子を確認する必要もあったので、「美ら海」と「勝丸」を出す準備をして汀間漁港に向った。
しかし、大浦湾にはやはり大きなうねりが打ち寄せ、とても船を出せるような状況ではない。海上行動を諦め、ゲート前の座り込み1年の「辺野古アクション」に参加した。
ちょうど1年 . . . 本文を読む
7月16日、辺野古の埋立て承認の経過を検証してきた第3者委員会が、翁長知事に埋立承認の経過には法的に4つの瑕疵があるという報告書を提出した。埋立の必要性、公有水面埋立法の4条1項1号、2号、3号の承認にいたる要件、これらの全てに法律的な瑕疵があったというものだ。この報告を受けて、いよいよ翁長知事が埋立て承認の取消に踏み切るという期待が高まっている。
ただ、気になったのは、昨日の記者会見で . . . 本文を読む
7月15日(水)、沖縄県情報公開審査会から配達証明の文書が届いた。私は昨年12月9日、県職員らがシュワブ基地内の旧米軍兵舎解体工事のアスベスト処理状況等について立入調査を行った際(12月8日)に撮影した写真の開示請求を行ったが、県が「不開示」としたため審査会に異議申立てを行っていた。それに対して審査会は、「個人情報に関する部分を除き、開示すべきである」という答申を出したのである。
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15日(木)、今日も早朝から辺野古へ。台風11号の影響か、海は荒れており、今日も海上行動は中止となった。防衛局の作業の動きもない。今朝の新聞は、明日にでも第3者委員会の検証結果の答申が出されると報じた。知事は、答申を受け、8月末にでも埋立て承認を取消す。いよいよ県と国との熾烈な争いが始まる。
海上行動のミーティングの後ゲート前に行き、抗議行動に参加した。今日は水曜日ということで、議員さんらが . . . 本文を読む
7月14日の辺野古の続報。
午前6時半頃、シュワブのゲート前に着いた。すぐに工事用車両の進入を阻止するための座り込みに合流する。まもなく、機動隊による強制排除が始まった。両手足を無理やり抱え上げ、機動隊の装甲車と鉄柵で囲んだところに放り込まれてしまった。「出せ!」と叫んでも、鉄柵の後ろに機動隊員らが並び、誰も外に出られない。こんな不当な拘束は許されない。
こうしてゲート前から抗議の人々を . . . 本文を読む
7月14日(火)午前5時過ぎに那覇を発ち、辺野古へ。まず、ゲート前の資材トラック等の搬入阻止のための座込みに参加した(その様子は追って報告する)。
午前7時半から海上行動のミーティング。今日はカヌー隊は羽地内海に台風を避けて停泊中の海上ボーリング調査のスパッド台船への抗議行動を行うという。大浦湾のうねりはまだまだ大きく、作業船もいっさい出ていない。Mさんたちは抗議船「美ら海」を出 . . . 本文を読む