『世界』6月号(5月8日発刊予定)に、「代執行でも破綻する辺野古新基地建設」と題して10頁ほど書かせていただきました。
防衛局は、国が代執行で設計変更申請を承認したため、1月10日から大浦湾に石材を投入する海上ヤード工事を始めました。しかしこの工事には、①埋立承認の際の留意事項である県との事前協議をしていないこと、②石材の洗浄をしていないこと等の多くの問題があります。また、これから始まる困難 . . . 本文を読む
4月26日(金)、本部町島ぐるみ会議が、本部塩川港の問題について、管理者である沖縄県北部土木事務所交渉を行った。
21年4月から昨年夏まで、毎月1回、北部土木交渉を続け、多くのことを確認してきた。しかし今回、北部土木は、所長、事務総括、技術総括、管理班長の全員が4月の人事異動で入れ替わったためか、そうした話し合いの経過を踏まえない回答が目立った(質問書は25日のブログ参照)。
しかも以前 . . . 本文を読む
本部塩川港は県管理の港湾だが、辺野古への土砂・石材の海上搬送が行われている。本部町島ぐるみ会議を中心に、ダンプトラックの前での牛歩等の抗議行動を続けているが、県・北部土木事務所は2021年4月から土砂を積込むためのベルトコンベア設置許可まで出してしまった。辺野古新基地建設反対が県政の柱であるにもかかわらず、辺野古新基地建設を推進するための許可を出すなどあり得ないことだ。
ベルトコンベア設置許 . . . 本文を読む
先日のブログで、政府が奄美大島から辺野古埋立用の土砂を調達する方針を出したという報道について説明した。
設計変更申請の審査の過程で防衛局は県に対して、「現時点で、県外からの調達は考えていません」と文書回答しているので、県外からの土砂調達に転じるというのはにわかには信じがたい。しかも県外から埋立土砂を調達する場合、沖縄県の特定外来生物の侵入を阻止するための条例(以下、「土砂条例」)が適用される . . . 本文を読む
今日の沖縄タイムス、琉球新報両紙は、1面トップで「辺野古に奄美大島の土砂」と大きく報じた。沖縄南部地区の遺骨混りの土砂使用に対して批判が強まっている中で、「批判を避ける狙いがあるとみられる」という。
設計変更申請の審査の際、防衛局は県に対して、「現時点で、県外からの土砂調達は考えていない」と文書回答していたので(2021.1.22)、これは信じられないことだ。南部地区の遺骨混りの . . . 本文を読む
沖縄南部地区の遺骨混りの土砂を辺野古埋立に使用することは人道上、許されないという声が高まっているが、国が設計変更申請を代執行で承認したことにより、強行される可能性が出てきた。
南部地区の土砂は、東ルートは中城湾港、西ルートは那覇周辺の港までダンプトラックで陸上搬送され、そこから、大浦湾まで海上搬送される。防衛省交渉等で「『那覇周辺の港』とは具体的に何処か?」と質問を繰りかえしたが、防衛省は、 . . . 本文を読む
今日(4月14日・日)は朝から辺野古へ。オール沖縄会議が開催した大浦湾の瀬嵩の浜での「民意・自治・尊厳を守り抜く4.14県民大集会」に参加した。
当初は6日に予定されていたのだが、雨のために順延となったものだ。今日も、時折、雨が降り、しかもシーミー(清明祭)の日という悪条件が重なったが、1800名もの人たちが結集した。
知事、国会議員、与党県議らの挨拶だけではなく、徳田博人琉球大学教授が . . . 本文を読む
国は代執行で辺野古・設計変更申請を知事に代わって承認し、本年1月10日から大浦湾に石材を投入する海上作業ヤード工に着手した。防衛局は昨年12月4日、大浦湾の4件の護岸工事(地盤改良工事を含む)の契約も終えているので、まもなく地盤改良工事が始まると思われる。しかし、このまま着工することは許されない。
護岸工事のうち3件は、ケーソン護岸工事だが、ここでは、A護岸工について説明する。
A護岸工 . . . 本文を読む
辺野古の護岸工事等の石材は、今まで、本部・名護の鉱山から運ばれていたが、4月1日から国頭地区の奥間鉱山からも陸上搬送されるようになった。報道では、防衛局は「埋立土砂についてはこれまで北部地域の鉱山から調達してきたが、本日から国頭地区の鉱山からも調達する」(2024.4.2 琉球新報)とコメントしたようだが、始まったのは埋立土砂ではなく石材の搬送である。
(国頭から搬送されて . . . 本文を読む
昨日(4月3日・水)、突然の津波警報には慌てた。
すぐに辺野古の浜のテントに電話をし、状況を確認した。浜のテントや海上行動、そして本部塩川港や安和桟橋で抗議行動をしていた仲間たちもすぐに浜から避難したという。それでも沖縄各地では、避難する人たちで大混乱となったようだ。特に1月の能登沖地震以降、全国で大きな地震が連発していることもあり、皆、不安をかき立てられたのだろう。
大事に至らなかっ . . . 本文を読む