今日(7月30日・金)も名護へ。北部保健所、本部塩川港、本部町役場等をまわった。
午前中は北部保健所へ。本部塩川港のベルトコンベアから沸き上がる粉じんの実態は、大気汚染防止法の届出内容が無視されていることを示している。26日に県庁の環境保全課に行き、写真等を提供したが、その写真はすぐに所管の北部保健所にもまわされていた。担当者は、「粉じんがずいぶん舞い上がっていますね」と驚いたようで、「現地 . . . 本文を読む
今日(7月29日・木)は午後、那覇地裁へ。辺野古埋立承認処分の撤回を取消した国交相の裁決の取消を求めた住民の訴訟の口頭弁論を傍聴した。
4月に裁判長が変り、辺野古周辺の住民らの原告適格を認めた前の裁判長の決定が覆され、裁判も結審するのではないかと心配したが、なんとか11月18日に次回の口頭弁論が設定された。しかし原告側は、実質審理のために国が撤回を取消した際の資料の提出を求めていたのだが、裁 . . . 本文を読む
本部塩川港では、台風のためにベルトコンベア等が全て撤去されていたが、昨日から再設置作業が始まった。まもなく辺野古への土砂海上搬送が始まるものと思われる。
来月分のベルトコンベア設置許可を許さないために、7月29日午後、北部土木事務所交渉を行う。多くの問題が積み残しになっているだけではなく、また、新たな問題も発生している。
特に看過できないのが、従来の荷捌地使用許可を港湾施設用地使用許可に . . . 本文を読む
「魂魄の塔」横の熊野鉱山の開発について、業者が土砂搬出のための進入道路とするため、4筆の農地の一時転用申請の手続きを行ったことは23日のブログでも説明した。
今日(26日・月)、この問題等を審査する糸満市農業委員会の総会が開かれるというので、午前中、具志堅隆松さんと宗教者グループが連名で沖縄県に質問状を提出した(全文は末尾に添付)。
その後、糸満市農業委員会に行き、事務局長に県への質問書 . . . 本文を読む
糸満市・米須霊域の「魂魄の塔」横の熊野鉱山予定地では、隣接した土地の森林伐採届が出され、7月初めには重機による整地作業が始まった。しかし、知事が自然公園法に基いて出した措置命令の、「遺骨の確認」や「県との協議」等は未だ行われていない。
さらに、先日のブログでも書いたが、鉱山からの土砂搬出路とするための農地の一時転用申請が、7月上旬、糸満市農業委員会に提出された。
下の図で、鉱山から北の農 . . . 本文を読む
台風6号が沖縄に向かっている。
本部塩川港でも、あの巨大なベルトコンベアや大型土嚢などが全て撤去された(下に、本部町島ぐるみ会議のOさんから送っていただいた写真を掲載する)。こんな光景に戻ったのは何時以来だろうか?
台風が通り過ぎても、ベルトコンベアが再設置されるまでしばらく時間を要するだろう。
このベルトコンベアは故障がちで、今回の台風来襲もあり、ろくに動いていない。それでも、荷捌 . . . 本文を読む
7月17日から関西に来ている。昨日(17日・土)は京都、そして今日(18日・日)は高槻市で、「辺野古新基地建設事業の現状と課題」と題して講演した。最近はコロナ禍のためにズームでの講演が多かったのだが、やはり会場に集まっていただいた人たちの前で話をするのは嬉しい。
今日の高槻での講演は、この間、遺骨混りの土砂問題で活発な運動をされている西尾さんと一緒だった。コロナ禍のために会場は定員の半分に人 . . . 本文を読む
今日(7月16日・金)、具志堅隆松さんと宗教者グループの熊野鉱山問題についての県交渉に同席した(7月5日に提出した質問書全文)。県は、自然保護課長、保護援護課長、遺骨収集情報センターが対応した。
今回、7月2日から始まった重機による土地の形質変更が問題となっているが、冒頭、自然保護課長は、「すぐに現場も確認したが、作業は掘削ではなく、重機による草刈が行われた。遺骨収集に影響があるかどうかは分 . . . 本文を読む
「魂魄の塔」横の熊野鉱山の開発問題が急展開し始めた。7月2日から現地で整地作業が始まったことは先日のブログでも報告したが、土砂搬出道路の農地の一時転用の手続きも始まった。
今まで、熊野鉱山では土砂の搬出ルートがないことが指摘されていたが、下の図のように開発予定地から北にダンプ道路を造成する計画が明らかになった。しかし、これらの土地の地目はいずれも「畑」であるため、ダンプ道路とする . . . 本文を読む
防衛局がやっと本年6月の辺野古の工事の契約状況を公表した。「シュワブ(R3)美謝川整備工事」、「シュワブ(R3)中仕切護岸新設工事」、「シュワブ(R3)埋立追加工事(1工区~3工区)」、そして「シュワブ(R3)擁壁工事(1工区、2工区)」の契約が締結されている。まもまく工事が始まるものと思われる。
そもそも設計変更申請に対する知事の承認が見通せないまま、防衛局が「変更申請に関係がない部分の工 . . . 本文を読む
17日(土)、18日(日)、久しぶりに関西に行き、「辺野古新基地建設事業の現状と課題」について講演をします。
*7月17日(土)午後6時半~9時 京都市 解放センター
*7月18日(日)午後2時~4時 高槻市 高槻現代劇場文化ホール2F展示室
この間、ズームでの講演会が多かったのですが、京都ではまん延防止措置も解除され、私も2日に2回目のワクチン接種を終えたこともあって出かける . . . 本文を読む
まもなく始まる美謝川切替え工事の契約書、設計図書等が入手できた。
「シュワブ(R3)美謝川整備工事」
・契約日 2021年6月28日
・受注者 東亜建設工業㈱、大寛組(那覇市)、富島建設(金武町)
・請負代金額 16億7530万円
・工期 2021年6月29日~2023年3月31日
不可解なことに、今回の契約は美謝川切替えの全ての(全長:約70 . . . 本文を読む
今日(7月8日・木)は、辺野古、本部塩川港をまわってから名護へ。午後6時から、美謝川切替問題についての名護市の対応を追及するための事務監査請求の学習会(ヘリ基地反対協主催)で話をさせてもらった。
美謝川切替問題をめぐる渡具知名護市政の対応の問題点についてはこのブログでも何度も触れてきた。今日の学習会では、そうした問題点をひとおとり説明した後、地方自治法に定められた住民の直接請求制度としての事 . . . 本文を読む
「魂魄の塔」横の熊野鉱山で7月2日、2基の重機により土地の形質変更が始まった。業者の計画では、鉱山の開発予定地から北の農道に土砂搬出のための道路を造成し、シーガーアブ周辺にフェンスを設置するというものである。措置命令では事業開始前に県との協議を行うよう指示しているが、協議のないまま形質変更を行ったことは措置命令に違反する。
さらに、貴重な戦跡であるシーガーアブ(注)が壊されるおそれがある。シ . . . 本文を読む
辺野古の美謝川は、大浦湾の埋立区域の中央部に流れ込んでいるため、埋立工事に着手するためには事前に切り替える必要がある。美謝川切替え工事は、辺野古新基地建設事業の帰趨を握っている。しかし美謝川は法定外公共物として名護市が所管している。名護市長の同意がない限り、切り替えることはできない。
ところが本年5月、渡具知名護市長は防衛局に対して、美謝川の切替え工事に際して名護市法定外公共物管理条例に基づ . . . 本文を読む