(昨年3月17日、第32軍司令部壕説明板問題で証言された渡久山朝章さん)
先日、たまった新聞の切り抜きをしていて、渡久山朝章さん(享年85歳)が急逝されたという記事を見つけ、驚いた。
昨春、沖縄県が首里城地下の陸軍第32軍司令部壕の説明板を作るにあたって、検討委員会の文案から、「慰安婦」と「住民虐殺」、さらに英語版では「捨石」を削除したことが大きな問題となった。私もこの問題を放置でき . . . 本文を読む
(「慰安婦」「住民虐殺」の記述を削除して設置された第32軍司令部壕説明板)
第32軍司令部壕の問題が久しぶりに県議会で論議となった。しかし、県幹部の答弁は、あるいは壕を埋めてしまうのではないかと危惧されるような内容のものだった。まずは、下記の新聞記事を見てほしい。
・「32軍壕埋設『物理的に判断』 県、歴史的事実踏まえず」(沖縄タイムス 2012.7.7)
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20日(金)のフライトでカルバヨグからマニラへ戻った。カルバヨグの空港には、オポック、リスリス、イメルダたちと、ビリアスさんが見送りに来てくれた。ベイビーは、やはり息子のジョリーの具合が悪く、来れなかった。
マニラで友人に会い、21日(土)の早朝の便で帰国。関空では、ネパールで医療活動を続けている山岳部時代の後輩・Iさんたちが待ってくれていた。Iさんの息子が、5月から3ケ月ほどフィリピンに行 . . . 本文を読む
(23日の午後、設置が強行された説明板(沖縄タイムス 12.3.24より))
今日(24日)は、旧暦の3月3日の「浜下り(はまうり)」の日だ。御馳走をもって浜に行き、海水に手足を浸して身を清め、健康を願う行事だ。沖縄にいたら、きっとどこかの浜へ潮干狩りにでも行ったのに---。
朝、つれあいから電話が入った。沖縄タイムスによると、昨日、32軍司令部壕が設置されてしまったという。早く京 . . . 本文を読む
(八原博通『沖縄決戦 高級参謀の手記』に明記されている「第6坑道」(右下))
今日は、少し細かい話と思われる方もいるかもしれないが、重要な話なので取り上げておきたい。
県による第32軍司令部壕の説明板の改ざんは、「慰安婦」「住民虐殺」「捨石」だけではない。まだ、問題が明るみに出ていないが、私には、「第6坑道」の問題がどうしても気になってしかたがないのだ。
県が、 . . . 本文を読む
(2012.3.17 琉球新報)
琉球新報は、今日(17日)も、32軍司令部壕の「捨石」削除問題について充実した報道を続けている。社会面2面を使って、石原昌家さんら識者の談話を掲載し、社説でも「本質から目を覆う暴挙だ」と強く批判した。N記者も頑張ってくれている。
・「「捨石」削除 本質から目を覆う暴挙だ」(琉球新報 2012.3.17 社説) . . . 本文を読む
(3月16日(金)の琉球新報の1面に掲載された。)
県が、首里城地下の第32軍壕司令部壕の説明板から、「慰安婦」「住民虐殺」を削除しようとしている問題については、このブログでも何回か触れてきた。
・県の歴史改ざんに抗議(2月25日)
・通用しない県の詭弁(3月12日)
・えっ! 県は32軍壕を埋めてし . . . 本文を読む
今朝(3月13日)の沖縄タイムスを見て驚いた。県が、2012年度に32軍司令部壕の強度などを調査をしたうえで、埋めることもあり得るとの考えを示したというのだ。
説明板から「慰安婦」や「住民虐殺」等の史実を削除しただけではない。司令部壕そのものを埋めてしまい、すべてを葬り去ろうとしているのだ。事態はますます深刻になってきている。
17日に、この問題を考える学習会があるので、その前に、も . . . 本文を読む
(古本屋や図書館で入手した第32軍司令部壕に関する文献・資料のいくつか)
沖縄県が、首里城地下にあった第32軍司令部壕に関する説明板から、「住民虐殺」と「慰安婦」に関する説明を削除したことは、2月25日のブログでも紹介した。
県の歴史改ざんに抗議 32軍司令部壕問題
この問題については、県議会でも大きな問題となったが、仲井真知事のかたくなな姿 . . . 本文を読む