今日は、今回の沖縄滞在の最終日。朝から連れ合いと高江に行った。
久しぶりに太陽が出て、高江のイタジイの森の新緑がひときわ鮮やかだった。まさに、「ブロッコリーの森」だ。
高江着は、午前10時過ぎ。すぐにN!ゲートに向かう。
しばらく待機していると、まもなく、10トンダンプ1台、2トンダンプ3台、ユニック1台、作業員の車10台がやってきた。50人ほどの支援者が、道路際に並び、工事車両が横付けされるのを防ぐ。
今日は、初めて県警の機動隊がバスでやってきた。「排除目的ではない。」というが、いずれ住民の排除や弾圧にまわる恐れも強い。
(フェンスの内側に入れられた土嚢に上に座り込み、進入路への搬出を阻止する。左は、沖縄防衛局の作業員ら。)
私は、明日、京都に戻らないといけないので、今日は、外で大人しくしているつもりだったが、作業員らが迫ってきたので、あわてて中に入り込み、土嚢の上に座り込む。
しばらくすると、作業員らが土嚢を持ち出そうといっせいに襲い掛かってきた。皆で懸命に阻止。腕づくでやってくる作業員のため、支援者一人が鼻血を出してしまった。
(ヘルメット姿が沖縄防衛局の作業員ら)
午後、地元テレビ局のカメラマンや多くのマスコミ、そして衆議院議員の瑞慶覧長敏さんらが来たこともあって、結局、この日は、午後4時半に防衛施設局は撤収した。2トンダンプ1台の土嚢は降ろされてしまったが、その他の作業はすべて阻止することができた。
そして、午後5時過ぎから、N4ゲート付近で、西表島から差し入れられたイノシシをみんなでご馳走になる。ほっこりとしたひと時、温まって本当においしかった。
(イノシシ肉のチャンプルー)
今回は、わずか5日間の沖縄滞在だったが、工事のない週末の2日を除いて、3日間、高江に通った。工事ができなくなる3月まで、あと1週間。これからますます大変な攻防が続くのに、明日、京都に帰らなければならないのが残念でならない。