今年は、辺野古新基地建設事業にとって大変な年になるだろう。防衛局は、特に昨年後半から、なりふり構わずに強引な工事を次々と進めている。このままでは、大浦湾は壊滅的に破壊されてしまう。県民の頑張り、そして何よりも沖縄県の毅然とした対応が求められている。
防衛局は、昨年末(12月18日)、駆け込むように大浦湾に砂を投入し、「地盤改良工事に着手」と大きく発表した。確かに地盤改良工事で砂杭を打ち込むた . . . 本文を読む
今日(12月27日・金)、沖縄県北部土木事務所は、本部塩川港から辺野古埋立土砂を海上搬送するための来年1月分のベルトコンベア使用許可を出してしまった。
本部町島ぐるみ会議は12月20日、県土建部統括監らに対して申入れを行い(12月22日のブログ参照)、年内の再交渉を申し入れていたのだが、県は話し合いの場を持つこともなく許可してしまったのだ。
本部塩川港でのベルトコンベア使 . . . 本文を読む
大浦湾の地盤改良工事のためのサンドコンパクション(SCP)作業船は、既に12月初めから金武湾や中城湾港に待機しており(本ブログ12月5日、12月7日参照)、年内にも大浦湾に入ってくるといわれている。今日(25日)、作業船を大浦湾に回送し、明日から作業に着手するという情報があったので、県の担当課にも確認したが、「現時点で防衛局からの連絡はない」とのことだった。
そもそも、大浦湾では地盤改良工事 . . . 本文を読む
今日(12月22日・日)は、「米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める県民大会」に参加するためにバスの予約もしていたのだが、生憎、風邪気味のために予定変更。ユーチューブでの視聴にとどめた。
大会は沖縄市の会場だけで2500名の参加だったという。共同代表の顔ぶれや登壇者も、今までにない若い、新鮮な顔ぶれの人たちでいい集会だった。
12月20日(金)の本部町島ぐるみ会議の沖縄県土 . . . 本文を読む
12月19日は、うるま市島ぐるみ会議のうるま市農林水産整備課への申入れに同席した。
防衛局は、うるま市宮城島の鉱山からの辺野古埋立土砂搬送を続けている。すでに1日に80台を超えるダンプトラックが走っているのだが、県道10号線の宮城島部分は未整備であり、全ての車両は一般農道(宮城島農道、うるま市管理)を走っている。
ところがこの道路は農道であるため、舗装厚が薄い。1日に「15台から40台未 . . . 本文を読む
昨日(2月17日・火)の早朝、本部塩川港で監視行動をしているメンバーから、「ベルトコンベアを動かすための準備が始まった!」という緊急の電話が入った。
そして午前9時半、とうとうベルトコンベアが動き、辺野古埋立土砂の海上搬送が始まった。6月末の安和の事故以来、6ケ月ぶりのベルトコンベア稼働である。大急ぎで、県の港湾課や北部土木事務所の担当者らに連絡し、速やかな対応を求めた。
本部塩川港のベ . . . 本文を読む
辺野古新基地建設事業については、昨年12月末、国土交通大臣が代執行で設計変更申請を承認したが、防衛局はそれ以前から設計変更申請に係る工事を発注し、契約を進めてきた。
今年1月には、大浦湾での海上ヤード工、A護岸工等の工事に着手したが、県は、埋立承認の際の留意事項に違反しているとして、再三、中止を求める行政指導を繰り返してきた。しかし防衛局は、県の行政指導にもいっさい従わず、工事を強行している . . . 本文を読む
この間、沖縄ドローンプロジェクトが、防衛局の大浦湾の工事の監視を続け、杜撰な工事による濁水の広がりの実態を明らかにしてくれている。
6月28日の安和桟橋での死傷事故を受けて停止していた本部塩川港からの石材搬送が始まり、海上ヤード工(大型ケーソンの仮置き場)の工事が再開された。この工事は当初から、船上で粉じんが舞い上がり、石材を投下する度に海が白濁するなど、石材が事前に洗浄されていないことが問 . . . 本文を読む
中城湾港の「国管理地」に、地盤改良工事作業船が入った! A護岸工の鋼管杭の仮置場もここだった --- この土地は「辺野古」のために全面使用されている。本来の目的とは異なるため、速やかに沖縄県に移管を!
今日(12月7日・土)は、毎月1回の辺野古大行動の日だったが、昨日、NHKテレビが中城湾港に地盤改良工事の作業船が入ったと報じたので、朝から中城湾港に向かった。
この間、中城湾港では、港湾は地方自治体管理と定められているにもかかわらず(港湾法第2条)、国が中城湾港整備のための「港湾関連用地」を使って宮城島の石材を大浦湾に海上搬送するという「脱法」行為が続いている。防衛局が中城湾港を使用したい . . . 本文を読む
今日(12月5日・木)は、朝から金武湾へ。浜田漁港の防波堤のすぐ近くに巨大な地盤改良(サンドコンパクション)作業船が泊まっている。大浦湾の軟弱地盤改良工事のための作業船だという。まもなく大浦湾に向かうだろう。
しかしこの時期のサンドコンパクション作業船投入には疑問が多い。
地盤改良工事に着手するには、事前に大型のトレミー船で、海底一面に厚さ1.5mの砂を敷き詰める敷砂工が必要 . . . 本文を読む
防衛局は11月20日、沖縄中部、海中道路の先端に近い宮城島から辺野古への土砂搬出を始めた。鉱山の前では連日、うるま市の方々を中心に抗議行動が続いている。
11月24日のブログでは、土砂を積みだしている中城湾港使用の法的な問題を指摘したが、ここでは鉱山周辺の道路の問題について検証したい。
防衛局の設計変更申請書に添付された土砂に関する図書では、うるま市の2ヵ所の鉱山から最大30万㎥の土砂調 . . . 本文を読む
今日(12月2日・月)は朝から、本部塩川港で石材搬送が始まったというので、大慌てで現地に向かった。
午前10時過ぎに本部塩川港着。機動隊や警備員の規制の中、大勢の人たちがダンプトラックの前で抗議行動を続けていた。6月28日の安和桟橋の事故で中止となって以来、本部塩川港では5ケ月ぶりの搬送再開だ。当初は、安和桟橋のように、ネットフェンスを持った警備員を大量に動員し、抗議する県民を排除して再開す . . . 本文を読む
一昨日(11月28日・木)の夜、京都での講演から帰沖したのだが、産経新聞WEBニュースが、「防衛局が6月28日の安和桟橋の死傷事故以来、停止している本部塩川港からの土砂搬出を再開する」と報じた。
本部塩川港は県管理の港であり、港湾施設用地使用(ベルトコンベアやタイヤ洗浄装置)には県の許可が必要である。
この許可は月単位に出されているが、6月28日の安和桟橋の死傷事故を受けて、県は「事故原 . . . 本文を読む
26日(火)、京都に行き、ZENKOのスピーキングツアーで、「代執行でも頓挫する辺野古新基地建設事業」と題して講演をした。京都での講演はちょうど1年ぶりになる。
概ね、下記のような話をした。
代執行で今年の初めからとうとう大浦湾での工事が始まった。海上ヤード工事、A護岸工、弾薬積載エリアでの埋立て、土砂積上げ場となるN1、N2護岸工、将来の大浦湾の埋立に備えた辺野古側への土砂仮置工、死傷 . . . 本文を読む
防衛局は11月20日から、宮城島からの辺野古埋立土砂を中城湾港から積み出しているが、沖縄総合事務局が中城湾港の使用許可を出したことは、港湾法上、多くの疑義があると昨日のブログ等でも指摘してきた。
今日(11月25日)、「うりずんの会」(県選出野党国会議員団)がこの問題について沖縄総合事務局への緊急ヒヤリングを行った。赤嶺政賢、屋良朝博、新垣邦男、高良鉄美各議員と、山内末子、平良識子県議、照屋 . . . 本文を読む