10月14日(水)、昨日の翁長知事の埋立承認取消しを受け、まだ薄暗い早朝6時頃からシュワブ基地ゲート前には500名ほどの人たちが集まった。これまでの早朝集会では最大の結集だ。県選出の国会議員さんらだけではなく、県会議員さんや各地の市町村議員さんらも大勢来られている。
メインゲートだけではなく、工事用の第1ゲート前も手に手にプラカードを持った人たちでぎっしりと埋まっていく。そのまま2ケ所に分かれて集会が始まり、議員さんたちが次々と挨拶をされた。
工事用の第1ゲートは座り込みで完全に封鎖したが、メインゲートへは通勤の米兵らの車両が次々と入っていく。皆でプラカードを突きつけ、「マリーンズ アウト!」と抗議する。もうゲート前の抗議行動も450日ほどになるが、米兵らも県民らの怒りを実感し始めているに違いない。
時々、巨大な軍用車両が出入りする。イラクやアフガンで使われているに違いない砂漠仕様の軍用車だろう。こんな米軍が何故、「日本を守る抑止力」だというのか。
国会議員さんらは第1ゲートにも回り、座り込みを続ける人たちを激励された。
集会後、名護市の文化課を訪ね、シュワブ基地内の文化財調査について話を聞いた。井上防衛局長は先月の記者会見で、「海上ボーリング調査と並行して『仮設道路』『作業ヤード』の工事に着手する」と表明したが、いずれも名護市の文化財調査が必要な箇所であり、そう簡単には着工できないことが改めて確認できた。この点についてはいずれ説明しよう。
昼前、瀬嵩の灯台跡の丘から大浦湾の状況を眺める。台風対策のため、航路入口のオイルフェンスや長島と辺野古の間のフロート等の取り外し作業が始まっているようだ。今日も海保の規制はなく、抗議船(4隻)とカヌー隊(14隻)は、時制限区域の中を自由に走り回っている。知事の埋立承認取消しの効力を一時停止する執行停止の申立が認められるまでは、こうした状況が続くのだろう。