6月17日(金)、埼玉から来てくれた大学時代の友人・H君らを乗せ、早朝、那覇を出た。午前7時半には嘉手納基地第1ゲートに着いた。4月から始まった毎週金曜日の嘉手納での抗議行動も、もう10回目になる。今日も100人以上の人たちが集まっている。
米軍は、抗議行動の時間は、第1ゲートを使わず、第5ゲートから出るようにとの指示を出している。しかし先々週までは、その指示に従わない米軍車両が多く、皆で車の前に立ちふさがって抗議したため、ゲート前は警察の過剰な規制で混乱が続いた。その後、米軍は指示を徹底したのか、第1ゲートから出てくる車はなくなっている。
(ゲート前を行き来するミニデモで抗議を続ける)
第3ゲート前でも抗議行動をしているという連絡が入ったので様子を見にいく。嘉手納の道の駅から東に少し入った白川交差点の第3ゲートでも10人ほどが抗議行動を続けていた。ここでも、基地から出る車はない。しかし午前9時になると、入口が閉鎖されたので外からの車は入れなくなり、今度は中から多くの車が外に出てきた。
人数は少なかったが、皆、米軍車両の前に座り込んだり立ちふさがって抗議を始めた。「危険な米兵を外に出すな!」「米軍は沖縄から出て行け!」と訴える。米兵たちがあわてて駆けつけてきたが、まだ警察官の数が少ないため抗議行動を排除できず、外に出ようとする米軍車両が基地内に数珠繋ぎとなった。
しばらくすると、20名ほどの機動隊員があわてて駆けつけ、抗議行動の市民らを実力で排除し始めた。
(ゲートを封鎖されて慌てる米兵たち)
今回の米軍属による女性殺害事件により、県民の怒りは、「全ての米軍基地撤去」に向かい始めている。シュワブ、普天間だけではなく、嘉手納、トリイステーション(読谷)などでも始まった抗議行動を強化し、米軍を震撼させなければならない。
その後、辺野古に向かう。シュワブのゲート前でも米軍車両を外に出さない抗議行動が続いているが、昼近くになると強烈な陽射しのため、もう外での行動はできない。座り込みテント内での集会が始まっていた。
今日の集会の進行役は高里鈴代さん。私も、この間の動きや、まもなく始まる2つの国賠訴訟の傍聴などを訴えた。
午後は、海上警備業務を受注している業者との話合い。今朝のタイムス、新報両紙にもその記事が掲載されているが、詳細については後日、説明したい。