なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

ワクチン

2021年09月19日 | 仕事

2回、やっと終わった~~~~ 打った感想のNo1は「これで、世界中の先生方が筋注上手くなるんだろーなー」。この手の医療手技は、回数をこなして上達するタイプの技術だから。回数をこなしにくい(症例が少ない)手技は、下手すると会得できなかったりするんですよね・・・・・。

 さて、このワクチン、打つ前後は結構質問されました。「センセは打つんですか?」とか「打った後どうでした~?」とか。

1)そりゃあ、打つに決まってますよ。なぜ?タダだから!です。決まってるじゃな~いですかあ。

 ワクチンをタダで打てるなんて、成人してからこっち一回もなし、千載一遇のチャーンスって奴。いずれは確実に有料化する(ペイペイみたいにね)その時に2回接種から、となったら、何千円どころじゃない可能性もある。冗談じゃない、タダのうちに打っとくべし、ですよ。

 タダで打たせるって、陰謀じゃない?って、何言ってんです???ワクチンなんて、あんな微量で遺伝子に影響するかあ?人間の体細胞は約60兆個、それが連日連夜入れ替わってるわけで。ありえヘンでしょ。それに、じゃ、癌の遺伝子治療はどうなんです?それこそ、もろ遺伝子をいじくるわけじゃない、その治療を受けた人が、2年後にゾンビ化する?ありえヘンでしょ。
 打ったら副反応で死んじゃったらどーしよー。じゃ、遺書でも書いておきましょうよ。というか、日本人が病死に対して妙に寛容なのはなぜなのか?不思議でしょうがない。これはもう、マスコミのせいだ。他責しやすい事象に対して、鬼の首獲ったみたいに吠えたてる。毎度そうだからそういうのが皆に刷り込まれてるんでしょうな。だから、国内メーカーはワクチン開発にしり込みしてしまう。マスコミの重罪です。だからマスゴミなんて言われるんだ。

2)打った後は。1回目:翌日なーんかフラフラするなあ、で終了。打った後が痛いのは、ワクチンのせいではなく、筋注のせい。大体、昨今の日本人は筋肉に損傷を被るようなケガなんかほとんどしないもの、筋注程度でビックラこいちゃうんでしょう。
 2回目:翌日割と平気だなあ、と思って、ついつい大学に出かけてしまった。色々打ち合わせして、で、帰る途中で具合悪くなってきた。ヤバ、なんとか帰宅してバッタリ。ああそうだ、と思い出してロキソニン。これでだいぶ改善。3日後には既に通常運転。

 患者さんに聞いた話だと、やっぱり、2回目の後発熱してぶっ倒れた、という方も。うーむ、ワクチン程度でそうなる、本物の感染だったら、まず確実にICU送りでしょうなあ、とお話。副反応にこうもバラエティがある、のも実際の感染の際の症状の触れ幅の大きさと関係している気がする。

 で、打った後は、割とホッとしましたねえ。こういう心理効果があるとは思わなかったんだけど。やるべき事はとにかくやった、後は野となれ山となれ、じゃないですけど。慎重行動は続けないと。

 医療従事者の皆さんに感謝、ってそうしたけりゃ、まずはワクチン打って、感染&発症の可能性を減らすのが筋ってもん。学生の頃、一応ウイルスを扱う研究室にいたから、ますますそう思うんですよ。

コメント
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