なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

ネット情報

2023年10月26日 | 

だけに基づいた憶測であれこれコメントするのは、いささか危険ではあるんですが、まあ、通常のスポーツ施設とかとは全然違う対応ぶりだなあとは感じる。自分が通ってたテニススクールが潰れた時は、廃業だったので、スクール自体が消滅という事態になった。なかなか深刻だったとは思うが、告知は確か2・3か月前で、その辺の他のスクールが「入会金0で移籍OKですよ~~」という、スクール生対象のキャンペーンをやってくれましたしね。このスクールについては、会費の1年前納制なんかもなかったから、特段金絡みのトラブルも聞いていない。テニススクールって、大概3か月とか1ヶ月クールで運営してますしね。

 乗馬クラブに1年会費前納制度って割とあって、そうすりゃちょこっとお得になります、という勧誘をしてくるんですけど、この場合、規約に「クラブが廃業等事業継続を行えなくなった場合、所定の割合で返金」という項目ってあったかどうか?通ってて、なんなら自分の馬を預託してて、クラブが潰れる、なんて思いもしない客が大半でしょうけど、こういうのを読むと、安易に大金をクラブに放り込むのは危険だ、となりますわね。困るのは、他の乗馬クラブなんですけども。

 こういう返金不可でもめる、代表的なケースは、新築物件を建てる最中、または建てる準備中に担当工務店が倒産、という奴ですね。だから、料金の支払い時期はよーくよく見極めてから、とかいうんですけど、実質、倒産って、その日になるまで従業員すら気付かないことが普通だし。悪質な企業ほど、いきなり倒産して夜逃げってありがちだし。

 商工会で決算説明会なんぞに行くと、世の企業経営者って、ホントにカネに無頓着だなあと感じることは多い。青色申告書もまともに書けない、65万円控除なんかとてもとても、って感じなんですよ。以前、税理士さんが説明会(産業文化センターのホールで、人がかなり入ってた)で「65万控除を取ってる方~~」って聞くもんで、思いっきり手を挙げたら、ワタクシ一人だけ、タマゲタ。経理の管理ができてないのに経営って可能なの?不思議なんですけど。なんか、この乗馬クラブも、その辺がいい加減そうな感じはしますね・・・・・。

 

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日の出乗馬倶楽部

2023年10月25日 | 

という乗馬クラブがあって。近くとは言えないが、距離的には遠いって感じでもない、サマーランドの近く、という事は圏央道伝いなら下手すると30分程度で到着する感じ。行ったことはないのだけど、そういう場所があるとは知ってました。

 こないだ、何の気なしに検索してみたら、なぜか別のクラブ名になってる、だけじゃなくて、裁判だのなんだの、という騒ぎになっている。一通り読んでみたんですが、なかなかに面白い、というか、これ、その辺の乗馬クラブ全体にあるある話の総まとめ的なところがあるので。

 まずは、こちら。

要は、従業員&厩務員を年末に一方的に解雇して、ついでに馬ーテンダー何とかという人に事業譲渡して、それに対して労働争議が起きた、ということみたい。全部推察になるんですけど、恐らくはこんな感じの話の流れなのかなあと。

  • 日の出乗馬俱楽部が、新規に従業員を雇用した(2017頃?)。従業員=指導員ということなのかな?&厩務員(?)。で、その際に、以前からその指導員について習っていた人達のうち一緒に日の出に移籍してきた人たちがいた。
  • 指導員・厩務員が来る前の日の出乗馬俱楽部は、ど汚い古いクラブでしかなかったが、その指導員・厩務員が改善を図り、それなりにマシになってきていた。
  • それと関係あるのかはわからないが、日の出乗馬俱楽部から、会員に対して唐突かつ一方的に「事業譲渡をすること」「それに従って、従業員を解雇すること」が告げられ、しかも、それが2022年末、翌年1月1日をもって、という対応のしようがない状況での告示であったこと。
  • 解雇通告された従業員は、1月1日から出禁・および抗議した会員も出禁(っぽい)。また、給与も未払。1年分の会費を前払いできる制度があったようなのだが、従業員解雇に伴い退会するから返金を要求するも、会費の返納なし。
  • で、労働争議に発展。

なんか、こんな感じですね。乗馬クラブに限らず、零細企業あるある話ではありそうですけどね。

続きます。

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夏休み

2023年10月21日 | 

の話の続きって、そういえば書いてませんでした。なんだか飛び飛びですが。

 建物館の後に、立川に回って「エルマー展」。

懐かしいですね~~~~。この児童書を読んでは、家出法を考えたもんですが。あと、この竜が可愛いんですよね。むくむくもちもちって感じで。色も可愛らしい。ずいぶん前にこの竜のビーチボール(多分膨らますとこの竜になるんでしょう)を手に入れてあるんだけど、膨らました事なくて・・・・。今回はぬいぐるみを購入。デザインが秀逸だと思うんだけど・・・・。

この挿絵なんか、描写が細かくて正確です。うーむ、今世間を騒がせているのは、ノミじゃなくてトコジラミだそうですけど。

 で、最後に「吉見の百穴」。乗馬クラブから車で20分程度、え、そんなとこにあるの?知らんかった~~ってことで。

「百穴」って、今は「ひゃくあな」と読むんだそう。「ヒャッケツ」じゃないんですか?と窓口の方に聞いてみたら「その呼び方のせいいじめが起きたので・・・」って。そんなもんですかね?日本のカッパドキアとか言われてるそうですが、規模が凄い、という訳ではなさそう。むしろ、けっこう大きいサイズの穴をツルハシとかもないのにどうやってくり抜いたんだか?石で岩を掘る、という事だったんでしょうけど、ちょっと信じられん・・・・・・。

これは、先の大戦時に、軍需工場を造った跡だという。ダイナマイトとかで爆発させてくり抜いて、当然、遺跡保持なんか考えもしなかったんでしょうよ、軍ってホントにアホだと思う。で、朝鮮の人達を働かせてたんだって。要は強制労働じゃないの?軍ってホントに。。。。

 この日はメチャクチャ暑くて、遺跡の前にある土産物屋さんでかき氷なんぞを食べたんですが、ここ、なぜか土産物屋が敷地内に2カ所ある。遺跡の脇にある、もう一つの土産物屋に入ってみたら、店主らしきオジサンが付きまとってくる「この遺跡は私有地なんですよ~~」って。んなこと知らんわい、と思いつつ、危うく竹トンボとかを買わされそうになってしまった。。。。

 そういや、遺跡の階段を上った頂上(?)に、なぜか民家が普通に建ってたなあ、と思い出しましたけど、そこで無人販売してたナスは買ったんだからいいじゃんねえ。と思いつつ、オジサンの愚痴(?)に付き合わされないよう、早々に店を出る。そういう問題らしき事は吉身町と話し合ってどうにかすればいいじゃないですか、観光客(しかも地元民じゃない)に文句言ってもしょうがないと思うぞ。

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ブラックジャック展

2023年10月19日 | 

へ。

久しぶりに読みましたけど、考えるところ多し。

 リアルタイムで読んでた(贅沢な・・)わけですが、当時のチャンピオンは凄いラインナップで。「ドカベン」「がきデカ」「マカロニほうれん荘」「750ライダー」、後半は「百億の昼と千億の夜」なんて、萩尾望都さんまで連載を持ってましたっけ。すごっっ。で、手塚治虫さんは、子供らの間で流行ってた「マンガの描き方」系の本では、必ず「マンガの神様」とか称せられてた人なのに、その人が他の漫画家と混ざって普通に連載を持ってる、というのが、当時はすごくヘンな感じがしてたんです。なんかこう、「歴史上の人物」みたいに捉えてたところがあって。

 で、BJ。改めて読むと、一話一話のクオリティが高くて。。。。こんなお話が毎週のように提供されるのを、全くもって疑問に思ってなかったんだから、子供って残酷ですわねえ・・・。この展覧会、中心が原画&各話の粗筋という構成だったもんで、ついつい読んでしまう。きっちり覚えてるから、驚くんですが。

 でねえ、この展覧会の主たるテーマのセリフ「医者はなんのためにあるんだ!」ですけど、自分的には明快な回答があります。だから、ぶれない。あーよかった、BJに騙されて医者等々医療にかかわる仕事についちゃった人は多そうだし、自分もその一人だけども、BJ氏が色々考えたり疑問を呈する点について、明快に返せる事ばかりになってるから、まあ、この仕事が向いてたんでしょうね。

 医者は何のためにあるか、こりゃあ勿論「納得」のため、と断言できます。人にせよ動物にせよ、死んじゃう、という理不尽に対抗する手段は悪いけどごく最近までなかった。だから、無理やり納得させるために宗教が出来上がったんだと思う。しかし、今や医療は、こうこうこうで、こういう病気です、こういう治療をして、うまくいけば治ってバンザイ、うまくいかなくても、こういう経過でこうだから、ま、しゃあない、という納得感が得られるようになってきてるのね。

 人間の医療で、気の毒だと思うのは納得感が相変わらず得られにくいことで、どうしてかというと、なにせ、なんでもやらせちゃうから~~。輸液でも胃婁でも、まあ他にもあーだこーだ、延命だの治療法だの、本人が拒絶しても家族がそれを認めない、んでずるずる、もっとこうすべきじゃないか、ああすべきじゃないか、きりがない。医療の進歩が逆に納得感を生み出せてないきらいがあるようで。

 獣医療は、そこのとこが、限界が大きいのだ。動物は、「治療されてる」とか「手術されてる」とか、全く理解しない。だから、嫌になっちゃえば軽く拒否するし、輸液とかしても、自分で管を引っこ抜いて終了なんて普通。色々限界が大きいから、その中であれこれ工夫して、やれる範囲でやる、それでオダブツなら、もうしゃあない、となることが当院では殆ど。他院では、それに「金」が加わって、飼い主がいびられたりするようなんですけどね、そんな事をやる病院はヤブだから、サクッと病院を変えた方がいいのさ。

 やるだけやったんだから、もうしゃあないわ、という納得感を飼主・患者・医療側がそれなりに持てるかどうか、これが、重要で、最終的にはそのために医療があるんだろう、と思ってるんですよ。

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