なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

京都

2019年02月26日 | 
に行った。今や、京都って日帰り圏内、凄い時代になったものよ・・・・。

 メインの用事はジャン・ジャック・カントロフのリサイタルだったのだが、これがマチネだったので、午前中ヒマである。ならば、ということで、長らくずうっと行きたかった東寺へ。

 思えば京都って、まともに観光したことがない。あまりに観光地というのもあるし、いつもいつも学会だなんだで経由地になっちゃうし。で、毎度毎度京都駅から五重塔を見ては、まーた行けなかったよ~~と歯ぎしり、を何十年もやってたわけ。もう、今回は行くぞ~~ということで。

 東寺はやっぱりどこか独特な雰囲気のお寺でしたね。今は、五重塔を特別開帳してて、4面の仏像をじっくり見ることができたのでよかったです。



 講堂にある仏像は木造なんだろうか?中央は大日如来という、いかにも密教らしいご本尊でした。

 で、東寺の隅っこにふっとあるのが「観智院」。地味な場所にあるせいか、人がいないんですが、こここそメインで観るべし、の建物なのだ。



 なぜかというと、宮本武蔵直筆の襖絵が間近で観れる。ウッソ~みたいだ。竹図と鷲図。保存状態は今一つだが、近くでじっくり見れるのがすごい。仏像も5体、本来はすんごく近くで観れる、筈だったのだが、なぜかいない。皆さん東京の国立博物館へお出かけ中とのこと、残念。そういえば、今度国立で東寺の展覧会をやるっていってましたね。しょうがない、東京で観るか・・・・。

 さて、リサイタルは楽しかったが、その会場が、なんと、京都御所の真ん前。京都御所では、天皇陛下在位30周年記念の記帳を受け付け中だった。そうなのか、リサイタル後にそれを知って慌てて記帳しに行く。4時までって、あと10分じゃんか~~。慌ててバタバタ走ってたら、宮内庁の人に「大丈夫ですから、走らないで~~」と止められてしまいました。砂利道だから、こけられても、と思ったんでしょうか?



 ということで、記帳もできたし、かなり有意義でしたね。お買い物もしっかりできたのでよかったわい。以前から欲しくてしょうがなかったがま口カバン、



を京都駅内のお店でいくつか物色して、2割引きの奴をゲット。駅ナカの店にそういう品がある、というのがビックリだったんだけど。帰りは楽しくビールを飲みつつ~~。いやあ、満足満足。
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電子申告

2019年02月14日 | 仕事
で、今年はいくことにした。青色申告&確定申告。ついでに消費税申告も。ぜーんぶ商工会で、税理士の方に代理送信してもらうことに。

 青色申告ですけど、今までは紙申告にしてたんだけど、来年(だったっけ?)から電子申告にしないと65万円控除が取れないという。ケチクサイ。。。とはいえ、そういうのなら、今年から電子でやってみて、どうなんか、みてやれ、という予行演習ですね。

 申告って、今や「スマホでもできます」となっている(そのくらい、国税庁の申告コーナーが進化しているということ)なんだけど、せっかく商工会に入っているのだし、商工会ならではのお得な控除を取れたりもできるし、やっぱ税理士さんにきちんと見てもらって申告した方が安心感がある、ということで、毎回商工会。しかも、一番早い日取りで終わらせてしまう。

 電子申告って、代理送信だと意外と時間がかかるんです。というか、行ってみたらすでに先客あり、その人達がなかなか進まないんだよね。こっちは国税庁のHPでこしらえたデータファイルを入れたUSB&今年の貸借対照表&損益計算書を持ってきてる、そいつを確認してもらえば済むのだが・・・・。しょうがなく、図書館へ。図書館で遊んでついでに本を借りて、待ち時間は本を読んでた。これ



 最近NHKで「大失敗選手権」というのを時々やってるが、それ系統の最初の本じゃないかな。ばからしいんだけど、面白いよねえ。

 で、自分の番。USBでさくっと、とはなかなかいかなかったですけど(確認に時間がかかるのだよね)でもまあ、無事に送信終了。今まで青色申告を紙にしていた理由は、税務署がハンコをついた控えが欲しかったから。これがないと、いざって時に融資を受けられない。電子申告にすると、ハンコ付きの控えがもらえない、代わりはないんですか?と聞いたら、送信しました、という証拠の控えが打ち出せて、それが代わりになるという。下さいと言って打ち出してもらいました。言わなかったらもらえなかったかもなあ~~。

 国税庁から税務申告用のハガキが来るようになったんだけど、それとは別にやっぱりマイナンバーカードも必要。手続きが、どこか煩わしい。慣れの問題、の、筈、と毎年思っているのだが。。。。

 ところで、国税庁の「作成コーナー」について大きな疑問。マイクロソフト社は「インターネットエクスプローラーはもう、使わんでください」とか言ってる。のに、国税庁の作成コーナーでEtaxでやろうとすると、「インターネットエクスプローラーでなくちゃできません」とくる。どうすりゃいいんでしょ?
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児相

2019年02月06日 | 
や学校や教育委員会が叩かれてる、子供殺し。まーた、子供、しかも女の子が殺された。で、その父親と名乗ってた人物(形は父親なんでしょうけどさ)に恫喝されてどうこう。。。か。

 恫喝等々、こういうのに対処するには、悪質クレーマーとかに対応している専門職の人とかの研修とかをきちんと受けて、対応策に精通するようにする、のが基本原則なんじゃないかと思う。非難の方向性が間違ってます。

 こういう場合って、対応は「愛情」だの「話せばわかる」だのじゃない、危機管理の話で、これは技術だから。技術を身に着けるべきだと。

 行政の人達は基本へっぴり腰だよね。こないだ、図書館から「ご予約の本が入りました」っていう電話をいただいた(予約内容をすっからかんと忘れていた)んだけど、職員の人がおどおどしているのが、電話口で分かるのだ。本来は電話じゃなくてメールでお知らせしたいんですけど、メールが届かなくて、という事。スミマセン、その件は以前も言われた事があって、なのにまーだ直してない、自分が悪いのだ。のに、もしかすると、こういう要件でも電話口で逆切れする奴がいるのかもしれないなあ。

 怒鳴り散らされて、だから何?となる人って、公務員的な人には少ないんじゃないかな。いやんなるが、今は「言ったもん勝ち」的なところがある。だから、言われないように先手を打つ方法、を確保した方がいい。

 その一つとして有力だと思うのは「録音・録画」。口頭で言うんじゃなくて、最初から、張り紙しておくのだ。口頭だと、まーた逆上する場合多々ありがちだから「行き違い等をなくすために録音させていただきます」って貼り出しておく。最近は「録音させていただきます」って予め断ってくる電話(損保の窓口とか)も多い。やればいいと思うんだけど。なにかそういうの、問題あるんでしょうか?なんでも「問題になるかもしれない」病でがんじがらめじゃあ、職員の人を守る手立てがなくなってしまうんじゃないか。

 で、なんといったって、一番悪い奴は、「父親」ですよ。今回は、場合によってはただの「傷害罪」で終わる可能性すらある。こういう奴がまた同じような事を繰り返さないようにする仕組みを考えないと。で、どうやって育てるとこういう奴になるのか、成育歴等々明らかにしなさいよ、週刊誌でも新聞でも、お得意の「取材力」ってのを駆使してさあ。

 この男の親が出てこないのが大変不思議だ。なにやってるんだろう?????
 
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顔真卿

2019年02月05日 | 
の展覧会へ。平日行ったのに大変な人だかり・・・・・。顔真卿の祭姪文稿は観覧まで30分待ち。土日だったらえらいことだった・・・・。

 王義之の「蘭亭序」は以前も観たことがあるが、蘭亭序については、今あるもの全てがコピーで、王義之真筆は存在していない。に対して祭姪文稿は直筆が大切に伝えられて今日に至る。王義之の真筆が存在していない理由は、時の皇帝が、自分の墓に全部一緒に埋めちゃったからなんですけどね。中国の皇帝って、ほんと、何考えとるんだあんた、という事を軽くやるから・・・・。

 今回は、祭姪文稿だけじゃなく、古今東西の名筆が一堂に会する、というとんでもない展覧会で、観るのは大変でした・・・・。見に来てた人も、日本人だけじゃなくて、中国台湾韓国あたりの「漢字文化圏」の人多し。子供連れの方も結構いたのでびっくり。そうか、本国でも滅多に観られない、ましてや、全部集合に近い、これほどの規模の展覧会となるとね・・・・。日本人はただ見るだけになっちゃいますけど、中国の人は読んで「理解」もできるだろうし、見方が全然違ってくるだろう。

 観ると、墨&紙というシンプルな道具のすごみを感じますね。千年前に書かれたものが、今、書かれたもののように生々しい。筆のかすれとか、筆圧とかが具体的に分かるから。墨・筆・紙は廃れちゃまずいな。

 で、千年以上前の漢字をちゃんと読める、というのも驚きが。楷書だと、きっちり分かる。というか、今の文字と同じじゃんと思ったら、いわゆる「明朝体」という印刷字体は顔真卿の書いた楷書を手本として編み出されたものだという。え~~そうなの??そうか、中国の時々の皇帝が、「王義之」だ「顔真卿」だ、とやったのは、標準的な字体を決めて、それで国全体の字体を統一してどの書類をどこに持ってっても読んで理解できる、書いて伝えることができる、ようにした、という「情報伝達のしやすさ」も狙ったんでしょうね。

 今だって、着々と新字体は編み出されてますよね。渋谷で話題になってた「ガムテープ字体」とかね。情報伝達が字の一番の役割だから。

 ということで、かなり面白かった。漢字文化圏でよかったなあ、と思う。
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