なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

「クロストーク」

2014年02月26日 | 
ベストアンサーに選ばれた。まだ色々考えていることはあるので。ちょっと追加。

 クラシック音楽の低調ぶり、特にいわゆる「現代音楽」のカテゴリーに入る音楽の低調ぶりは相当なもんですよね。せっかく汗水たらして作った(はず)の音楽が初演以降再演される可能性ってどの位なんだろうか?もの凄く低率なんじゃないかと思うんだけど。そんな状態で、よく作曲家なんかやってますよね、と、クラシックの現代音楽作曲家の皆さんにお聞きしたいんですよ。どうやって食べてるんですか?

 その問題点は、一応週刊文春でも指摘はされてた。でもねえ、これ、原因が結構はっきりしていると自分ではかねがね思っているんだ。

その原因ー主にオーケストラ曲についてだけど
1)変な楽器を使い過ぎる。どこにあるのかわからんような特殊楽器だの、その演奏者(さらにどこにいるのか分からん!見つかっても、オーケストラの中できちんと求められる演奏ができるレベルの人物かどうか、まで考えちゃうと、ばくちですよね、頼むのは)を演奏のたびに探す、だけじゃない。そのエキストラに出来いかんにかかわらず、金を払わなくちゃならない。楽器の借賃・運搬費・保険、とかも考えたら、再演するには、よほどの理由が要りますよ。
2)演奏技術が高度すぎる。プロならいいけどさ、アマチュアだとまずお手上げ、という感じの曲の多いこと!!
3)演奏側のニーズを汲み取っていない。
特にこの件については、かなり言いたいことがある。高校生の頃はマンドリンクラブにいた。で、「邦人作品」とかいっちゃて、生意気にも藤掛廣幸氏の新作なんぞをバンバン弾いていたわけ。演奏するために藤掛さんのお宅に直に電話をかけて(公衆電話なんですよ~~。当時はテレカもなかったから、ちょっとでも節約するために部員が10円玉を山ほど集めてぼとぼとコインが電話機内に落ちる音を聞きつつ電話したわけ―百円玉を入れちゃうと、おつりが出ない、というのが公衆電話の怖いとこだった)自筆譜のスコアのコピーを送ってもらって、それをパート譜に写譜して練習して演奏会にのせる。大学でオケに入って一番びっくりしたのは、印刷されてるパート譜がある、ということだったもんね。オケでもう一つ、つまらんと思っていたことは、そういう「邦人作品」なんか、だーれも弾こうとしなかったこと。いや、弾こうにも弾けないわけですよ。ヘンな楽器+難しすぎる技巧=演奏不能、というわけ。
 しかし当時、それこそ邦人作曲家の大家は山ほどいたのに。武満徹さん等々・・・・・・・・。同じ時代を生きている人の、しかも日本人の作品をどうして弾けないのか?これは今でも痛烈に疑問だ。お答えいただきたいですよ。

 高校時代に藤掛さんや鈴木静一等の作品を演奏できたのは、要するに作品が扱いやすかったからですね。適切な演奏時間・適切な編成(高校生がつくる通常のマンドリンオーケストラの編成からはみ出さない)・適切な技巧(トライアルな技術が多少求められるけど、高校生の熱意と根性でクリアできるレベルのもの)であったと。それから、我々の気持ちにも合っていた。むかーしのヨーロッパの人が作ったマンドリン作品になんか共感できない、気分は確実にあって、だから「邦人作品」についついこだわる、これは正しかった、と思う。今でも、手書きのスコアは思い出せる。なんか、音楽やってる~~~!!という感じがもてたんですよ。お仕着せでない。

 そういうニーズは、日本の普通のアマチュアオーケストラには絶対にあると思うんだけどなあ。

 というか、日本ぐらいアマオケが多い国って珍しいんじゃないでしょうかね。なんか部活動の延長みたいに、週に一回集まって練習する、文化があるわけ。なのに、そのアマオケが楽しく練習し本番で演奏できる「邦人作品」のオケ作品がないってどーゆーことですか??普通の2管あるいは3管編成で難易度の低い曲を作る=レベルが低い作品になる、とでも思ってるんですかね?作る側がそれじゃあ、ふざけた話だよ。

 今回のゴースト騒ぎで、凄く不愉快なのは、ゴーストライターやってた新垣さんのセリフの節々から元自作の曲について、なんら愛着がなさそうな感じを受けたところ。所詮、こいつに書いてやってる曲は調性音楽で大した曲じゃない、というどこか小ばかにした印象があって。妙ちきりんなエリート意識が鼻につく。
 しかし、変な楽器+特殊技巧+崩れた調性+変拍子の連続なんて曲、シロートが手を出せる代物じゃない。一番ニーズがあるはずのアマオケの市場を完全に無視している。言うなれば自己満・自己完結の曲ばかり書きなぐってることになるじゃないですか。そんなもん、何の価値もないですよ。音楽ってのは、演奏してくれる人がいてこそ、初めて生きるものだから。日本にこんなにアマオケがある、普通の曲ならどこだって演奏してくれる可能性が高いんだ。普通の中で独自性を模索する、これは最高難度だと思うけどね、作曲家としては。それにトライする根性がかけらもないってことかね。作曲家の皆さんは。情けないよ。

 以前、どこかアマオケがコンクールか何かを主宰して、アマオケに向いている素晴らしい新作を集めてみたらどうだろう、と思っていたこともあるんだけど。新響とか。でもねえ、レベルの高いアマオケは、これまた鼻持ちならないエリート臭がふんぷんなんですよね。「俺たちゃお前らとは違うんだ」みたいな。ヤダヤダ、そういうハンパ軍団が席巻している業界ってことなのかな、クラシックって。
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無加水鍋

2014年02月21日 | 
を買った。1年以上迷ってたんだけど。
 最近、アイリスオーヤマが出す製品群って全般的に面白いよね。機能はしっかりしてて、しかし安い、というか。この鍋  出てからずうっと気になってて、近所で安売りするのを待ってたんだけど、これがなかなか安くならない。ようやくこれなら、という値段になったので。せこいなあとは思うんですけどね。

 使ってみての感想。これはいいです!!まずはとにかく軽い。火は通りやすいんだけどあたりが柔らかいらしい。だから、うまいこと蒸し料理ができる。アサヒ軽金属の鍋もいいんですけど、全般的に重くて平たいから、使いにくく感じてたところもあったので、これでほぼなんでもできる感じになったんじゃないかな。

 この鍋は、例えばルクーゼの鋳物ホーローなんかより、ずうっといいと思う。外国の鍋ってなんでああ重いんでしょうね?あれじゃあ、腱鞘炎になっちゃうよ。落として足にでも当たっちゃったら骨折間違いなしだしさ。

 で、ついつい一緒に購入しちゃったのが土鍋。5.5号¥78。こういうお値段ってありなんでしょうかね???
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病院周辺の状況についてお知らせ

2014年02月16日 | 仕事
 雪の状況をお知らせします。写真を載せますので、ご判断の上、ご来院ください。

病院前


駐車場

2台置くことが一応可能です。3台目は雪置場としております。雪は溶けきれていないので、スタッドレスタイヤの方が無難です。

駐車場前道路


病院から駐車場への道路

除雪が進んでいないので、長靴が無難です。通る際はご注意ください。

楓通り

対面通行ができるようになりました。

一丁目交差点


ハナミズキ通りにはまだ、多少雪が残っています。

病院前に一応車は通せるようになりましたが、スタッドレスタイヤが無難です。
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病院周囲についてお知らせ

2014年02月15日 | 仕事
 超大雪の影響がかなりひどい状況です。

 1月15日現在、楓通りは雪が左右からせり出しており対面通行ができない状況です。病院駐車場は、融雪のため洪水状態で、その前の道路、および病院前の道路は、除雪が進んでおりません。

 お車での来院は、しばらく難しそうなのでご了承ください。なお、徒歩での来院は、なんとか可能です。

 来院時は、予めお電話いただけますと病院周囲の状況をお知らせできます。

 状況に変化がありましたら、またお知らせいたしますので、少々お待ちください。
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2014年02月14日 | 
にすべてが埋没してます。

 朝からしんしんと降ってて、午後は道にもどんどこ積もり始めて、その中泣く泣く歯医者に行った。交通手段がない、しょうがなく徒歩!!というチャレンジャーである。いつもならチャリで10数分なんだけど・・・・・・。歩くと案の定、時間がかかる。やっとこ着いてみたら、予約してた時刻を間違えていたらしい。しょうがなく、サイオスで暇つぶし。あー、予約制ってやーですよねえ。美容院の予約も嫌いなんだけど。いちいち電話するのが、なんかやだ。仕事を止めちゃってるかも、みたいに余計なことを考えちゃうし、一方では面倒くさいし。だから、うちとこの病院は予約制じゃないんですけどね。自分がやりたくないことを人に要求できないもん。

 詰め物が歯から落っこちたのは1週間前。今回は何とか回収に成功!!できたので、とにかくくっつけてほしい、で予約の電話をしてみたら、一番速くて、自分の空き時間と重なってたのが今日。もう行くしかなかったわけ。

 簡単にさくっと終わらしてくださあい、とお願いして、多分10数分で終了。詰め物を回収できたことはラッキーでしたね。センセは、歯があちこち沁みてるんじゃないか、と心配するんだけど、別にそんなことはないと答える。あんまり力入れすぎて歯を磨かないように、と言われたんだけど・・・・。変だな、自分の歯磨き時間なんぞ、1分もないんだけどなあ。歯ブラシの硬さだって「ふつう」だし。
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勝間和代氏

2014年02月12日 | 
が毎日新聞に連載されている「クロストーク」に自分が書いた意見。採用されるかどうか、わからんけど。

  この話が露見し、記者会見を見て、週刊文春を読んだ感想は「旧石器捏造事件とそっくり」だった。渦中の人物がいわゆる「素人あがり」であること、騙していた期間の長さ、だんだんと当人が神格化されるような話が増えていったこと、それを証明するような行動を当人がとり続けていた点(旧石器捏造事件を起こした人物は発掘現場の周辺をやたら歩き回って『昔の地形を読んで』いたそうです)、周囲の専門家軍団がコロッと騙されていたこと、批判や疑問はぽつぽつではあるがまっとうな手段で提出されていたにもかかわらず黙殺されていたこと、捏造に加担した人物について「いい人」という人物評が現れたこと・・・・・・。違うのは一つ。旧石器捏造事件については、毎日新聞が綿密に取材を重ね、決定的な証拠を積み上げた上で本人に認めさせる、ジャーナリズムの力量をとことん感じさせるものだったんです。私はずうっと毎日新聞の読者なわけですが、その理由として、このスクープに感じ入ったことが大きい。「この新聞の報道はその内容も、姿勢も、信頼に足る」と思わせるものがあった。メディアへの信頼感は、原則こんな感じで育てられるものじゃないかと思うんです。

 それに対してこの事件は、単純な、当事者からのリークがスクープの源らしい。この件の暴露について、メディア側からのアクセスはなかったらしい(というふうに解釈できるんですが)。リーク先の週刊文春は大ホクホクだったでしょうけど。今度ばかりは毎日新聞も連載特集なんぞ組んで渦中の人物について神話作成の片棒を担いでましたよね。自分としては「メディアの取材力はどこに行っちゃったわけ?」という文脈で問題をとらえていたわけです。つまり、受け手の問題ではなく、取材側の問題。旧石器捏造事件のスクープに携わった方々がまだ毎日新聞に在籍されておられるなら、ぜひ、なんでだまされたのか、連載記事を書いた記者に取材して検証記事を書いてほしいもんだ、と思っています。

 怖いと思うのは、一歩間違えばこの件は第二の「オウム真理教」になりかねなかったのではないかという危機感。オウム真理教も、最初の頃のメディアの取り上げ方は「純粋な若者たちが・・・・」風な好意的なものだったように思う。それに加えて「奇跡がどうの」だの「つらい修行に耐えて」みたいな持ち上げ方。この宗教が殺人集団に成り果てても、メディア側はへっぴり腰のままで、結局サリン事件までもっていかれてしまった。今回は渦中の人物の仕事(仕事してなかったようですけど)がたまたま「作曲家」で新興宗教の教祖様ではなかったから、殺人には至らなかったけれど。しかし、生じた精神的被害は甚大だ。オリンピック選手のことはさておき、渦中の人物の売名の演出のためにダシに使われた子供達のことを考えると、憤りで体が震えるような感じがするんです。子供は何も訴えることができませんから。情報の受け手がその手の「感動話が好きだから」そういう話を捏造したのだ、それを報じたメディアを簡単に信頼してはならない、だけで、こうした問題がなくなるでしょうか?メディアの取材力は、メディアだって一企業である以上その企業力の根幹なんですから、死に物狂いで企業レベルを上げるべく努力するのが筋。それを怠ってるからこういうことになるんだ、と言いたくなる。

 この件についていうと、この捏造話を最初に拡散したのはNHKなわけですが、なぜNHKが取り上げたかを考えています。私はクラシック音楽が好きな人間ですが、クラシック音楽の衰退ぶりには危機感を感じています。これは、NHKのようなメディアも同様に感じているのではないでしょうか。NHKは、地味な芸術や伝統技術をきちんと紹介する番組を作り続けていて、それはそうした芸術や技術分野をこれ以上すたれさせたくない、という熱意があるからだと思う。しかし、こうした芸術をただ紹介する番組は全然一般受けしないから、何らかの「物語性」を加味したくなる。音楽の場合だと「障害に立ち向かって」みたいな物語とセットにすると、実に受けがいい。NHKが発端のクラシックブームのほとんどが、そうした物語とセットになっていると思うんです。これはどういうことかというと、そうでもしないと誰も聴いてくれない、クラシック音楽という産業分野がそこまで衰退している、ということだと思う。

 だから、桐朋学園の学生諸君が、リークした人物が桐朋を去るようなことにならないようにしてほしい、という嘆願署名を集めて申し入れをした、という話に呆れています。諸君は、自分たちが将来関わることになるであろう、クラシック音楽の社会的影響力をどう考えているのか?今回精神的被害をこうむった子供たちのことをどう考えている?リークした人物は、そんなことに18年も加担したんだ。社会的制裁を受けて当然なんですよ。自分たちの仕事が社会に及ぼす影響力について思い至らない人の作品なんぞ、社会が受け入れると思いますか?「いい人だから、いい先生だから、寛大な対応を」なんて、あまりに内向きで、社会性のない人間の言い分です。これでは、クラシック音楽がダメになってもしょうがないなあ、と思って心底がっかりしています。で、音楽を志す若い方たちに対して、そうした社会的道義的責任をきちんと教えていない桐朋学園にも。どういう教育をなさっているのでしょうか?

 誰もが「いい話」にアクセスしたがる理由は、メディアから持ち込まれる記事の大半が「やな話」だからでしょうね。そうでなくても、新聞記事を読むと記事の最後尾に「しかし・・・・」というセンテンスでケチをつける式の記事が圧倒的。読後感が悪い。だから、最後までケチのつけようのない「いい話」にアクセスしたくなるわけ。日本語の特徴として、最後に書かれた文章の印象が一番強くなる傾向があるので、先にケチつけときゃいいのに、と思うことが多々あります。言ってみれば「酒飲みだけどよく働く」か「よく働くけど酒飲みだ」の違い。同じことを言っているのに、内容が違うように読める。ここはいつも新聞記事を読むときに用心しています。というか、この程度しか用心のしようがない。新聞には「酒飲みだけどよく働く」文脈の記事を増やすべきなんじゃないの、と言いたいです。
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鳥類臨床研究会

2014年02月11日 | 
のセミナーに参加。今回は割と当たり。3勝1敗というところか。
 都内もまあ、それなりに雪は残っていたが、こっちよりか全然少ない。気温が違うんでしょうか?しかし、寒い寒い、休憩中も外に出られなかった。本日は1日がかりのセミナーということで、根性で弁当を作っていったのだが、なんかこう、面白くない。蓋開けても何にも意外感がないしなあ・・・・・・。

 で、休憩中に持って行った村上春樹の本を読む。村上春樹、今まで食わず嫌いで一切読んだことがない、少しは読んだ方がいいのかなあ、と思って。
 感想。いらつくなあ。
 って短編集を読んだんだけど、ここに出てくる主人公の「僕」というのが、何にもしない人間。で、唐突に教養っぽい名前だの話だの、が出る。パン屋でワグナーとか。これ、やや若い世代でこういう教養話が分かる、となると自慢の鼻がうごめく感じを持てるのかもしれない。自分はそうじゃない、鼻につくんです。

 ということで、好きになれそうもない。もう読まないでしょうね。つまんないから。読まず嫌い、もう一人、太宰!!どうしたもんでしょうかねえ?抜粋一文をちらっと読むだけで、イラッとするんだけど。

 今までも結構「一世を風靡した作品」てのをスルーしている。「金八先生」だの「北の国から」だの。全く観ていない、という人間も珍しいかもしれないなあ。ああ、ガンダムもだ。興味0。エヴァンゲリオンもか。話の抜粋だけでつまらなそうなんだもんさ。
 
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大雪

2014年02月10日 | 
で喜ぶのは、子供だけだ。で、嬉しくない自分は完璧に子供のカテゴリーから外れてしまった。あーあ。

 でも、子供らの遊びにちょっとは加担したい。ということで、
かまくら博覧会!!

 我が家の通りには結構子供がまだいるんですね。ので、通り沿いにこれがずらり!結構壮観な眺めである。


これは子供がちびっちゃいから、部屋の背が低いですね。


コンパクトにまとまってます。


うまく床(?)を利用している例。


ビューティホー!ちょっと芸術的。


最大。屋内も広い。ので、ちょっと壊れてしまった、残念!!

 あと、子供ら作成の「雪の滑り台」。当分遊べるぞ!!

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お知らせ

2014年02月09日 | 仕事
 雪の影響が続いております。

 道路につきましては病院の前、駐車場はある程度除雪できておりますが、周辺の道路はかなり雪が残っております。ご来院の際には、路面凍結等に十分ご注意ください。
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那須

2014年02月06日 | 
に行って泊まって帰ってきたら。新聞の1面がぶっ飛ぶ内容。今日は、その記者会見をとりあえず見物。

 最初は、旧石器捏造事件と「鶴の恩返し」話(つまり、部屋に籠って、作業を見るな!!というあたりが)が混ざったような話かな、と思ってたんですけど。それどころか、旧石器捏造事件とオウム真理教事件を足したような話じゃないか、と理解して、ジャーナリズムはいったい何をやっているんだ!!と激怒している。

 旧石器捏造事件を起こした人物も、よく似た行動をとってたなあ。「昔の地形を調べる」とか言って、何時間も、発掘現場周辺をひたすら歩き回ったり。旧石器捏造は、はじまりから発覚まで確か20年近くかそれ以上の年月が経過してた。その人物をマスコミも含め、周囲はそれなりに信用してたし。それもそっくり。

 ずうっと毎日新聞の読者なんだけど、その理由は旧石器捏造スクープが大きい。スクープの内容は今も鮮明だ。今回の件と何が違うかというと、旧石器捏造事件の時は、毎日新聞がきっちり取材調査を進めて、証拠固めを完璧にしたうえで本人に切り出して認めさせる、ジャーナリズムの力量をとことん感じさせるものだったんですよ。今回は全然そんなのと違う。週刊文春を読んだわけじゃないから(買おうとしたら、売り切れてました)文春側がどうやって手に入れた情報なのかはよくわからないが、リークした人物を元々取材していたわけでもなさそう。向こうから持ってきたリーク話で、それを文春は掲載した、ということだけっぽい。つまり、取材する側は何もしていないわけ、なんだと思う。文春はホクホクしてるでしょうけどね。ひさーしぶりに、思う存分ぶっ叩ける相手を見つけたわけだから。

 オウム真理教とそっくりだと思うのは。やたら感動話を仕立てあげて、それにマスコミが乗っかってこぞって持ち上げていた、という状況。今回はNHKがそれを先導したわけだけど、確かオウムの時も、そんなようなことをNHKも民間放送もやりまくってましたよね。今回は、たまたま対象者が新興宗教の教祖様じゃなくて、一介の作曲家だっただけ。それでも、甚大な精神的被害が出ている。TV各社はどうするつもりなんだ??で、今回は毎日新聞も思いっきり片棒を担いでましたよね。バカらしくて、その特集コラムは読まなかったんだけどさ。

 何らかの障害を抱えてる作曲家なんかいっぱいいるんだけど。ベートーヴェンがもてはやされるのは、彼の曲(「運命」って、別にベートーヴェンがそういう名前を付けたわけじゃないんです)から「ご立派な人生」を日本人が勝手に捏造しているからなんですよね。フォーレだって晩年は聴覚をなくしてた。バッハは失明した。シューマンは精神に異常をきたした。こういう話はしかし、曲と絡めた感動話にならないから、みんな興味を持たないんでしょうね。

 元来クラシック音楽なんて、最も社会的影響力がない仕事ジャンルのように思うんだけど、TV等々のせいで、影響が肥大してしまった、ということ。で、一見関係のなさそうな、フィギュアスケートやら、オリンピックやらにまでその影響が波及してしまった。社会活動(=仕事と解釈しているが)って、どんなジャンルでも、社会に対する影響があるんだと自覚しなければだめだ、というのを改めて真剣に考えてしまうが。

 にしても、以前からつくづくウンザリしているのは。マスコミの人間って「芸術家先生様」に弱いのよね。すぐにへいこら、卑屈になる。何か事件があると、必ずと言っていいほど「作家の誰それ」にコメントを頼む、というのもその卑屈さと関係ありそうな。作家なんぞただのもの書きで、一番世間知らず人種の一だと思うんだけどなあ。音楽家だって同じさ。

 この人物についていえば。記者会見を見ても、何考えてるんだかさっぱ分からんとは思う。へんてこな主従関係ができてたことは間違いないが。感想としては。自分の曲をホイホイ他人に譲って平気でいる、創作活動なるものを舐めてる人物には間違いなさそう。でなきゃ、こんな時期に公表しないでしょ。「堂々と戦っていただきたい」だなんて、無礼きわまる。命令するなよ。何様だ!!

 でね、他人を支配するのが上手い人物は、泣き落としがかなり巧みです。「死んでやる~~」は、そういう人物がよく使う手口。死にゃせんですよ、こう言う人間は。騙されちゃあイケマセンぞ。

 
記者会見全容
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デビスカップ1回戦

2014年02月02日 | 
を観に。3日間観た観戦記。ただし例によって仕事してから出掛けてますんで、いつも途中からになっちゃう。

 というか、今回のデ杯は全体的にあれこれあったなあと感じている。カナダは当然ラオニッチが来るはず、ということで、日本テニス協会はなんと有明コロシアムを改修しちゃって、めっちゃ遅いコートに改造してしまったわけ。そこまでやるか、というなかれ。だって、ラオニッチはここんとこ楽天オープン2回連続準優勝、その要因の1つが「速すぎる有明のサーフェス」なのは間違いないから。なんでもいいから勝ちをもぎ取る、そのくらいやって当然だと思う。カナダに連れてかれてたら、絶対最速のコートでやらされる羽目になってたはずだもの。

 ところが、いざふたを開けてみるとラオニッチは日本に来たのに結局欠場。これ、他国もそうだったみたい。スペインはナダルとフェレール、セルビアはジョコビッチが欠場。ジョコビッチさんて鉄人じゃなかろか?と思ってたんだけど・・・・・・。デ杯の意義が見えない、納得感がなくて。
 ラオニッチの欠場&2番手の選手もシングルス欠場、で、カナダのレベルはいきなりコロンビアと同格くらいになってしまったんですよね。スペインもセビリアも同じ状態で、結局1回戦負けだったそうだが。ヘンだよね。テニスのW杯という触れ込みなのに。

 1日目。やっぱ錦織君は強い。というか、なんで元気なんだ??と思いつつ。去年の楽天の時と大違い、のびのび打ってるから、ハラハラしても負けちゃうの?という感じがしない。で、やっぱりスカッと勝利!!それにしても有明のコートは遅くなった。シロートが見ても分かる感じなんです。トップコートを塗り替えただけでこうも変わるもんなんでしょうか?





 添田君の試合は。1セット目がキモだったかなー。添田君は猛烈にギアを上げていたんだけど。そこで取れなかった、のが痛かったような。添田君の今の課題って、多分リターンだと思う。相手のサーブが200キロを超えてくると、ガクッとリターンが落ちる。試合というよりか、サーブに負けた感じがする。あと、ここ!!って時のミス。これは見ていて辛かった。3セット目もチャンスがあったのだけど、それを添田君が自分から手放してしまった。こないだの錦織VSナダル戦のような展開だなあ、と。で、結局1勝1敗。
ただし、このとき観ながら思ってたのは。相手の選手、添田君がああもあちこちに球を散らして、しかし追いついてるからあっぱれだけど、この人こんなに飛ばしてもつのかなあ?ということ。この不安が最終日に当たっちゃったわけなんだけど。

 ダブルス、どうするんだろう?と思いつつ2日目。行って仰天、錦織君が出てる!!!でスコアは?ええ~~~!!日本が1セット取ってるの???
 この試合、応援に行かなかった人は大損しましたよ。今までの日本代表戦ダブルスのベストマッチだったと断言できるから。
 錦織君と内山君のペアは、こないだの楽天で観た。その時は、錦織君がかなり気負ってる印象があって。自分がリードしなくちゃっていう気持ちが強すぎてミス、という感じ。内山君はこの試合も素晴らしかったんですよ。相手ペアは当然内山君を狙う。ぼこぼこ打ち込まれて、しかしビシビシ打ち返してたのが小気味よくて。いい試合だった!!とご本人に伝えられたのは嬉しかったんですけど。

 で、この試合。錦織君から気負いが消えていた。内山君とのパートナーシップが対等になっている。だから、お互いの良いところを出し合い、ミスは補完しあう、理想的なダブルスの形ができてたと思う、そうなると、スーパーショットがお互いに連発!なんですよ!!!それを目撃して、感激してました。
 とにかく内山君が切れる切れる、相手の一人は、ついこないだの全豪混合ダブルスの優勝者だったのに、日本ペアに翻弄されてる!!1セット取られはしたけど、完勝!!もうね、応援してて、だんだん自分の発言がえげつなくなる~~。最後は内山君のサーブだったんだけど「決めろ、内山ぁ~~~~!!」なーんて吠え立ててました・・・・・・。しょうもない・・・・・・。

 で、今日。仕事が長引いて、やっとこさ有明に着いたら。あれれ、人がわらわら会場から出てきてる。明らかに帰る人も。なんで?と思いつつ会場に入ったら、もう試合は終わってた。なんで~~~???まだ、1時間ちょいしかたってないでしょ。で、相手が棄権した、という情報を入手。なんということでしょうか?ここまで応援して、勝つ瞬間を見られなかったとは!!

 ので、消化試合ではあったけど、添田君の試合を観る。なんとしても勝つ、できれば圧倒してほしい、と思いつつ。その通りになりました。観ていると、添田君がご自分の課題を解決するべくあれこれトライしているのが分かる。なるほどね・・・・・。

 ということで、なんだか納得感はないけど、1回戦突破です!!おめでとう!!!





 あとは、応援ですよ。応援につきましては、カナダの勝ちだったんですよ。だって、どんがらどんがら鳴物を多数持ち込んで大騒ぎなんだもん。次回2回戦はですね、誰か和太鼓を持ち込んでくれい!!とお願い致します!!そうしないと音量で負けちゃうよ~~~。


 
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青山円形劇場

2014年02月02日 | 
に行く。いや、その前にデ杯なんだけど、この件はもう少したってから書きます。日本、大変なことになっております!!それをこの目で目撃し続けている幸福!!

 で、昨日はデ杯会場の有明から直接渋谷に回った。青山円形劇場には渋谷から歩き、というのが自分の定番。まあ、これもおそらく今日で最後になるのでは、と思いつつ。
 中途半端に時間が空いたので、じゃあってんで渋谷ヒカリエに偵察に行く。どういう所なんでしょうか?要するに、入間ぺぺのでっかいような場所でした。いろんな店が雑多に入っていて、脈絡がない感じ。だから、結局あちこち見て回ることになる。山のような人・・・・・・。だから、渋谷は好きになれないんだが。
 いわゆるセレクトショップ的な店ばかり。これは、という品物が置いてはあるのだが、買うとこまではいかなかった。客の男女比率は女7割という感じか。若い世代のお兄ちゃんたちはおしゃれな人が多いからか、こういうセレクトショップ系でも品定めしている人がいる。あとはカップル系。彼女の買い物に付き合ってるのか、付き合わされているのか?
 店内で耳にした親子の会話(母親&息子と思われる)。「満ち足りた生活してるのも考えものだわねえ~~」「なんで?」「買いたいモノがない」。確かに。今、自分なぞはなんとかしてモノを減らそうとしている。買うと、*2追い出さなくちゃならん。めんどくさいんですよ、「捨てる」のが。だもんで買いたくなくなる。

 さて、青山。この日は中西俊博さんの率いるバンドReel's Tripのコンサート。ここでのライブは今回が最終ということで、会場は満席!!いつも思うんだけど、中西さんのライブの客って老若男女がまんべんなく集まる。雰囲気がすごくいいんですよ。で、バンドメンバーはめちゃくちゃ巧い人たちばかり、しかもなんか仲がよさげでアンサンブルが気持ちいいい。中西さんの周りって、そういう人ばかりが集まる。不思議でしょうがない。

 聴きつつ思うこと。中西さんの音楽は、最近どんどん先鋭的になってる。いわゆる「耳触りのいい」曲は消滅して、メロディーすら判然としないような曲の多いこと!このライブのテーマは「進化」だそうだけれど、まさしくそのものだ。進化=「変化」なんですよね。それを目の当たりにしていると、「歳だから」とかなんとかいうの、全く言い訳だ、とつくづく思っちゃう。変化を怖がったら、そこで「老化」が始まるんだろうな。それを中西さんには常に教えられている気分だ。

 大変楽しいライブで堪能しました。めっちゃ疲れたけど・・・・。やっぱ、イベントのハシゴはきついっす。
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