なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

風呂場

2019年08月06日 | 

をどうすればきれいに、衛生的に保てるのか??

 というのに、決定打が見つかった、かもしれない。

 一つは、これ 

アクアサービスという会社の製品なんだけど、この会社はかなり面白い製品を扱っている。

 細菌や真菌に対抗する方法は、大きく分けて2つ。殺滅、つまり徹底消毒する方法と、別の無害な菌群に置き換える方法と。消毒は、病院で使い慣れてる奴ね、アルコールや除菌水・ハイター、この辺り。無害な菌群というと、家ならぬか床とか、大規模な奴だと納豆とか味噌醤油等々の発酵食品。で、この会社は、この両方向の製品を扱ってる。「ゆらら」は浴槽の水を殺菌する、「消毒系」の製品なんだけど、効果がめちゃ高いのでビックリしてる。

 一方、この会社の「菌で菌を制する」方向の商品がこれ 

 元々は、自分の馬の馬房があまりにど汚い、のに消毒もできないもんで、じゃあどうしようと思ってたところにヒットしたものなのだが。これを馬房に撒くと、今の時期だと床にハエがわんさかたかりそうなのに、たからなくなる。腐敗させる菌群を抑制して、発酵方向にいく菌が増殖する、馬房の菌構成が変化するらしい。で、腐敗菌に反応するハエがいなくなると。

 馬房の衛生については、別の場所でいずれ詳述する予定なのだが、動物関連施設の汚さというのは、そこで働いている人間や出入りする人間がだんだん状況に慣れちゃって、感覚がマヒする傾向にあるみたいなんですよね。今の馬房は床が土だから、比較的アンモニア系の臭いがしない。これは、土壌細菌が尿を分解しているから。だから消毒しちゃうと、土壌細菌もいっしょに殺滅されちゃって、いいことがない。だから消毒するな、というオーナー側の見解も分からなくはないのだが、しかし、その床が蹄病を誘発しているのもまた事実。苦肉の策なんだけど。これがかなり有効なので驚いた。相当腐敗菌を抑制する働きがあるようです。

 じゃあってんで、この粉を猫砂に混ぜてみたら、猫の尿臭が一気に消えた。この製品は有用菌群を粘土に吸着させて休眠状態にして、そこに水が入ると一気に活性化する、というシステムを取っているようなのだが、尿が水分になる、ということか。

 ということで、この夏はかなり過ごしやすくなった感あり。やれやれ~~。

 

コメント
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