なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

奈良行き

2023年11月26日 | 仕事
の目的は、もう一つ別にあったので、本当にバタバタしたのだけど。大和郡山市に「鹿革製の馬具」を作成している所がある、との事で、それを見に行ったのと、もう一つは、まーた蹄。奈良の鹿共の蹄がどうなってるのか、一応調べてみる、と。

鹿革製の馬具は、こんな感じ。
これは、ウエスタン風の鞍なんだけど、自分が今使ってるtotal contact saddleに座面を繋げた感じのもの。座面に鹿革が使われてて、スエード調の鞣しになってるかから、滑りにくい。このタイプの鞍は実に乗り易いんですけどね。

 
これは、冷却というか、放熱バンデージなんだけど、鹿革製。脚を冷やし過ぎない&抗菌という特徴があるとの事。
他にも

こんなメンコだとか、
無口に着ける当て物とか。
 鹿革のなめしが、かなり大変らしく、量産は現時点では無理そうとの事でしたけども。

 で、奈良の鹿。蹄に興味があったのは、連中は、歩いてる床がアスファルトだったり石畳だったり、土だったり、で、一方、大したものは食べてなさげ(鹿せんべいって、栄養価値なさげですよね)なのでどうなのかと。



 結論から言うと、特に問題のありそうな個体が見当たらない。やっぱり、栄養だの、地面だの、関係ないんだ。結局蹄疾患=水虫ってことだべさ。しょうもないなあ・・・・。蹄病学会の先生方って、頭悪いよ~~~。
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2日目

2023年11月26日 | 
は、奈良中心部の定番のお寺、の、定番じゃない場所へ。

 東大寺に繋がる道は、人と鹿でごった返している。で、誰もが大仏殿へ向かうのだ。分からんでもないんだけど・・・・。東大寺さん側も、大仏殿については、観光施設と割り切ってるところがありそう・・・・。しかし、受付の方に「最近修理が終わったと聞きまして・・・」と話して教えてもらって行ったのが戒壇院。
ここの四天王像がもうね、いいんですよ~~~~。3年以上観られなかったんだもんね、人だらけなのでは、との予想に反し、だーれもいないのだ。なんだかなあ・・・・・。
 四天王像、東大寺戒壇院の像は、ウエストがきゅっと引き締まってて、細身でかっこいいのだ。観つつ、これ、ボディビルやってるお兄さんがコスプレでやってくれんかなあ?と思う。人がいないからじっくり観れるのは有難いが。。見張り番のおじさんも「ここは、一番東大寺でも厳粛な場所です」と言う。

 で、その後は唐招提寺へ。

鑑真和上様は、自分的には、かなわねえなあと思ってる人で、その像が安置されている御影堂が特別公開されてるのは知らなかった!!ので、超ラッキーでしたね。
 
 御影堂には、鑑真様のお像を囲むように、東山魁夷氏の襖絵があって、それぞれ独立して観たことはあったのだけど、普段はどういう感じなんだろ?と思ってましたが、凄かったですね・・・・・。東山魁夷氏の襖絵は、もう、規模は壁画ですわ・・・・。なのに、観に来てる人達は全然絵を観ないのだ。なんでやねん???

 あとは薬師寺を大慌てで観て、新幹線に飛び乗る。ほっとして、新幹線の中で駅弁&アイス&コーヒー&ビールを楽しんだんですが、そんな事やってるのが自分一人なんだもんなあ・・・・・。なぜだ?
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奈良

2023年11月26日 | 

に行った。40年ぶりくらいかも・・・・。1泊2日の慌ただしい日程でしたけど、面白かったですねえ。色々考えさせられたし。

 色々ラッキーだったのは、ハイシーズンだからか特別公開されている場所や仏像が結構あったこと。展示物については、もう全てが撮影禁止になっていたので、建物ばかりになってしまいますが。
えーと確か、興福寺の五重塔&金堂(?)だったかなあ?五重塔は修理中で、多分もう少ししたら、全体がネットで覆われてしまうんじゃないかと思う。

 1日目、最初は法隆寺に行くつもりはなかったんですが、夢殿の秘仏公開の最終日だというので。

 夢殿の救世観音像は非公開になってますけど、秘仏はしっかり観れたので。百済観音像とか、玉虫厨子等々、きちんと立派なガラスケースに収まってました。40年前とは大違い・・・・。しかし修学旅行生はやっぱり多くて、奴らはガイドさんの話なんか全然聞いてないし、なんなら展示物も目に入ってなさげ。むしろこっちが耳学問になるのだった。
 法隆寺はそんな調子なのだが、すぐお隣の中宮寺には誰もいないのだ・・・。綺麗になっててビックリしましたが。なんでも高松宮久子様かな?が発願されて、新しく立派にしたとか。今も昔も、皇族の方が旗振って寺院を再建するのだなあ・・・。素敵な観音様なのに、人が少ないもんで、じっくり観れる。

 で、その後、普通は法起寺だと思うんだけど、思い立って、行ったことがない法輪寺へ。これが大当たり!
 行ってみたら、やっぱり人はいなくて、受付のおばちゃんはうたたねしてるし~~、「あのう。。。」一応声かけたら起きてくれてよかったです。
 これは三重塔。新しい物だそうですが、これだけの建築物を造る、大変だったらしい。
 このお寺の仏像は、飛鳥時代のものと、平安時代のものが並んでる、のと、背後に回って仏像の背中側もちょっと観れるのがよいです。仏師の方は、当然全身を考えて造るわけで、後ろも観ないとねえ。
 観つつ、うーむ、今は「飛鳥時代」だの「平安時代」だの言ってるけど、平安当時は、飛鳥時代の仏像なんか「超大昔の仏像」程度の認識だったでしょ、仏師さんは「悪くはないけど、古い!!最先端の一番今風の奴をドーンとつくりますから!!」ってやったんじゃないかなあ、と想像するんですよね。その気合が見えるというか。

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