なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

台所

2020年07月16日 | 

の掃除。病院はせっせせっせと掃除してるんですが、家はそうはいかない・・・・・。汚れ方がハンパなくなってきちゃったもんで。

 汚れる理由は、掃除がめんどい+自炊してるから、でしょう。特に油を使うと台所ってすごく汚れる。揚げ物のお惣菜が売れる理由は、家で揚げ物して台所が汚れたり、臭いが染み付くのが嫌だ、というのがあるんでしょうねえ。油の後処理もめんどくさいし。

 それにしても、床が汚すぎる~~~~。観て見ぬふりをしてたのがさらにマズイ結果を招いてしまっておる~~まあ、自分が悪いんですけどね。隅っこの黒ずみは何?おそらくはカビなんすよ。そうまで汚れてるって、ひどい・・・・。

 床が汚いと、気持ちが荒みますわね。大変よろしくない、ということで、今回はかなり荒業を使用。キッチン泡ハイターを汚れに直接吹き付けて1晩。その後は、歯ブラシや目の粗いハードスポンジやメラミンスポンジ&クレンザーで無理やりこそげ取る。やれやれ、なんとか綺麗になりました~~。

 そもそもこの床、クッションフロアなんだけど、貼り換えた時にちょっと考慮が浅かったなあと。当時はまだ、ネット通販が発展してなかったし、「こういうのがいいんですけど」とか、自分から提案できなかった。業者さんが持ってきたカタログから選ぶしかなくて。今なら、絶対抗カビ仕様にするんだけど・・・・。こういう感じの。


 

 そうしなかった結果、こまめにメンテしないとまずいシートを貼ってしまったわけ。なのにメンテしないから、こういう事になってしまう~~。

 台所の一か所(床の一部&棚)の整理で今回は終了してしまった。あーあ。棚については大ナタを振るう。棚に乗ってたのは実はほとんどが料理の本。20年前は、レシピといえば「オレンジページ」か「今日の料理」か「3分クッキング」か。あとは新聞の切り抜き。「3分クッキング」のテキストは、レシピよりむしろインタビューが印象強い。佐藤しのぶさんとか、非常に面白い話が多くて、内容を覚えちゃってる。そういう記事をまた読みたい、というのもあってなかなか捨てられなかったんだけど。料理については、今はクックパッドか楽天レシピかデリッシュキッチンかYOUTUBEか。情報の入手先が変わっちゃって、料理の本なんか全然見なくなってしまった。長年どーしよーと思ってたんだけど、そもそも本を見て作る、という事がなくなっちゃったんだから、もういいや。ということで、ほぼ全部処分することにした。台所に置くと、本て油を吸って汚れるんだなあ。。。それにしても、棚自体もボロボロじゃないか、そろそろ別の奴に交換するべきか?DIYでもするか?こんな感じの分別ごみ箱 をはめ込みで使ってるんだけど、これもやなんだ。プラ製で。プラ製のごみ箱って汚れを吸着してどんどん汚くなる。それも全部ハイター&洗剤で拭き掃除。疲れた・・・・。

 

 あとは、これも長く考えていたんだけど、

をずっと使ってて、まあ、そこそこ便利なんだけど、保管場所がうまくなくて。この写真にある保管器はやっぱりプラ製の悪さが出て、黄ばむ上にちゃちですぐ倒れちゃうし。壁掛けにしてみたけどうまくいかず、結局捨ててしまった。その後どうしようかずっと考えていたのだけど、これ

に引っ掛けて保管することにした。古いタイプのバーミックスだから重いんですよ・・・・。でもまあ、上手く保管できそうで、よかった。バーミックスは丈夫だよねえ。20年以上使ってまだちゃんと動く。

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映画

2020年07月03日 | 

の感想、というか、ちょっと色々考えちゃったので。映画の題名は「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実 」。未だに漂っている「全共闘」なる連中へのヘイコラ感ってなに?ひたすらキモイんだけど。

 この映画は、かなりうまく「日本人と時代」を切り取っている。三島さんて、物書きだけじゃなくて、ボディービルだの演技だの剣道だのにはまってて「文武両道の理想的な人物」って感じにみられてたらしい。当時の新聞での、なんだっけ「いい男投票」みたいなのに、なーんと長嶋茂雄氏や石原裕次郎氏を抑えて1位になってるんだもん、すげー!!でもね、どうやらその辺て、「戦争時に徴兵されたのに、結局戦争に行くこともなく生き延びてしまった」という劣等感というか、罪悪感というか、の裏返しだったようなのね。もうねえ、罪悪感というのは、百害あって一利なしの感情なんですけども。こんなの、持つ必要性は全くないですよ。

 ちなみに、三島さんがボディービルにはまるきっかけは実は美輪明宏さん、と美輪さんご本人が以前どこかでしゃべってました。二人の関係はやばめだったようなんですが、三島さんとダンスを踊った時に肩に手をかけると肩パットばかり、冗談で「あら、三島さんどこにいるの?」って美輪さんが聞いたら怒って帰っちゃったんだって。そっからボディービルにはまったんだそうで。なんだかなあ・・・・。三島さんのボディービルのハマりっぷりは

 にたっぷり書いてあります。「筋肉仲間」ってね。三島作品てこれくらいしか読んでいないんですけど。

 一方、いわゆる「学生運動」については。60年代あたりを研究している社会学者の小熊英二氏が映画の中で語っていたことが一番腑に落ちたんです。当時、テレビが出てきて、世界で起きていることを同時中継できるようになった。世界の雰囲気とか、おそらく、いわゆる「政治活動の方法」が日本の若造に簡単に伝染しちゃったわけね。未だにやってるデモだのテロ活動だのというのは、ビジュアル効果がそこそこありますもん。で、その方法でなんか気に食わんことをやってる政府だか大人だかを蹴散らしてやれ!!てなもんでしょう。親の金で大学にやってもらってて、お前ら何やってんだよ、と自分は常識的に思うんですけどね。当時、大学に入れる奴ってそう多くなかったはず。親がなけなしの金を注ぎ込んで入れてやったんだろうにさ。生意気にもほどがある。でも、そこに社会学者の方がもう一つおっしゃっていた「東大というネームバリュー」が加わる。今でいうFラン大学だったら、「あすこのバカ学生が偉そうなこと言いやがって」程度の反応で済んでた可能性も高い。けど「トーダイ」には、今でも「へへ~~」って水戸黄門の悪役連中みたいになる人が多いでしょ。当時はもっとそうだったろう。で、訳分らん屁理屈をベラベラかまされて煙に巻かれちゃうとね、かーんたんに騙されちゃう。「頭の切れるバカ」が大量増産されてたのが、当時の東大のレベルってことなんじゃないでしょうか。で、頭の切れるバカというのは、そういう屁理屈を理解できない一般人を心底小馬鹿にする。あんたらとは人間のレベルが違うんだってことね。これは、ポルポトやオウムが大量殺戮をやった大きな理由になります。で、浅間山荘事件ともくっついていくと思う。ヤフー映画のレビューを読むと、こういう事に気が付かず、あんな下らない討論(になってなかった。学生どもが単に三島さんにマウンティングしたくて屁理屈をかまし、三島さんの話を一切聞いてないんだもん、討論じゃない。ただのマウンティング大会)が理解できない自分がダメとか感じちゃう人ばかりで仰天しましてねえ。こんなんじゃ、すぐ「偽カリスマ」に洗脳されちゃいますよ。

 自分らが子供~10代だった頃って、この全共闘崩れの奴らがガッコの教師だの予備校講師だの塾の教師だのにうじゃうじゃいて、子供に屁理屈をかましては、お前らはダメだ的なことを言い散らかしてた。そういうのに、自分はひどい目に遭わされて大迷惑をこうむったんですけどね。子供相手に「俺様王国」をつくりたがる奴の多かったことよ!!やってることは「解体!」とかいってた大学に子供を送り込む仕事なのにさ。すげー矛盾、ぜひ「総括」していただきたいもんですよ。

 ということで、オウムの事件が起きた時、全共闘の連中が、なんら発言しなかったことに、今でも呆れているんだけど。結局、自分の人生に全然責任を取れてないわけでしょ。オウムの事件は他人ごとではなかった。自分的にはね。エリート大学の連中がやらかした殺戮、ちょっと間違えれば自分も取り込まれていただろう、という確信があって。でも、犯人の持ってたのはむしろ「劣等感」だよね。そこが違う。なにをやってもどんなに頑張っても評価されない、という絶望感に苛まれてる人に、「評価しますよ~~」という餌をぶら下げて人集めをしたんだから、オウムのシステムはうまい。絶望感を仕込んだのは、しかし、当時の教師や親だ。だから、全共闘なんか、害悪以外のなにものでもない、と思ってるんだけど、未だに「あの頃はよかった」とか言ってる奴がいるから。ふざけるな。 

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