なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

今年のまとめ

2021年12月31日 | 

 機械が壊れまくった一年でしたなあ・・・・・。しょうがないですけども。思えば、開院して22年経過(よく続いたものだ、しかも赤字は初年度だけですもんね)、機械はどうしても代替わりがまとまって起こるから・・・・・。電気機器だしね、それにしても~~、冷蔵庫だの、デジタルレントゲンだのまでぶっ壊れるから~~。

 デジタルレントゲンだが、こないだ、まーた壊れたのだ。前回の修理から、2か月もたってない。ひどいよ~~~、と半べそで。このままでは、買い替えざるを得ないのでは?と覚悟して中古医療機器屋に、デジタルレントゲンがないか問い合わせまでしたのだけど。
 前回と同じお兄さんが慌ててやって来て、あれこれ調べる。「マウスに画面が反応しないんですよ~~。キーボードでもダメ、とうとうPCが壊れたんでしょうか?」と訴える。しばし後、お兄さん曰く「別のマウスありませんか?」。そういや、有線の古いマウスがあった、それをくっつけてもらったら、あらあ、普通に反応するじゃん!!!なんだよ、マウスが壊れたんかよ~~!!

 お兄さんの言う事には、マウスも、キーボードもどっちも壊れてます、との事。両方だったもんで、周辺機器がおかしいのでは、という判断にならなかったんですね。うわあ、ご足労をかけてしまった・・・・。恐縮。しかも、お兄さんは「マウス買ってきますよ」との事。スミマセン・・・・。最近近くにできた「デンキチ」でいいマウスを購入してきていただいた上に自前のキーボードまで「要ります?差し上げますよ」って。ホント、スミマセン・・・・・・。

 あと壊れたのは、薬局でいつも使っているキャスター椅子。コクヨのチビ椅子なのだが、デザインが可愛らしくて、結構お気にだった。ある時からなんかがたつくなあと思ってて、ガタガタやってたら、いきなりぐらっときて驚愕。脚が一本もげかけてるじゃありませんかあ!

 大ショック!!こんなんまで壊れるわけ?もうう!!と怒ってるところへ患者さんが。ついつい「こんなになってしまった~~」と愚痴。そしたら、患者さん「ああ、これなら旦那が直せるんじゃない?溶接やってるから」とおっしゃる。ええ~~!!いい事聞いた、ぜひぜひ!とお願いして修理していただきました~~。

 修理箇所の方がオリジナルよりがっちりくっついたように見えます。いや~~助かりました!!

 という事で、持つべきものは患者さん、という。特にお仕事についてお伺いすることはないのだけど、当院の患者さんは、特殊技能の持ち主って方が割と多いんです。この椅子は開院時からの相棒だから、もうしばらく一緒に働いてほしいので助かりました~~。とっくに廃番になっちゃってる椅子だし。

 来年、というか、来月はちょっとあれこれありそうです。変えるべきは変えないと、という事でね。

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プロコフィエフヴァイオリンソナタNo.2

2021年12月29日 | 

のレッスン終了。今回は、お客様が先生ってことで、お客様一人だけど、せっせせっせと1曲休みなしで全楽章。ハア~~~。根性でブラッシュアップしましたけど、それをご評価いただきまして、やれやれ~~。

 いや~~今っていい時代だな~~、あ~~間に合った~~~と思うのは。「伴奏音源」つうものがあるのだ。一種の「カラオケ」ですな。しかし、今までそういうのがなくて、ヴァイオリンソナタを練習しても、イマイチ面白くなかったのだ。伴奏というのは特殊技能で、ただピアノが弾けます、だけでは「合奏」の体をなさない場合も多い。ソロ曲の練習ばかりやってるせいか、他の音を全く聴かず(聴けず)、勝手に弾いちゃう人が多いのだ。ので、伴奏できる方がこういう音源を出してくれればなあと長らく思っていたのだけど。
 一方、ヴァイオリン弾き側も、一人で練習してる限り伴奏との掛け合いなんか全然身に付かない。だから、いざ発表会とかで誰かと合わせるとなると、パニクっちゃう人が多いんじゃないかと思う。自分はオケ出身で最初から「合わせる」のが前提だったから、そこは有利ですけどね・・・・。

 この曲については数年前にサイトから「購入」したんですよ。とーこーろーがー、この数か月、例によってYOUTUBEに山ほど音源が出てきた。この曲なんざ、色んな人が弾いてるもんで、よりどりみどり。しかも、相当できる人(多分プロ)が弾いている。コロナでヒマぶっこいてるせいでしょうか?で、使ってる電子楽譜に伴奏を入れ込んで伴奏させつつ楽譜を表示して、譜めくりもできる、しかも、伴奏のテンポを自由に変えられる、という凄い機能がついてることに気が付いて。カラオケとしては理想じゃん!!

 こういう楽しみも、考えてみれば20年くらい早生まれだったら恩恵を受ける事は不可能だったでしょうから。ホント、ラッキー。

 という事で、これにて一応プロコは終了。ひょっとすると、録画して上げるかもしれませんけど。この曲は本当に勉強になったから。

 でね、ヴァイオリンの「上達」についてですが。これも随分悩んだんですけどね・・・・・・。バッハやってるときは全然うまくなった気がしませんでしたよねえ。。。。。プロコ2は相当難しいらしいんだけど、やってるうちにあー成程、となってきて、そしたら音程もなにもランクが上がったような気がする。左手もあっちこっち飛び回るし、右手もあれこれ、複雑なんですけど。

 基本的に、大人は楽器を練習する時間を捻出するのが大変でございます。だから、「フレーズを百回繰り返せ」とか、アホな練習なんぞしてる場合じゃないんですよね。というか、そもそも「練習」ってなんだ?これですよ。何のために、なにを「練習」するのか?よくヴァイオリンの先生が言いたがる「反復練習」って悪癖を刷り込むか、イップスをつくっちゃうか、どっちかにしかならない。

 とりあえず、今分かってることは。基本練習は「ハ長調」だけ、ロングトーンのみ。ハ長調はピアノで言うと「白鍵」のみ、の音階ってことになるんですけど、まず、これを刷り込まないと、半音(黒鍵)のトーンが全然身に付かない。ロングトーンは全弓で1拍60程度*4拍。きついですけどね。これを自分は今、8ポジまでやってる。G~Eまで1ポジでやって、2に上がって、って。

 これはなにをしてるかというと、結局左手の問題ってよく「ポジション移動」だの「形」だのっていいますけど、結局は「脳内マッピング」をいかに正確につくるか、という事なんですわ。これは他の楽器も同じで、例えばピアニストの辻井伸行さんが、ミスタッチもほぼ0でラフマニノフなんて激ムズの曲をなぜ弾けるかというと、結局は脳内にある鍵盤地図がしっかりできてるから。ので、視覚に頼る必要性がないんですよね。これをヴァイオリンの指板でつくるということ。確実につくるためには、手の形というか、手の形の変化をなるべくシンプルにして、混乱しないようにしなくちゃならない。

 で、一番難しいポジションは実は1stなんじゃないかと思っている。1stは最初にやるポジションではあるけど脳から遠いし、手の置き方なんかも個人差が一番出そうで。だから、逆に1stポジションハ長調をはっきりさせると、他のポジションも楽になる、はず。

 ということで、カイザーの1番。実は相当難しいと思うんですよ。ちゃんと弾くとなると。最近は、こんな「先生音源」まである。凄い時代ですわ・・・・。

Kayser Violin Etude No.1 ♪=100 Slow Practice Play Along Piano 36 Etudes op.20

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ジェネリック薬(後発薬)

2021年12月15日 | 仕事

の品薄が、いよいよ深刻になってきている。どうしたものか・・・・・・。

 というか、この品薄は、なにも後発薬に限ったことではない。まず、処方食。昔っからロイヤルカナンはしょっちゅう欠品するもんで、当院では一切使っていないんだけども(他にも理由はあれこれあるが)、この半年、ロイヤルカナンがほぼ全部、ヒルズの缶詰もなくなってしまった。薬ではアポキル錠やセミントラ。最近ようやく回復しつつあるのだけど・・・・。

 この辺は基本的には輸入品なので、要はコロナのせいらしいのだ。薬はあるけど、入れ物がつくれないとか。そんなんどーでもいい!とはいかないのが、ツライ・・・・・。

 しかし、後発薬の品薄はコロナのせいとも言えない。そもそもは、小林化工の「イトラコナゾールに睡眠薬を混ぜてつくってしまった」事件から始まった。で、厚労省が調べてみたら、まあ出るわ出るわ、あっちゃこっちゃの後発薬メーカーがいい加減な製造をやってるのがばれちゃって。で、あっちにもこっちにも業務停止命令が出てしまった。なにやってるんでしょうね?

 こんな話は昔っからあって。えーと、「雪印」でしょ、「ミートホープ」でしょ、「船場吉兆」、「みずほ銀行」もかなあ、隙あらばサボろうとする、のが日本の企業の特徴なんでしょうか?薬品メーカーはしかし、下手すりゃ患者さんを殺しかねない、って思ってないんかなあ?よく分からないんですよ。

 「ヤフー」にやたら出てくる「夫婦もの」マンガ。総じてこんなパターンなんですよ。夫側はめんどくさがってなんでも放り出すし、サボる、その分のしりぬぐいを妻側がやって(しかも、その辺をちゃんと話し合っていない、話そうとすると夫側が逃げるかららしいんだけど)しまいに妻側が爆発して、の繰り返し。個人でこれかあ、じゃ、そんな連中の集合体である(女がほぼいない、いても下働き扱い)企業がだらしなくなるのは、まあ、当然の帰結とも思える。

 そのあおりを食うのは結局患者さん&我々医療者。

 で、先生方の中にはつくづくえげつない事する奴もいる。少ないんだから、みんなで譲り合って都合しあうのが筋だと思うのに、なんと200箱も注文してその商品を終売にしてしまった、とか。こういう獣医の顔を見てみたい。

後発薬「ジェネリック」が品薄に メーカー不祥事や物流倉庫火災が影響 余波はいずれ先発薬にも

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少子化

2021年12月01日 | 

っていうの、これも自分の世代頃から始まった「問題?」で。面白いと思うのは、こういわれ始めて、既に30年以上経過、政府の施策ってなにがありましたっけ?もあるけど、原因一つ見つけられていない、ってどういう事なんでしょう?

 これについて、最近ようやく、こういう事か、と思い始めているのは。

 少子化のアンケートを取ると、結局「金がなくてビンボーだから結婚できない、ましてや子供どころじゃない」というような回答が多数。これ、多分間違い、というか、これが一番当たり障りのない回答になるからじゃないかしらね。

 むしろ、こういう事じゃないかと思うのは。マトモな家庭モデルというのが、戦後、特に高度経済成長って時期(つまり、我々50代頃がガキの頃)にほぼ絶滅しちゃった、というのがあるんじゃないかな。当時から今に至るまで決まりきった特に会社での価値観というのが「家族を顧みずせっせと働くのが甲斐性って奴でございます」というので、家族なんぞよりか、会社を10倍重視しろ、というのが常識だったわけじゃん。「家族サービス」といういや~~~~な言葉もこの頃から出てきたでしょ。家庭のこまごました家事は下らない低級な仕事、みたいな見下した価値観も。
 このせいで、「家族」という人間関係をつくる事ができなくなっちゃったんだよね。単身赴任が、それに拍車をかける。会社・企業が家族をぶっ壊しちゃったってことね。まともなロールモデルがない、だけじゃなくて、家族だの家庭だのが、「のんびり機嫌よく過ごせる楽しい場所」じゃなくなっちゃったってこと。「2回お座敷に呼ばれるようなもん」と誰かが言ってたような気がするんだけども、要は、会社でも、家庭でもなんか演技する、役割を演じている、ような感じか。男性に多そうですけど。

 だから、どうやって家族なる生活単位をつくって運営すればいいのか分からない。会社は家族の邪魔ばっかりするでしょ、相変わらず。それで子供なんか、無茶ぶりだよなあ~~。

 仕事にそんな大きな価値なんかないと思うんだけどさ、日本人はクソ真面目だから。

 でも、これをアンケートの回答に書ける人はいないと思う。単身所帯がどんどこ増えているのは、しかし結局、もう他人と暮らすのがしんどい、いやだ、という人が増え続けてる結果じゃないかと。

 一方、女性側は、オトコなんぞいらんけど、子供は欲しいかも、という人が増えてるような気がする。だから、結婚と子供を切り離さないと(親と子はともかく)子供は絶対に増えない。ここまで、男が全然当てにされてない、いらん、と思われてる。

 孤独はイケマセン、って言われ始めてますけど、コミュニケーションのあり方にうんざりしている人にそれを言ったってなんも響かないと思うんですよ。ましてや子供なんて未完な生物を責任もって面倒見るってねえ。。。。。

 思えば、集団生活は疲れる事ばかり。ガッコもそうだったし、家も。そういう刷り込みを子供の頃からやられてるんだもん、無理ですよ。単身世帯の激増と少子化は、こんな感じでリンクしてると思う。従って、ガッコをなくすくらいでないと(どんどん不登校者が増えてるしさ)なんも変わらないんじゃないですかね。

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