なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

テニススクール

2024年05月20日 | 
に行ったら「来月から進級です」と言われてビックリ!!そんな事ってあるの?

 「M1」クラスっていうのに配属されてはや何年?そもそも球技全般苦手&下手くそってなもんで、もういいや、とりあえず楽しく運動できれば、と割り切ってチマチマ、週1回のクラスで練習したら、あとはラケット1回も振りませんよ~~、という程度の練習を繰り返してただけなんですが。

 最近は「スタテニ」等々、プロの方も含め色んなテニスチャンネルがYOUTUBEにあって、見ることもあるけど、プロの解説って、ほぼ意味ないなあと思うこと多し。まずこういうチャンネルは男性が作ってることが多くて、基本的な筋力が違うし、+プロの方はもうトンデモナイ体づくりをしてるから、シロート(しかも中高年)がマネできるはずないんですよ。

 ので、なるべく体力&筋力が必要ない方法を考えて実行って感じにしてたんですけども。

 面白いのは、年を取ってる、と通常思うじゃない、けど、全然体力等々変化なし、むしろ能力的には上がってきてるんですよね。多分、柔軟性&関節可動域をキープ、又は改善するようにしてて、怪我しにくい&動きやすい状態を維持できてるからかなあ。
 家の前の公園でグラウンドゴルフしてる人たちを見てると、関節の可動域がめちゃ狭い&ストレッチ性が悪い感じがしてて(ラジオ体操で、既に腕が伸び切らない)、それじゃあ、走ったり、絶対無理だよなあと。
 
 しかしなあ、もう一つ思うのは、何十年も前だっていうのに、未だ、学生の頃に刷り込まれた「苦手意識」という奴に邪魔されること。球技って体育でやたらやらされて、大体チームスポーツだから、苦手=クラスの邪魔者になっちゃうんですよ。嫌な思いばかりしてたような。ホント、ガッコーってなんだったんでしょうね?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウサギの飼主

2024年05月05日 | 仕事
の皆様には、今まで書いた事くらいは最低でも理解してていただきたいんです、が・・・・・・。
 ただ「可愛い」で飼えるような代物じゃないんですよ。

 ところが、実際は非常に安直に手を出して飼ってる方が大多数っぽいんですよねえ。。。。。。。。。。。

 飼主の方にやっていただきたい事は、とにかくせめて体を触ってもあまり動じない程度には躾けておいてほしい、なんですが。これすらやってない方が大半.
病院では触らなくちゃ診察できないのに、飼主が触れないんじゃどうにもならない、んですがね。プロなら何とかしてくれるだろって、他人本願の方が多すぎる。

 病院で、アカの他人にいきなり触られたら、場合によってはそれで死にます、この動物は。プロだろうがなんだろうが、無理。それを逆切れする方多いから、、、、、、、どうしろというのだ。

 それと、基本的な知識をお持ちでない。

 0から今まで書いていたような事を飼主に説明するとなったら、2時間はかかりますよ。

 今回の訴訟で「説明を尽くせ」とかなんとか飼主側は言っていたようですが、説明し尽せるわけないでしょ。どうやら、緊急で行った病院のようですしね。というか、心配で「家族」だとかなんとかいうなら、普段からかかりつけを持っておくのが当たり前だと思うんですけどね。

 ということで、当院では、ウサギを診察する場合、初診の方には申し訳ありませんが、今後は「承諾書」を頂くことにしました。もう、自衛するよりか方法がございませんので。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寄生虫

2024年05月05日 | 仕事
が、じゃあなんでこんなにウサギにたかってるのか?

 特にエンセファリトゾーン症に罹患したウサギの飼主は色々嘆くんですが、これは、断じて飼主の責任ではないんです。寄生虫というものは、その辺にふらふら漂ってたり、湧いて出てくるものじゃない。必ず「寄生虫のいる個体から直接伝搬される」わけ。じゃあどこで?となると、飼主に引き渡される前、ペットショップなりブリーダーなり、最初に飼育されてる場所で蔓延してて、しかし、前述したような発症上の特性があるから、そんな事も分からないまま出荷しまくって、どこかでスイッチが入って発症・それが飼主のとこでした、という事なんでしょう。

 ウサギは、そのホイホイ増える特性上、狭いケージや場所に多頭を押し込めて暮らさせていることが多い。「クローズドコロニー」なんていいますけど、その典型例といえる。で、そこに寄生虫を隠し持ってる個体を導入してしまったら最後、「ピンポン感染」なんて言われたりしますが、お互いにうつし合って濃厚感染を起こしたり、濃厚寄生という事態になったりする。で、ある日、子ウサギが集団で神経症状を呈してひっくり返って死亡、となる。こういう話は一カ所でウサギを集団飼育しているとよく聞く話なんですけども。

 つまり、飼主がペットショップで一見元気で健康そうに見えるウサギを買ったとして、そのウサギが本当に「健康」なのかは、全く分からない、という事。エンセファリトゾーン症の場合、当院で診た患者のうち最速は、購入1週間後に発症している。一方、飼い始めてから6・7年は経過してて、手術までしてて、しかし元気だったはずのウサギがいきなり発症、というケースも。全部1匹飼いなんですが。

 こういう動物を飼うのはリスクが大きすぎでしょう。

 学校で飼育しているウサギが集団で体調を崩すのにも、裏にこうした寄生虫が関与している気がしてしょうがない。そうでなくても、とにかく劣悪ですもんね、飼われている環境が。コンクリの床って言うのが最悪で、尿をどんどん吸い込んで悪臭の原因になるし。でも、特にメスウサギはどんどん土床だと穴を掘っちゃうから、コンクリ床にせざるを得ないし。ウサギを健康に飼うのは、こうも難しい。

 ちなみにハリネズミ。「ふらつき症候群」について考えると、どうも、ウサギのブリーダーがハリネズミに手を出して、ウサギを飼ってたケージかなにかに、ろくに消毒もせず(というか、寄生虫は一般的な「消毒」では駆除できません。熱湯スチーム等で掃除しないと、卵は死なないから)ハリネズミを導入して飼って、繁殖させてってやって、うつしたんじゃないかなあ、と推測してます。動物愛護法が改正されてからこっち、ブリーダーが繁殖させる動物をあれこれ鞍替えしている感じがあって。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エンセファリトゾーン症

2024年05月03日 | 仕事
がウサギにとって最凶じゃないか、と思う点は
  1. 小さくて目視できない。抗体の有無でチェックする方法もあるが、不確実。
  2. 体内のあらゆる場所に寄生する可能性がある。
  3. 尿を介して伝搬するらしい(従って、同居ウサギに簡単に広まってしまう可能性が高い)。
  4. 寄生していても、症状が発現するとは限らない。
  5. 発症する時期・年齢・部位・性別全てに脈絡なし。
  6. 寄生虫に一応効果があるらしい駆虫薬はあるが、長期連用が必要。
  7. 寄生虫を駆除したとしても、発症した症状の改善に繋がらないことがままある。
  8. 死亡率が高い。神経症状が出た場合は危ない。病態としては「脳炎」だから。
  9. どうやらかなり蔓延している事は間違いなさそう。生涯発症せず不顕性寄生で過ごす例を考えると、下手をすると9割くらいは罹っているのではないか?  
 あと、この件について極めて重要なのは、エンセファリトゾーンという寄生虫は哺乳類全てに寄生する可能性がある、という事。人とて例外ではない。こういう寄生虫がたかってるかもしれない動物をガッコなんかで飼育してよいのか?

 当院で診ていて多分確実と考えているのは、ウサギの次に危ないのはハリネズミで、ハリネズミのふらつき症候群と呼ばれている疾患は、おそらくハリネズミのエンセファリトゾーン症であろう、という事。ハリネズミのふらつき症候群の症状は人間のALSに酷似している。ALSは人のエンセファリトゾーン症なのではないか?と疑ってるんです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする