なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

美容院

2009年07月28日 | 
に久し振りに行く。もういい加減、髪を切らないと、しかしこりゃ一体、どこまで伸びるんだろうか?こうなっちゃうと、切る気になれない、とりあえず毛先をすいて、トリミングってとこで落ち着く。
 行きつけの美容院のマスターは男の方なんだけど(女に切られるの、あまり好きじゃないんです)「マイケルってどう思います?」って聞いてみた。「カッコイイと思いますよ」「じゃやっぱ、ムーンウォークとか練習したわけ?」アホな男子、どいつもやっとったのでは?と思いつつ聞いてみたら、やっぱ、試みたこともあるっぽいような。かっこいいなあ、あこがれるなあ、でもまあ真似できるのはこれくらいだし、ってなもんでしょうけど、悪くないよね、そういうの。

 マスターに色々聞いてみたんだけど、マイケルのダンスだの、仕草だの、とにかくカッコイイ、と感じるんだって。男の方でもそうなのかあ。つうか、単純にそれで済めばよいのだろうけど。

 困る、ねたみだのひがみだのやっかみだの、雲と同じにいつの間にかモクモク湧いてくるものだしなあ。しかも、なかなか吹っ切れない。これに人種の問題が絡む、ますます話がややこしくなる、のは必然か。

 こういう感情を、基本的には「やめましょう」って押さえ込む方向で解決しようとしがちだ。でも、そんなん無理ですよ。イジメだってそうだ。「やめましょう、皆仲良く」で解決するなら、とっくにイジメはなくなってる。負の感情です、=悪なんですって押さえ込むから、裏へ裏へ、回り込んでいく。で。そういう風にするほど、この手の感情は腐る。臭う。この臭気は、全体に広がって、全てを腐らせる。こうなったらオシマイだ。

 じゃーどーする?こういう感情は「出てくるものです。仕方ありません」って肯定する方が建設的なんじゃないかしら。大体10人集まれば、誰か気に食わない奴が出てくるもんだ。そんなもんだ、だから、その上でどう折り合いをつけるのか、考えましょう、なら、分かるんですがね。

 マイケルを叩いてる連中に、誰かが言ってたらどうなってたんだろう?「あんた、結局ひがんでんでしょ、妬んでんでしょ、ヤキモチやいてるんでしょー」って、ズバと指摘していたら。

 自分のそういう感情については?いつも慎重に精査する癖をつけといて、で、ヤバげな時は「ひがんでます」って、はっきり「口マメ」に認めておくこと、そうすれば、自分の感情に思考が乗っ取られる可能性が小さくなるのでは、と思うんだけど。

 医療に関する報道にも、その手のひがみややっかみが前提なのでは、と感じること多々あり。「ガッポガッポ稼ぎやがって」ってさ。「ブラックジャック」に出てくる悪役の医者みたいなイメージを前提にして話を組み立てているような。最近、「ブラックジャック」ってそんなに良い作品なのか?疑問が大きくなっている。悪影響の方が大きいのではないか。
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報道

2009年07月24日 | 
のあり方の偏向、マイケル・ジャクソンについては「人種」とくっつけて語られてることが多そうだ。しかし、あっしの見立てはちょっと違う。それ以前のことなんじゃないか。彼は、旧来のアメリカ文化における「かっこよさ」と対極にある全く新しい「カッコよさ」を提示してしまった。それに対するねたみ・嫉み・ひがみから始まったんじゃないか、全てが。

 それまでのアメリカ=マッチョ文化に尽きると思う。アメリカにおけるかっこよさ=筋肉隆々の大男(代表:シュワルツネッガー)OR西部劇に出てくるようなニヒルなアル中ORきっぷで勝負する口達者(例:「カサブランカ」のハンフリー・ボガート)、まあ、全部映画からの見立てですけど。基本的に田舎臭いですね。単純なんですよ。

 考えてみると、マイケルが現れてからじりじりとそういう人物が活躍する映画が減っている。現在、いわゆるアクションスターなるムキムキ男はほぼ全滅状態、アクション映画の内容も「普通の人がどうにかしなくちゃって頑張る」内容ばかり。これは、アメリカにおける旧来のモテ男が価値を失っている証拠だろう。しかし、この価値観の変化は、マッチョ文化にどっぷり浸かっている男どもに対して、物凄い脅威になるでしょ。

 マイケルの歌・ダンスは実に繊細で、かつ隙がない。ライヴ映像で「どこを切ってもカッコイイ」というのは驚異だ。本当にビックリしたんだ。斬新なダンステクニックや振り付け、真似することはできるけど、最初に考え付くまではどうだったんだろうか?それもこれも、マイケルが「客を満足させるショーパフォーマンスとは」ということを真剣に考え、かつ実行するために相当の努力をした結果。で、なのに、それが全部ねたみやひがみ・やっかみの対象になってしまったのではないか。男のヤキモチは恐ろしいよ
 更に続きます。
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毎日新聞

2009年07月24日 | 
の「記者の目」に寄稿されたマイケル・ジャクソンに関する記事が、かなり反響を呼んでいるようだ。書いた方は、マイケルのファンなんだろう、彼をめぐる報道についての憤りを率直に書いておられる。この7月はつらい。ファンの方はどうやって過ごしているのだろうか?
 マイケルについての情報は、ほぼNHKの特集番組から得たんですけど。彼の死後に、生前収録された番組を流すのには決断が要ったと思う。NHKには感謝したい。なんかね、頭から離れないんですよ、彼をめぐるいろんなこと、特に報道が。

 マイケルについての報道は、医療に関する報道と重なり合う部分が多々あると思う。特に「割りばし事件」。この件に対する報道のバカさ加減には以前から辟易していたわけだが、当事者の先生が所属していた杏林大の教授の方のインタビューを読んで、事件のいきさつがかなり腑に落ちたもんだから、なおさら腹が立っている。一言で言えば、報道する側のステレオタイプな思い込みに基づく偏見、さらにそこに立脚した、書いている本人も気付いていない「悪意」に正義っぽいことをまぶしつけた記事の書き方。マイケルに対しても同じではないの、というか、マイケルについての報道をあれこれ考えていて気付いたことでもあるんだが。

 彼の映像・音楽を見聞きしてまず、思ったのは「なーんてカッコイイの!!!」でしたね。知らなかった~~。こんなカッコイイなんて。で、もう一つ思ったのは「意外に小柄で華奢な人なんだなあ」ということ。これ、かなり重要な情報だった。
 続きは次回。
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2009年07月21日 | 
が減ってしょうがないんですけど、最近。暴力的にハラペコになる、のはどうして?
 糖尿病じゃないよねえ、まさか。別に飲水量は増えてないし。

 ここんとこ、学術講演会が続いている。大体午後なのはいいんだけど、移動がせわしなくて、昼飯をちゃんと食べられなかったりする。そうなると、もう、腹が減ってどうしようもなくなる。で、どういう訳か、腹が減ると眠くなる。これまた暴力的に眠い!!普通は腹がくちくなって眠くなる筈なのに~~~。

 昨日は東大に行った。発見したこと。農部は赤門から行けないのね。道路を挟んで向こう側なのかあ~~。カンカン照りの中、歩いてるうちに、既に腹が減ってきた。実は、東大に行くのは初めてで、どんな所なのか興味津々だったんですけど。東大の建物はなんつうか、「耐震基準」を満たしてんのか、こりゃ、という建造物が多かった。どちらかというと、重文とかにしたほうがいいんじゃないか、という感じ。で、門にはいくつも「建築計画」のお知らせが貼ってある。やっぱ、建て替えるんだね、きっと。あっしの大学も獣医棟を取り壊して建て替えるっていってましたな。
 講演会は、残念ながらハズレ。あー、できれば、こういう話を真に受けてほしくないんですけど、特に若い世代の先生は、と思いつつ、しかしハラペコでしょうがない。帰り道、ふらふらと洋食屋に入ってしまった。

 こういう昔からある大学の周囲には、「学生相手の商売」っつうのがたくさんあるのね。発展もしそうにないが、まあ、安定はしているか。洋食屋もその一つっぽい。あっし並みにすぐハラペコになる男子学生どもが喜びそうなボリュームの洋食屋がそこらじゅうにあるの。「安い・旨い・大量」って感じの店多し。更に大盛りも選択できるようだし。さすがです。
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マイケル・ジャクソン

2009年07月17日 | 
が亡くなって、それなのに、未だにゴシップにさらされてる。亡くなった人がここまでターゲットになるなんて、なんてアメリカは嫌な国なんだろうか。今回の事で、とことんアメリカが嫌いになりましたね。+南蛮人もね。

 元々洋楽って好きじゃないんです。大体ビートルズが嫌い。「ビートルズ嫌い」というの、なんかこう、発言しちゃいけないみたいなムードがありますね、でも好きになれん、どうしても。音楽の授業で「イエスタデイ」を歌わされた時、こんな曲のどこがいいんじゃ?と思って以来だな。マイケルの歌も殆ど知らない。こんなんで、なにを書けるか、とも思うけど。ちょっと我慢ならない感じで。

 マイケルが亡くなってから色んな方が毎日新聞に寄稿したけれど、平野啓一郎さんの文章が一番あっしにはこたえるものだった。この方は、多分あっしなんかより余程色んな事情をご存知なんだろうな、その上で書いておられるんだ、と思う、その前提で書くのだが。平野さんは大層抑えて書いている、でも、その文脈から怒りがフツフツ湧き出てきてるようで。なぜ、こんなことになってしまったのか。

 マイケルのスキャンダルがあれこれ入ってきた頃、あっしの感想は「伝言ゲームの最終あたりの情報だ、真に受けるな」だったのね。他の国の人の話でしょ、それが更に翻訳されて入ってくる、おまけにその情報は飛び飛び、訳が分からんもの。
 平野さんが指摘されてるのは、やじうま集団にもに分かる、マイケルの身体の変化(整形だの、皮膚の色だの)が、なぜか全部「人種問題」と絡めて解釈された、という点。これ、ヘンですよね。整形なんか誰でもやってる、皮膚に関しては、こりゃ、病気に間違いない。実際、マイケルは自分の病名を公表している。病名を読んだ限りでは、手ごわい疾患だ。なのに、それが全部「あいつは白人になりたがってるんだぜえ」で片付けられ、非難の対象になってしまった。その非難はマスコミが増幅した。マイケルが「ピーリング」して、自分で皮膚を白くしたんだって、今でも殆どの人間が信じてるんじゃないかな。あのねえ、そういうんで、指先までなんか、白くできっこないですよ、常識的に考えて。

 ここから先は、彼の死後あっしが読んだあれこれの記事からの推測ですけど。だから、それ以上でもそれ以下でもない。読んだ情報が正しいかどうかも分からない、全くこんなんでいいんですか?と思いつつ。
 以前マイケルが日本に来た時、お付の人が彼に日傘をさし掛けてたのも、病名を知れば簡単に納得できる。あの皮膚病は、日光で悪化するのだから。
 で、彼が一時期車椅子で移動せざるを得ないほど、衰えていたらしい、のも病名を聞けば分かる。この手の皮膚病は、治療に必ず副腎皮質ホルモン剤を使う。この薬剤は筋肉を落としてしまうから。もう一つ、彼が患っていたと思われる皮膚病は、ストレスで悪化するんだ。
 ひどい話だ、ストレスで症状が悪化する、で、悪化した症状を掴まえられて非難される、で、更にストレスが増す、という。こんなの、普通の人でも耐えられないでしょ。それだけじゃない、筋肉が落ちる=踊れなくなる、ということ。ダンスのクオリティが下がる、あれだけのパフォーマンスをやり遂げてきたんだもの、プライドに直接関わる事態だろう。

 彼がここでツアーを敢行しよう、と思った事情もなんとなく分かる。いろんな意味でリミットだよね、だから、ギリギリの状態で身体を作っていったのではないか。病状も(多分)落ち着いていたんだろうし。それなら、薬もかなり減量できるだろうし。無理がかかるのは、ある程度承知の上、だから、医者の同行を求めた所もあったのではないか。で、一方思うのは、記者会見での彼の吹っ切れたような表情と、リハーサルの凄み。無念でならないだろうな、と思って。

 これ、全部分断された情報にすこーしこっちの医療上の知識を足して書いてるんですけど、だから、全部憶測ですけどね。
 なんかね、考える度、マイケルは、まるで「白いライオン」みたいだな、と思っちゃって。あれほどの成功を収めながら、どのコミュニティからもはじかれてしまった、という。なんでも人種(っつったって、単に皮膚の色だけでしょ)の話に戻されてああこう言われて。だから、南蛮人はキライなんだ!
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梅シロップ

2009年07月06日 | 
完成!
 「作り方」の通りになりやした。まあ~~、梅さんたら、100歳のバアサンみたいにシワシワ、骨皮スジ衛門になっちゃって。こうなると、確かに「梅ジャム」なんかに加工はムチャっすね。
 上手くいった理由としては、やっぱ「お酢をたくさん入れた」からじゃないかな。酢ってすごいよね。時々作るワカメ&ブイヨンのスープ、簡単だけど、すぐに飲みきらないとあっという間に腐っちゃう、しかーし、こいつに酢を足しておくだけで、そうなりにくいのだ。味もさっぱり風味になるし。
 本日試飲。うまいっす
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