なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

今年のまとめ

2023年12月31日 | 

 そうですねえ、なんか出費が多かったような・・・・。

 この間はガス給湯器を交換した。使い始めて既に15年以上は経ってる、どうにかせにゃ、とずっと思ってたのに~~、今年の初め頃から実は考えていたのだけど、1年前って、給湯器がめちゃ品薄で、頼んだって来るのに2か月はかかります、的な話をされてまいった~~、というのを、通ってた美容院のマスターに聞いて震え上がってたわけで。業務用の給湯器でそれじゃあ、自宅用なんか無理無理!!と諦めていたんですが。

 いよいよヤバそう、となってきて、そこに総務省の助成金の話が飛び込んできて、なら、と便乗しようとして見積もりを貰ってみた。そしたら、「あんたんとこは対象になりません」という結果。この助成金て、ガス屋さんによると、どうやらエコキュート&太陽光発電等々、全部で200万くらいの出費を要する設備を付けた時にようやく通るようなものらしい。普通の「エコジョーズ」位じゃぜーんぜん、だそうで。

 なあんだ、と、がっかりしたんだけど、一旦動き出した以上、もう後に引けなくなりまして。給湯器自体の供給は元に戻ってますから、という事で、じゃあ、お願いします、ついでに、風呂で死なないように暖房機もくっつけてほしい、と。

 暖房機が大当たりだったかも。

 乾燥機で「乾太くん」というの

が人気ですけど、分かるわ。ガス式の暖房って強力&速い。風呂場でぬくぬく、これじゃあ、風呂場に住んじゃうよ~~。

 家がぼろい分、細かいリフォームはしょうがないんですが、来年はどうなるんだろう?今度は車?もう勘弁して~~~。

という事で、来年もよろしくお願いします。

 

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原作漫画

2023年12月27日 | 

を読んだときは、自分的には結構な衝撃で、あーこれ、萩尾望都さん以来かも~~、とか考えてたんです。個人に起こる小さい問題が、実は大きな社会の課題とリンクしている感じと、あーこのテーマって凄く日本的だなあとも思えて。

 そもそもベリーダンスという奴ですが、これだけじゃないな、色々な国のカルチャーに、日本にいると(都市部限定かもではありますが)割と手軽にアクセスできるんですよね。ベリーダンスについていうと、まず、キリスト教圏では習うこと自体無茶そう。イスラムに改宗すんのか?みたいな大げさな話になりかねない、だけじゃなく、即差別につながる可能性すらある。このダンスを習ってる日本人がイスラム教信者になりましたっていう話も聞かないし、宗教だのなんだの、七面倒な事をすっ飛ばして、やってみたい、やってみた、ってできるのが日本の凄いとこで、更に言うなら、こういうお稽古事をやろうとすると、意外と手近に教えてくれる熟練者がいるんですよ。で、通える場所もあちこちにある。これはね、例えばアメリカなんか絶対無理で、治安の面もそうだし(夜間の教室なんか、考えられないでしょうね)、そもそもだだっ広すぎて教室なんか通えるはずない、って場所が99%でしょう。アメリカ人がやたらTVでスポーツ観戦したがるのは、他にやることがない、ヒマ人だからで、自分じゃなんも動かないし、動かそうっていう場所は遠すぎるし、教えてくれる人もいない、そりゃどんどん太るでしょうなあ。

 一方、第一話で朱里ちゃんが書く「結婚相手の条件」ですけど、読んでてあー当然じゃない、と。動物だってそうでしょ。より餌を獲ってこれそう、より縄張りをがっちり守りそう、そんな基準でメスはオスを選んでるし、愛だの恋だのって、寝言言ってんじゃないよ、だよね。オトコなんて、下手すると「20歳にして金を借りる」からさあ。アタシも学生の頃、研究室の同期男に「3千円貸してくんない?」と言われて逆上しましたけど。「どーせパチで使い込むんでしょうが。誰が貸すか」とは言ったけど、学園祭当日だったからしょうがなく貸しましたけど。土曜に貸して、月曜にがっつり回収。当たり前だっつの。逆に言えば、クズ男庄野が夢で言われる「あんただって、顔と若さだけでしょ~~~」というのも、まあ分かります。小西も言ってる「等価交換」て奴。あーあ。「直虎」に出てきた名セリフ「ババアになってしまう~~」と嘆く直虎さんに「案ずるな、そんときゃ俺もジジイだ」なんて言うオトコなんかいやしない、気がするわけよ。

 しかし、これじゃそりゃ少子化になるに決まってます。

 田中さんが追及してるのは、たまたまベリーダンスなんだけど、とにかく女が自分のために生きる事を中心に据えると、もう、オトコだの子供だのというのがかすんじゃうんですよ。あれもこれも、は、ほぼ不可能。これは男も実は同じですけど、子供については、とにかく明治以降はなんもしなくて済んでた。だから、男は女よりかはまあまあ楽勝だったかもしれない、のか?つい80年くらい前までは、8人の子持ちの夫婦なんか普通にいて、子供育てて人生使い切りました、って人が大半だったと思う。その辺が崩れてきたのが、実は昭和戦後で、子供はもう当時から1世帯当たり2・3人程度に減ってた(これもほとんど世間体対策ですよね、別に子供好きだからってわけじゃない)、にも拘らず、男はいつまでも稼がされて、従ってえばってて、というのを庄野の親世代の夫婦像が表してる。あれじゃあ、結婚にいいイメージなんか付かないですよ。ま、そもそも結婚自体が「世間体」でしたもんねえ。

 だから、むしろ、今ってかなり健全じゃないかとは思う。やりたい事をやって、その中で子供が第1位に必ずしもならないというのが本来のあり方だと思うから。でさ、子育てなんか、大変なら外注しちゃえばいいじゃん、とも思う。アジアでもどこでも、ちょっとお金がある家庭は、お手伝いさんが普通にいて、その人達が結構やってくれてるし。日本の「なんでも自前で」という文化も、昭和の産物だと思うんだけど(夏目漱石の小説なんか読むと、家庭内に書生だの女中さんだのって他人がわらわらいますもんね)、それこそ、女を便利品、無料家政婦扱いしてたってことで、そっちが異常ですよ。

 でね、趣味を持てとか、定年後のオジサン方が言われてますけど、日本のお稽古事の生徒さんって、ほぼほぼ女性ばかりでしょ。男は何してるのかよく分かんないんです。親世代は特にそうだよね。これも問題をすごく感じるんですけどね。

 とまあ、あれこれ考えさせられる。漫画なんだけど、下手な小説なんぞよりシビア。で、今現在って色々と過渡期なのかもなあと思わされるんです。

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「セクシー田中さん」

2023年12月27日 | 
というドラマにはまってて。終わっちゃいましたね~~~。
 元々原作漫画

のファンで、しかし、ドラマ化するとなるとかなりハードル高めだなあと思ってたので、ドラマにすると聞いた時はビックリしたんですよ。

 このドラマは評価が高くて(自分も随分楽しみました)色々なとこで色々言われてるから、ちょっと違う視点で。

 このお話、重要なプロットを実写にするのが難しいんです。原作に出てくる最初の難関(と思った)が「ヒラリー・クリントン氏の選挙敗北演説」で、この手のニュース映像って確かにドキュメンタリーならまあ出せると思うんだけど、普通のドラマ、しかも地上波となると、権利関係をどうするのかが難しそうだと思ってて。しかし、原作では非常に重要なプロットで外せない。だから、朱里ちゃんにセリフでしゃべらせて、程度になるんじゃないか、と予想してたんです。まさか、ホンモノが出てくるとは~~~。ソースはおそらく日テレかNHKのニュース映像でしょうけど、肖像権とかさ、ヒラリー氏に直接交渉して許諾を得たの?とすれば、凄い話で、スタッフさんの意気込みが分かるんですよ。

 原作漫画には、色々な映画が実名で出てくるんですけど、これも、ドラマで取り上げるとなるとやっぱり権利関係が難しい。「ムトゥ・踊るマハラジャ」が原作では出てきましたけど、さすがにドラマでは使えなかったみたい(庄野のセリフからすると、ギリギリまで粘って交渉してた可能性大)。でも「マダム・イン・ニューヨーク」は出してきましたよね。これもとんでもない話。いい映画、というか、自分は観たことはないだけど、ぜひ観たいと思ってるリストに入ってる映画で、原作では、この中の主人公のセリフが話を動かす。どうするんだろうと思ってたんですけども。実際にシーンが映し出されたから。インド映画ってこともあって、交渉は難しかったと思うんですけどね。ドラマの中で本物の映画のシーンが出てくるって初めて観たような。

 このドラマは、そういう風に、スタッフさんが裏でめっちゃ動いている作品なんです。他にもメイク(メイクスタッフさんは、木南さんの顔で思う存分遊んでますよね~~、でも、あれも原作通りなんよ)やら衣装やら、とにかく贅沢だな~~~、と。役者さん達にも驚いてたんですが。ただ踊るんだって大変なんだけどさ、楽器を叩いたり、それをアンサンブルで演奏したり、ダンスに合わせたり、これ、マジで練習&ステリハやらないと無理!!ですから~~。つまり、演技だけじゃなくてそういうのもこなしていったんだものね、ついでにスピンオフドラマまでつくっちゃうしー。庄野役の毎熊さんが凄い。最初ヘタクソで、そこから上達して、という過程がはっきり見えて、スリリングでしたね。庄野って男はどーしよーもなさげだけど、ちょっと可愛らしいとこもある、その辺をどういう塩梅で見せるか、難しかったと思うんですけど、それに演奏が加わるわけで。

 ちょっと続きます。

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