なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

今年のまとめ

2019年12月31日 | 仕事

 毎年、速く過ぎる、ということはないです。色々あるし。

 今年のトピックはやっぱり、馬の蹄病の原因&治療法が分かった というところでしょうかね。牛の蹄病も分かった!と言いたいところなんですが、牛の先生からは反対意見もあって。ただねえ、臨床家の自分は、やってみて、治りゃOKなので。確かに論文は、ある程度の意味があるとは思うけど、大動物についてはどうなんでしょう?なんか、重箱の隅を楊枝でほじくるようなしょーもない研究ばかりに思えて。現場と研究が乖離している感が大きい。現場でどうにかしてほしいことは何か、それに応える研究をするべきなのでは?と思うんですけどね。特に病気は姑息なことやってもダメ、正面突破で行かないと。

 ってことだけど、今回は論文(みたいな奴)を書きました。ある程度こういう形にまとめておいて、別の場所で詳しく連載する予定です。

 ちなみに、馬の蹄葉炎について、最近画期的な治療効果のある物質がみつかった、とか北海道で騒いでいるようです。どうなんだろうと調べてみたんですが、要するに消炎剤の一種なんだな。寛解には持ち込めるでしょうけど、原因にアプローチしていない以上、薬をやめたら即再発の可能性が高い。こんなに馬の蹄葉炎が多発していること自体が大問題なのに、単に症状を抑えるだけじゃ、意味がないでしょう。重大な疑義あり、と言いたい。

 ということで、自分の馬だけども、今年の6月ごろは馬の獣医から「蹄葉炎になっているんじゃないか。このままだと蹄が脱落して安楽死になるぞ」とかなんとか脅されて、しかし、マトモな治療法については何ら示唆もなく、呆れて自分で治療したわけ。それから半年経過して、今やこれまでで一番きつい練習をして、ガンガン障碍を飛ばせて、全然ダイジョーブです、昨日観に行ったら「運動足りないんすけど」みたいな雰囲気になってる。外に連れ出したら、石がごろごろしている農道を特に石をよけることもなく歩く。今まではなるべく石のないとこを歩きたがってたんですが。まだまだ油断はできないけど。

 もし、困っている方がいれば、ご相談に応じますので、病院のHPの「問い合わせ」からお願いしまーす。


 ということで、来年はどうなりますか?

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入間市民会館

2019年12月20日 | 

のホールを極安で借りられる、という破格のお話が毎年あるんです。あー「入間市民会館」といえば、ある一定年齢以上の人には、必ず「知ってる知ってる、ドリフで停電したとこでしょ?」とやられるんですけどね。そうです。しかも、まだ、当時のまま生き延びております。驚いたもんだよ~~。

 ただし、ここんとこの市の財政問題等々、色々あって、どうやら、この市民会館も近い将来取り壊しになっちゃいそうなんですけどね・・・・・。

 この市民会館には、2台ピアノがあって、そのうち1台はスタインウエイなのだ。で、「市民開放デー」と称して、毎年この時期に1時間1000円でスタインウエイ弾き放題という(いや、ヤマハのピアノも出てはいるんですけど)ホール開放日がある。ピアノ弾きの人なら、ヨダレが出る良いお話、ということでしょうか。これねえ、ちょっと舐めてたんだけど、公民館に貼られてたポスターを見て、じゃあって予約しに行ったら半分以上とっくに埋まってて、都合を合わせるのが大変だった。窓口の人によると、申込初日、人がずらりと並ぶは、電話もジャンジャンかかってくるはで、出足がめっちゃ早いらしい。。。。来年は根性出さねば~~。

 今回、この開放デーを利用して、近所の方とヴァイオリンソナタ合わせ大会というのをやってみた。2時間借りて演奏しまくったというわけ。曲目はドヴォルザーク「ソナチネ」。割と簡単な曲、のはず、なんだけど、二人とも大苦戦。そりゃそうっす、いきなり合わせ練習して、うまくいくはずないんですよね。でもまあ、なんとか全曲通して、それを録音だの録画だのして(録音は、市の舞台係さんがやってくれます)、後で聴いて、凹む。あーあ。

 

とゆう本を、以前読んだ。大体の人って(含む自分)録音された自分の声を聴いて、ムカついてるらしいですよね。こんなん自分の声じゃない!!という事をエジソン以前は誰も考えてなかったんでしょうけどね。客観的に聞けるようになって、セルフイメージとのずれにイライラする、と。うーむ、ヴァイオリンの音もこれに近い、というかそのものというわけですかあ。。。。

 逆に言えば、その位、自分の持っているセルフイメージって独りよがりでいい加減なものだ、つう事なんでしょうけど。

 この本には、自分の声をセルフイメージにすり合わせていく方法も書いてある。ひたすら録音して、これ!!という好きになれる声質を見つけて、その時の発声をメインにするようにしていくことで、声ってかなり変化するらしいのね。読むだけで実践はしてないんだけど。

 しょうがないので、ヴァイオリンでそれやるかあ。やだなあ。

ドヴォルザーク 「ソナチネ」

 

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納税説明会

2019年12月17日 | 仕事

へ。青色申告会&所沢税務署主催。毎年同じような話、と思うんだけど、ビミョーに違う話も出てくる。今年はどうでしょうか?

 変わった点は。減価償却費。均等償却の話が消滅。要は、均等償却するべき資産が国中から消滅したってことでしょうか。毎年やってりゃそうなりますな。確か、5年で均等割だったから。しかーし、申告内容はさらにややこしくなっている。その理由は、やはりと言おうか、消費税。軽減なんか喜んでる人なんてひとーりもいないと断言できますな。

 患者さんも、あほらしい、と皆さん言っている。高々2%じゃないって。今回も、その2%のためにごついカラー印刷の冊子を配るは、国税庁のHP申告コーナーもあれこれ変わってるようだし、そのために莫大な金がかかっている、はず。ホント、バカバカしい。なんかねえ、「テイクアウト脱税」なんて騒いでたけど、そもそも、軽く脱税できちゃうような税制を作ったのが悪いんじゃないでしょうかね?で、肝心の国家予算だが、税収の1.5倍以上なんて予算額。絶対破産するよお~~~。国が自己破産とかあるんでしょうか?国債を踏み倒されるんじゃないか、という疑問が。

 聞いていると、結局国税庁のHPの申告コーナーで作成しないと、どうやってもこりゃ間違えること間違いなし!という事だけは確実っぽい。Eーtaxにしないと、65万控除も取れなくなるようだし。申告コーナー自体は作成しやすくなってるとは思うんですけどね・・・・。

 で、もう一つ分かったこと。例の「インボイス制」という奴。とにかく税務署に登録した業者じゃないとダメです、みたいな話で、一体どういう事なんだろうと思ってたんだけど、ようやく理解したのは。要するに、今は、売上1000万未満の業者は消費税免税になっているわけだけど、インボイス制施行後は、売上1000万未満でも納税してちょ、という事なんだな。登録業者は全員課税業者になってください、年間売上金額はカンケーなくなります。と言いたいらしい。1万円でも売り上げたら、納税しろという事か。

 これはねえ、末端の小売業については、別にどーでもいい話になりそうなんですよ。インボイス制でないと云々というのは、業者間取引。つまり、製造業・卸・仲買・といった、物を転がしている業者が一番割を食うということか。どうなんでしょうかねえ?もう少し説明を聞きたいところだけど、その辺の肝心な話は今まで一切出てこなかったぞ~~~。歯に物が挟まったみたいなぐだぐだ説明でさあ。

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農水省

2019年12月16日 | 

の事務次官のオジサンが起こした子供殺し事件。なんだか、何十年も前に、似たような事件があったよなあと思う。相変わらず変化なし。どうなってるんですかね、日本のオジサンの思考回路って。

 農水省は、我々獣医のボス猿なので、全くなあ、と思うわけです。行政側の人間なのに、行政にアクセスしてどうにかならんかという相談、できなかったんでしょうなあ。。。。こういう人物がボスですかあ、勘弁してよと。

 殺された人がかわいそうでねえ・・・・。何のための一生だったんだろうか。結局このおじさん、立場だの、地位だの、世間体だのっていう「自分」じゃないことばかりを根拠にして子供を追い詰めたということだ。殺された人の暴力問題は、中学生頃からだという。だったら、仕事なんぞしてるヒマ、ないでしょうに。その時になんで真剣にどうにかしなくちゃ、って考えなかったのかねえ。仕事、やめなさいよ。こういう場合。事態は切迫していたはずなのだ、その時点で。なのに、海外に駐留したりとかしてた、ってことは、結局暴力を振るわれてる自分の妻(本来、なにがなんでも守るべき人だと思うのだが)に丸投げしてたってことではないか。場合によっては、奥さんが殺されてた可能性だってあったと思うのだが。

 で、子供がやってる趣味に割り込むし。いい年した子供といっしょにアニメの売り子なんて、自分が子供の立場だったら、もう恥ずかしくて、いたたまれないですよ。あなた、そうやって「子供に向き合ってる自分」とやらに酔っ払ってたんと違う?

 子供側は、多分何回も、親の「自分が真から考えてる意見」を聞きたかったんだと思う。のに、ゴミの話とかでごまかしやがって、ってなりますよ。殺された側の立場で言えばね。そういう絶望って、解決のしようがない。殺された側が親なんか糞くらえ、関係ないし、くらいに割り切れればよいのだが、そういう風になりにくいのは、その位親を渇望してたっていう事なんだろうけど。

 何十年か前あった、ほぼ同じ事件。その父親が子供を殺したのは「てめえの意見を聞いてるんだよ!!」と子供にどやしつけられたのがきっかけだったそうなんだけど。

 でもねえ、官僚だとさあ「ご立派なお立場で」から逃れられないんですかねえ。。。。ただの仕事じゃん、と自分は思うのだが。

 この手の人って、大体、昔なら「ドリフなんかくだらん」とか、今なら「ヒカキンなんかばからしい」とかいう感じで、冗談も出てこない、雑談ができないんですよね。立派な仕事かなんか知らんけど、家では屁をこいて、それでメロディーをつくるのが得意です、みたいなアホオヤジを演出でもいいからやった方がいいんですけどね、父親って。でないと、家族が誰もくつろげないじゃない。いや、誰よりも自分自身がくつろげない。そういう人こそ、つくづく何のために生きているんだ?と思うんですけどね。いや、それ以上に、何のために「家族」をつくったの?私なんぞは、家族みたいな集団生活が全く向いていない人間だもんで、家族は要らない、という結論になってるんだけど。もしかして、家族も「世間体」対策でつくったんかなあ。だったら、そういうのに付き合わされる子供がいい迷惑です。

 ということで、「立派な仕事をしてる素晴らしい人」というのはアブナイ、と思うんだ。私ですか?獣医ですけど、仕事です。金が欲しいだけです。もらった分よりか1割り増しくらいはお返ししようと思ってますけどね。プロだから、当たり前ですね。

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大嘗祭建屋

2019年12月04日 | 
 
を見に行く。恐るべき人だかりで、将棋倒しとかならなくてよかった・・・・。人だらけでギッチギチ。今日は気持ちのいい快晴で見学にはもってこいの日だったこともあるんじゃないでしょうか。
 
 
大嘗祭建屋をただ見学するコースが150分待ち、乾通りを通っての見学コースで130分待ちとの事。じゃあ、ということで、乾通りから見学することに。
 
 紅葉はまだもうちょっとだったけど、とにかく人多し。皆さん目当ては同じで、しかもあちこちでスマホを手に立ち止まる。どんどんギッチギチになってきて、見学コースに入った途端、ぎゅうぎゅう詰めで停止してしまった。そこからは、時々ぞろ~~~と動きつつ、ひたすら待つ。そんなことをやってると、途中であきらめる人、具合が悪くなっちゃう人、あれこれ出てくるのだが、それでも2時間も待たずになんとか建屋の場所にこぎつけられました。
 
 
 ってこんな写真を撮るのが大変だった。人だらけで、警備の方が声を枯らしている。前に行けないもんで、スマホをうんと高くかざして撮影。なんとか撮れてよかったあ~。
 
 正面を見終わると、群衆もなんとなくほぐれた感じになる。で、横からは記念撮影もできる感じ。
 
 
裏側はこんな感じ。
 
 
バラックみたいなんだったらやだなあ、と思ってましたけど、簡素ながらしっかりした建物で、感心。
 
 そうねえ、秋篠宮様は、大嘗祭について、私費で賄っても、とおっしゃっておられる。宮様のおっしゃることも分かるのだが・・・・。うーん、この人出を見るにつけ、例えば、入場料を取ってもいいんじゃないかと思ったり。¥500くらいみんな払いますよ。それで大嘗祭代くらい軽く賄えそうなムードでしたけど。こういうのって、伊勢神宮の遷宮も、金のことだけなら無駄ばかりのようだけど、結局あれって、技術や材料調達等々の引継ぎの一面もあるわけでしょう。技術継承は、特に、建物は実際に建てないと全く伝わらない、らしい。今はともかく、昔、というかついこないだあたりまで、20年て技術を引き継ぐ間隔としてギリだったんじゃないかと思う。だから、こういうのもね、金の問題だけではない面が多そうで。
 
 ということで、なかなか面白かったです。
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