なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

キャッスレス決済端末

2021年10月29日 | 仕事

を交換。最近の懸案事項の一つではありました。

 今まで使ってた端末が、今のご時世に全然合わなくなってきちゃって。カード用の端末は、手前からじゃなく、奥側からカードを刺す仕様になってて。お客様のカードを自分が持つって、感染云々以前に、色々とリスキーだよなあ。。。。患者さんからは、この端末は当然不評。毎度「えーとどうすんでしたっけ?」になるし。
 あと、WAONだのSUICAだののタッチ端末が有料レンタルで、そこそこお金を取る、のも嫌だったし。近所にイオンだのヨークだのあるから置いてて、こちらは好評だったんだけど、有料だから、自分が嫌だ。
 あと、ロール紙。これがねえ、、以前はタダだったのだ。なのに、いつの間にか有料に。決済端末は最近やたら増えてますけど、端末がタダでもロール紙に結構金をとられる場合が意外と多くて、ここで稼いでいるのでは?と疑ってしまうのだ。

 ということで、長らくお世話になってきた契約先だが、そろそろやめようか、あれこれ検討しているうちに、もーのすごく条件のいい端末契約を発見。動物病院でまとめて入って、という契約のようで、そのおかげなのか条件が破格。ホントなの?不安になって、思わず電話して根掘り葉掘り質問してしまった。多分大丈夫そうなので、じゃ、決定しましょう、一方は契約を終了しなくちゃならない。やっぱりねえ、契約は結ぶときは簡単なんですけど、解約となると超めんどくなる。今回もあちこち何回もしてやっと解約手続き終了(?)。あの書類、あちこち間違えて訂正印だらけになっちゃったんですけど、大丈夫なんだろうか?一応コピーを取っておいた。書き直し!の場合、困るから。

 そしたら、この端末、なんと、サイゼとおそろだということに、こないだサイゼに行って発見。超現金主義だったサイゼが導入したんだもの、きっといい物なんだろうと思います。これからよろしく

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埼玉県立近代美術館

2021年10月20日 | 

へ。今やってる企画展が面白そうで。美男におわす」。要は男性の美術表現(近~現代)をたどる展覧会なんだけど、アメリカマーヴェル映画のマッチョと対極にある表現で、かなり面白かっただけじゃなく、あれこれ考えさせられた。

 江戸の昔から、「若い男の子がチームで歌って踊る」ショーってあって、それが女歌舞伎が禁止された後に行われてたそうなんだけど、それも幕府から禁止されて、成人の男性だけが役者となる今の歌舞伎に変化したらしい。で、若い役者さんは、副業として、色子をやってたと。おじさん(大名とか)から指名されて、お相手を務める、ということね。そんなシーンが絵になって残っているわけ。ドガの「踊り子」シリーズにも、舞台の隅にシルクハットのオジサンが映り込んでる(ように見える)絵があるんだけど、当時のバレリーナも、見にきたオジサンから指名されて相手をする、という仕事込だったようで。

 なんというか、オジサンの色キチガイって古今東西変わらないんですかねえ。オジサンってどうにかならんのですかね?

 それにしても、日本の錦絵や浮世絵は歌舞伎役者や古いお話の男性主人公がテーマになることも数多く、いいなあ、という「美人図」に男女の別があまりなかったのがうかがえます。髭面がほぼ0.髭って日本人の美意識にそぐわなかったんかなあ?中東の人が見たらどういう印象を持つんだろう?

 で、それが戦前~戦中は、賢くてりりしくて、といった「文武両道」を体現しているような男の子像が雑誌の表紙になるようになって、戦後は少女漫画や少年漫画に「美少年」として引き継がれていく。自分の世代だと、もう、竹宮恵子さんの「風と木の詩」のジルベールだとか、魔夜峰央さんの「パタリロ!」のマライヒさ~~ん、とか。ちゃんと原画が展示されてました。あと、「聖闘士星矢」。これも美少年?と思ったけど。

 で、あーこれ、確かに!!と思ったのが「大奥」。よしながふみさんの長編マンガですが、男女を思いっきりひっくり返した設定が物語をすごく大きくしている、との話は聞いていて、読んでみたいとかねがね思ってるのだが。

 で、いくつか、撮影OKだった絵を。

「月下美人図」。男性像ってとこがミソ。手にしてるのは絶対フルーツ牛乳だと思う。

 東山魁夷の「白馬の森」風の、これはポートレート。

 観てて感じたのは、男性の体って、ぞんざいに扱われ過ぎているんじゃないか、という事。体の事というと、どうしても女性が対象で特にダイエット関連が凄いけど、男性はそういうことも「言っちゃいけない」風にみえるくらい、話題にしづらい、というか、その位、目をそらす対象になっちゃってる、感じがして。マッチョでないとっていうのもねえ、、、、どうなんでしょうかね?女側が感じる色気とはちょっと違うんだよなあ。。。。

 「直虎」では、なぜか男性の裸シーンが割とあって、かなり目の保養になりましたけど。男性はああいうの、どう見てたんでしょう?気になる。

 という事で、色々考えさせられたのだけど、展示数もジャンルも幅広くて、かなり腹一杯になった。疲れましたな。。。

 ラストはかなり大きいレリーフ。 美青年です。

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2021年10月15日 | 

の毛替えを久しぶりに。ヴァイオリンって楽器はめんどくさくて、楽器だけじゃ演奏できない。弓が絶対に必要で、弓に馬の尻尾の毛を張って、それで弦をこすって音を出す。ので、ずうっと練習しているとだんだん弓の毛が傷んでくるもんだから、時々毛を張り替える必要があるのだ。これを販売店や工房に頼んでやるんですが。

 このご時世、トーキョーに出るのがちょっと。。。。トーキョーならあちこちに店でも工房でもあるんですがね。。今回は県内ってことで、初めて行く工房でお願いしてみることに。

 毛替えも、毛のグレードとか何とか言われることがあって、一番安いんでいいです、と言うことにしている。シロートが毛の質の違いなんか分かるもんか、ましてや音の違いなんぞ出るわけなし、良質の奴はプロに使ってもらうべきなんですよ。

 一日預けて取りに行って、ついつい「この楽器には先がないですよ」と言ってしまった。ヴァイオリンやってみたいなんて酔狂な人見たことないし、大体体を壊す。これはプロも同じで、整体に通ってる人の多さよ・・・・。大人から始めるとぜーんぜん上達しないし。楽しくないんだよな。

 でね、特に大人から始めた人に、カイザーだのクロイツェルだのカールフレッシュだの、そんなもんやらせるレッスンって、マジ無意味。という持論を語ってしまった。

 変な話だと思うのだが、バッハ無伴奏全曲終了、今やってるのはプロコ2番、それを全曲。まあまあ弾けるようになってきた。センセが言うには、シロートのやる曲じゃないって。そうなのか。知らんかった。大人からちんたらやってて、なぜできる?なんか猛練習してるんじゃないかって誤解されてそうなんですけどね、してません。仕事してて、その傍らできるわけない。

 最近はyoutubeのハウツー動画にヴァイオリンも出てきてます。おおむね間違ってます。ヴァイオリンの先生方が動画を出してるんですけど、無駄練だなあ、と。少し連載しましょうか。というのは、あれこれやってみて、なーるほど、最近見えてきたので。ヴァイオリンって楽器に光明を見出したければ、演奏をもうちょっと、少しでもたやすくできるようにしなくちゃならんと思うんですよ。ヤマハの教室とかあるけど、多分全然基本を見てもらえないでしょうし、というかそもそも基本を間違ってんの、教える側が。大問題じゃないですかね。

プロコ2番。この方めっちゃ巧。

Prokofiev Violin Sonata No. 2 - Augustin Hadelich, Charles Owen (Live)

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飯能市立博物館

2021年10月13日 | 

へ。今期の大河ドラマに出てきた「飯能戦争」がどうも気になる、それに関する展示をやってる、とののぼりを見たもんで。飯能には別件で行ったのだが、せっかく来たのだし、と思って見に行った。小さなパネル展ではあったけど、色々勉強になりました。

 

 飯能戦争って、そもそも飯能だけで起きていたものではないのね。初発はなんと、この辺。扇町屋って、近所じゃないですかあ。ここから、どうやらR299沿いに飯能方面に移動していったようなのだ。扇町屋の次は笹井。で、飯能の天覧山周辺が大騒ぎになった。幕府側が隠れてそうな寺もあちこち焼き討ちされて、新政府側が徹底的に追い詰めたのね。で、平九郎さんが自刃と。お気の毒というかなんというか・・・・。

 見てるとなんともやるせない。なんか意味があったのだろうか?どっちの正義もありっちゃありだし・・・・・・。

 郷土史を習ったわけでもなし、大河ドラマがなければ知ることもなかったでしょうけど。

 こういう政権交代って、今現在だって、起きるとそのたびにガンガン人が殺される。日本の場合は江戸の焼き討ちがなかっただけマシだったとは思うんだけど。ドラマを見てると江戸城を新政府の政治拠点にしていたようだが、焼き討ちしてたら、建物がなくて仕事できず、そんな理由で内戦が酷くなった可能性もある。後先考えない人達。。篤姫様や和宮様の功績の偉大さよ。

 という訳で、あれこれ考えさせられる展示でした。大河ドラマって、こういう郷土史掘り起しのきっかけにもなるんですね。

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