


昭和初期から現存する百貨店建築の中で最大級の規模を誇り、内外装とも当初の姿を良好に保っていて、商業建築として使用している百貨店の建物が残されている。







和風の伝統様式 格天井 漆喰彫刻も創建時のまま






















昭和25年にタイから来た1歳半のメスの小象 高子 は4年間屋上で飼われていました。その高子をモチーフにしたボールト状(かまぼこ型)の屋根の塔屋です。
高子がタイから来た時は、まだ小さかったので箱ごとクレーンで吊り上げたそうですが、昭和29年に上野動物園に移るときは屋上からちょっと広めの階段を使い降りたそうです。
階段を降りて箱に入れられるとき高子は嫌がって暴れてしまったそうです。何されるのかと怖かったのでしょうね。
そして昭和33年に上野動物園から多摩動物園に移り余生を過ごしたそうです。
高子と触れ合った記録を・・・と呼びかけたら、一枚の写真が送られてきたそうです。大切に保存されていた写真をみせていただきました。






すぐ近くに何年もお勤めしていましたがなかなかデパートを見上げる事はなく、今回初めて教えていただき見上げました。

「創建時の名称は日本生命館。日本生命が建設し高島屋が借り受け、一部を日本生命東京総局が事務所として使用していましたが、昭和38年に日本生命が転出。戦後復興から高度経済成長期に増築、改築を繰り返し、昭和40年には1街区を占める店舗となりました。
設計
高島屋東京店の建築にあたり「東洋趣味を基調とする現代建築」という様式を求めた設計図案競技で1等当選した、高橋貞太郎の案が採用された。重厚な西欧の歴史様式に、和風建築の意匠が随所に見られる。
対して高橋の意匠を継承しつつ、近代建築の手法をふんだんに取り入れた、村野藤吾による増築。
昭和8年の竣工から30年間にわたり増築を重ねて、見事な調和をみせている、昭和建築の名作です。」


デパート内部は商品を写さなければ部分的に撮影しても大丈夫なところがあるようです。受付で聞くのが賢明ですね。
穏やかなコンシェルジュのお話を聞きながら ほんわかりん







