読書備忘録
内容(「BOOK」データベースより)
劣等感とやり場のない怒りを溜め、埠頭の冷凍倉庫で日雇い仕事を続ける北町貫多、19歳。将来への希望もなく、厄介な自意識を抱えて生きる日々を、苦役の従事と見立てた貫多の明日は―。現代文学に私小説が逆襲を遂げた、第144回芥川賞受賞作。後年私小説家となった貫多の、無名作家たる諦観と八方破れの覚悟を描いた「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」を併録。
目次・・・苦役列車 / 落ちぶれて袖に涙のふりかかる
生々しい わさわさと読んだ。
そう、昔そんな番組がありました。我が家の近所にもやってきましたよ。
ご近所さん誰も知らなかったのにウィークエンダーのレポーターが、知っていますか?知らない!と言うとあれこれ言って大騒ぎして引っ掻き回して行った。そして面白おかしく番組は作られていた。
知らなければそのままの日常が続いたのに、近所に知られてしまったから・・・お気の毒でした。
ウィークエンダーの・・・貫多も被害者!
杉並、世田谷の話には笑えた。
どこの人と聞かれ東京と言うと、世田谷?杉並?と聞かれたことは昔はよくあった。ってことは前にもここに書いていたと思うけれど・・・東京に人が住んでいるのは杉並、世田谷だと思っていたのね。
Y市出身の方とちょっと前に同じ趣味の時間を過ごしていた。なんでY市に住まなかったんですか?って聞いたら、嫌いだから・・・えーーーっ!
地方から出て来た方って、結構あこがれて住みたがる土地じゃないんですか?
だからちょっと。って・・・ふ~ん!変なの!なんて言ったと思う。飲み屋で
そう、貫多は江戸っ子だったのだ。
ぎっくり腰の作家の話・・・へぇ~と読んだ。
息子が御茶ノ水の書店で見かけたのは芥川賞をとってすぐの事・・・くまさんみたいだったと・・・