作品紹介・あらすじ
350年の時を刻む老舗デパート『三越』
楽しいときも、悲しいときもいつでも、むかえてくれる場所
物語の名手たちが奏でる6つのデパートアンソロジー
文庫オリジナル!
制服の採寸に訪れて感じたある予感。ライオンに跨る必勝祈願の言い伝えを試して見えたもの。老いた継母の買い物に付き合ってはぐれてしまった娘。命を宿した物たちが始めた会話。友達とプレゼントを買いに訪れて繋がった時間。亡くなった男が最後に買った土産。歴史あるデパートを舞台に、人気作家6人が紡ぐ心揺さぶる物語。
読書備忘録
ちょっとまさかな不思議な話もあったり・・・伊坂さんの仙台三越の話は面白かった。今度三越に行ったらライオンの案内を見てみよう。忘れなかったら。
祖父母の家に外商が入っていたから、子供の頃から何かと聞いていた三越
我が家は庭を挟んだちっこい家で、父はサラリーマンだったから、お会計は別で、とても質素に暮らしていたから、たまに運転手さんが一緒に行くか?と、三越に連れて行ってもらっていた。
傾いた時に母は言いました。よかった、会計別で・・・と言ってさっさと住んでいたちっこい土地を父の名義にしていました。
その母は三越までは自転車で祖母のお使いをしていましたっけ・・・そして子供の頃我が家がよく行っていたのは浅草の松屋。
浅草の松屋には花道の有る大きな劇場があったのです。
三越より浅草の松屋の方が語れますよ。私・・・