内容紹介
警察官を定年退職した神場智則は、妻の香代子とお遍路の旅に出た。42年の警察官人生を振り返る旅の途中で、神場は幼女殺害事件の発生を知り、動揺する。16年前、自らも捜査に加わり、犯人逮捕に至った事件と酷似していたのだ。神場の心に深い傷と悔恨を残した、あの事件に――。
かつての部下を通して捜査に関わり始めた神場は、消せない過去と向き合い始める。組織への忠誠、正義への信念……様々な思いの狭間で葛藤する元警察官が真実を追う、日本推理作家協会賞受賞作家渾身の長編ミステリー!
読書備忘録
16年前のあの事件は冤罪・・・八重樫は無実?
お遍路でのお接待。苗字は千羽・・・千羽鶴さん
つらい身の上話をなんで笑って話せるのか・・・お遍路はたいがい心に何か重たいものを抱えている。
人生はお天気とおんなじ・・・
お遍路さんをしていてもいい人に出会えるか?なんてことはわからない、でもお遍路さんをしていたから出会えた。
そんなこんなでドキドキしながら、もう終わっちゃう。ページが残り少なってきたときに、お遍路さんコーヒーセット三百円 と書いてある古い喫茶店
ここにいた子供のしたことで一気に・・・
最後が圧巻っ!
思わず、おー・・・と言ってしまった。
やはり警察は隠すのだね。
根っからの刑事に根っからの刑事の妻・・・どんな人の妻でも大変だとは思うけれど、命がかかっているお仕事だから・・・
途中で幸知はあの時の?とうっすらわかってくるけれど・・・
本人はどうなんだろう?まだ伝えていないみたいと読んでいたら、知っていたのね。
夫婦喧嘩の話・・・うちもそうです
最後まで歩きました。ふたりで・・・
しっとりとした、いい夫婦だな~・・・。