

あこがれを集める歴史の都・京都!
そんな古都を「きらい」と明言するのは、京都育ちで、ずっと京都に住んでいる著者だ。
千年積もった洛中人の毒や、坊さんと舞子さんとのコラボレーションなど、「こんなん書いてええのんか?」という衝撃の新京都論。








西京区の友人は京都大嫌いで、本当は大阪人だと嘘っぱちを言っていた。
私は京都府の人は京都の人だと思っていましたし、今でもそう思います。この本読んだからと言って洛中だなんだってことはね。
ま!所詮、私は関東もん!よそ者です。土地の人がそういうのならそうなのでしょう。
大体のところは ふんふん、へぇー・・・と読みましたが、坊さんの件には、はぁっ!?
坊さんが花街で遊んでいるから、もっていると、坊さんが言うらしい。
そんなに遊べるほどお金持ちなのね?んじゃ拝観料いらないじゃん。
お布施として取っているらしいけれど、おいくらって書いてあって、払わないと入れないよね。それってお布施か?
また夜間のライトアップの話では、カップルがいちゃついているから、ほんま、けったくそ悪いわ。けったろかと思ったって・・・坊主の言葉ですよ。驚きました。
お金取っててね。
しかもあるところではライトアップ前に入っていると出されて、ライトアップが始まったらまたお金取って入れるんだって。入れ替え制にまぁ、びっくり!!!
ずいぶん前の古都税だか何だかの時のお寺のストライキも、お寺がするの?そういうこと?って、驚いたことを思い出した。
また、本や雑誌で写真を載せるときには3万円払うんだって。
タダでいいじゃないね?宣伝してくれるんだから・・・観光客に人気のある寺はさらに高い料金を提示するって・・・お金大好きなんだね?お金食べてんじゃない?
あとがきの七の話に、へ~~~
しち ではなく ひち だそう。
東京の下町で育った私は ひ と し の区別がつかなかった。
それはまわりの大人のせいで、大人になって、それ変っ!と言われて気を付けた。いわば下町なまりってこと。
でも京都のそれは違って、七だけなのね。
私、七はしちといいます。
読み終わって・・・
この本は京都を大いに嫌いになってください!
って本だったのかな?と感想を持ったけど?
面白かった~・・・そしてお勉強になりました。
京都に転勤で行った奥さんは京都はたまに観光で行くところ、住むところじゃない!って言っていたのを思い出した。
私の場合・・・お寺ばっかり行く観光客ではないからいいんだ。
いいところいっぱいあるし・・・また、京都行こうっと!
でも・・・読んじゃったから、もう読む前の私ではない。
新鮮っ!
★★★☆☆
