ときどき森へ・・・sora日和

~ by 凪 ~
ハンドルネーム変えました。

本・宮口幸治 「ケーキの切れない非行少年たち」

2020-06-18 06:28:25 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

2019年7月22日、「東洋経済オンライン」記事で紹介され話題。
少年院には「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いた……。
この世には「反省以前の子ども」が沢山いる。認知力が弱く「ケーキを等分に切る」ことすらできない――。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、彼らを社会生活に導く超実践的メソッドを公開。


               

 読書備忘録 

知らないことは数あれど、これを知らなかった!で済ませることはどうなんだろう?今知ったからと言ってどうなるものでもないけれど、生きにくい子供たちがいること、手を差し伸べられずにいたとしたら?

ケーキが三等分できないってどういうことだろう?と思い読んでみた本の内容の衝撃が大きく、いちいち え? どういう事?

三等分って難しいじゃない?でも恐らく誤差はあったとしても、ケーキはだいたいの人はベンツのマークのようにするわけで、それがそうではなく、あ、面白い三等分だね?なかなか個性的!とは言ってられないお話。だと思って次々に出てくるお話を読んでいた。

まわりにそういう子がいないから、まるで他人事だった。

ひと様を説得したり、導いたりするって事はとても難しい事。

生対生!

ちゃんとあなたを見ていますよ。

生きにくいともがくあなたを、心からちゃんと見てくれている大人がひとりでもいれば・・・

学力だけじゃなくて脳の問題もあるみたい。

大人になりすぎた私だってそんなことやっても無駄!と思うことも、間違った選択をすることも、キーっとなることだってありますからね・・・

以前、ちょっとした知り合いで、とある宗教の信者さんは、私に言わせればきれごとばぁ~っかり!なんて思っていたんだけれど、ある時、はぁ、そうですか?本当はそう思っているけれど、立場上そう言ってはいけないんだもん!ってことなのですね?って聞いちゃったことがあった。そしたら、そりゃそう!って返ってきたことがあったなぁー・・・と、思い出した。

本音と建前を使い分ける力っていつ頃付くもんなんだろう。

★★★☆☆


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