本・九段理江 「東京都同情塔」

2024-04-27 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

寛容論が浸透したもう一つの日本で、新しい刑務所が建てられることに。犯罪者に寛容になれない建築家・牧名沙羅は、仕事と信条の乖離に苦悩しながら、パワフルに未来を追求し…。

               

 読書備忘録 

いったい何を言っているんだ?と読み始めてすぐに尻込みした。

まぁでも143ページだし、せっかくだから・・・

一般公募で昭和塔だった東京タワーが東京タワーとなった理由がね。鶴の一声ってよくありますよね。決まっているのに一応ね!も・・・わざわざ手間もお金もかけてね。

で、東京都同情塔・・・

ザハの国立競技場が出来ている世界

新宿御苑に新しく建つ刑務所だけどすごい設備。同情なんかするもんか!なのに、まさかの羨望が・・・そこからは出たくないだと?刑務所でぬくぬくなんてゆるされない。

ザハの国立競技場と東京都同情塔が同時に見られるなんて、素敵!

そうそう、ちゃっかりかどうかは知らないけれど、ちゃっかり拓人はそこで働いていましたね。

尻込みした作品だったけれど、面白かった。

★★★★☆



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