作品紹介・あらすじ
寛容論が浸透したもう一つの日本で、新しい刑務所が建てられることに。犯罪者に寛容になれない建築家・牧名沙羅は、仕事と信条の乖離に苦悩しながら、パワフルに未来を追求し…。
読書備忘録
いったい何を言っているんだ?と読み始めてすぐに尻込みした。
まぁでも143ページだし、せっかくだから・・・
一般公募で昭和塔だった東京タワーが東京タワーとなった理由がね。鶴の一声ってよくありますよね。決まっているのに一応ね!も・・・わざわざ手間もお金もかけてね。
で、東京都同情塔・・・
ザハの国立競技場が出来ている世界
新宿御苑に新しく建つ刑務所だけどすごい設備。同情なんかするもんか!なのに、まさかの羨望が・・・そこからは出たくないだと?刑務所でぬくぬくなんてゆるされない。
ザハの国立競技場と東京都同情塔が同時に見られるなんて、素敵!
そうそう、ちゃっかりかどうかは知らないけれど、ちゃっかり拓人はそこで働いていましたね。
尻込みした作品だったけれど、面白かった。
★★★★☆