今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

相変わらずお硬いネタで・・・春遠し! (三木山から淡河へ)

2008-02-17 19:04:00 | Weblog
この所、仕事が忙しくきのこを見に行っていなかった。サラリーマンにとって、年度末の2月、3月は年度のまとめ、次年度の予算・計画立案などで結構忙しいのだ。この時期が秋だったりしたら、泣きそうだが、一年で一番何もない季節なので、まあ、いっか。
昨日、休日出勤をしたおかげで仕事の目処がついたので、今日は所属する会の例会に行くことにした。

まず、出会ったのはヌルデタケ。沢山出ている。おかしな格好のキノコだ。

   


ヌルデタケ

お次はサガリハリタケだ。若い個体は菌糸が青味がかっているのが特徴だそうだ。


サガリハリタケ

老菌になると青味は消え、針は伸び、分岐する?


サガリハリタケ(老菌)

次はネンドタケ。ネンドタケモドキに似るが、ネンドタケモドキは木にへばりついて木から立ち上がることがない。クロコブタケがほくろの様についていた。


ネンドタケ

次はサカズキカワラタケ。図鑑では良く見ていたが、実物は初めて見た。不完全な個体ではあるが・・・。


サカヅキカワラタケ


   
クジラタケ

管孔が浅く、滑らかなのが特徴かな。


あまりカワラタケの出始めって見たことないような気がするけれど、その様子が分かる。


カワラタケ


不明

管孔が非常に細かく、灰白色をしていた。ミヤマウラギンタケに似ているが、傘の表のっぺりとしていて違うような気がする。でも、分からない。


ニクウスバタケ?


   
左:クロハナビラタケ
右:ムラサキゴムタケ

次はマメザヤタケ。去年の11月にブナ林で採取したものは25cmくらいある特大だったが、これは10cmほどの普通サイズだ。


マメザヤタケ

何故か、小さなシイタケが幾つも出ている。乾燥のせいか大きく成長したものはほとんどない。

   
シイタケ



昼になり、メンバーと別れて淡河に向かった。こう寒くっちゃラーメンでも食べなきゃやってられない。その後で先週のスライド会で話題にしたフェムスジョウタケ似の菌のサンプルを探しに行く積りだった。ラーメン屋に辿りつくとなんと順番待ちだ。田舎の周囲にほとんど何もないラーメン屋なのに人気がある。待って食べる気にもなれないので、最初に山を見ることにした。
広場の桜の木の枝が枯れていてシハイタケ属の菌が出ている。シロハカワラタケだろうか?


   
シハイタケ属 シロハカワラタケ?

これは、コナラの枯木に出ているので、コガネニカワタケの老菌?ハナビラダクリオキン?


コガネニカワタケ老菌??

問題のフェムスジョウタケ似の菌はあっさり見つかった。外周は白く変色しかかっていて、やっぱりフェムスジョウタケで良いのかな・・。

   
フェムスジョウタケ?

裏返して眺めていると雪がパラパラと降ってきた。結構勢い良く降っている。



構わず、辺りを散策しているとコウボウフデの朽ち果てたものが見つかった。良くこんなもの見えたなと感心している間も雪の勢いは増すばかり。


コウボウフデ

地面が白くなってきた。車まで結構、距離があるので引き返すことにした。




フェムスジョウタケ似のサンプルを持って歩いていると、まるで土砂降り?のような雪。あわてて帽子を被る。



戻り始めて車につくまで10分しか経っていないのにこのザマだ。



山を降りても雪は降っていた。今年の冬は厳しい。熱いラーメンがうまかった。


コメント
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