開いたベニバナヤマシャクヤクの花を今年こそ見たいと思って、いつ行くかを考えていた。去年は6月8日に来てみたが蕾しか見れなかったのだが、今年は山の花の開花が早いということだから僕としては7日の日曜で丁度良いと思っていた。友人は今年は2週間は早いからそれでは遅すぎると言う。でも、結局のところ、前週は友人は用事ができて行けず、今日、一緒に行くことになった。
ところが、その2日前にTELがあり身内に不幸があって行けなくなったとか。元より道のある場所を歩かないので独りで花を探すのはヤバイ。だからGPSは欠かせないツールだ。
自宅から少し走り、高速に乗り30分程走ってから北上する。1時間半ほどでいつもの川の脇に到着し、車を停めた。靴を履き換え、スパッツをつけてから両足にメントールのスプレーを吹き付ける。梅雨入りして昨日も雨が降っていただろうから、蛭が待ち伏せしているだろう。
薄暗い杉林の中に続く登り坂をゆっくりと進んで行く。途中、かなり崩れていて歩きにくい。
ユキノシタが咲いていた。
いつもなら、友人が五月蠅いほど話しかけてきて退屈はしないのだが、今日は独り。登り坂はこんなにも長かったかなと思うほどだ。
ようやく、林道に出て、さらに奥に歩いてゆく。脇の崖の湧水で濡れている辺りにツルアジサイが咲いていた。
そして、岩壁が苔に覆われているところを良く見ると、クモキリソウが沢山生えていた。
ホトトギスも生えているようだ・・・・
これはツルタチツウボスミレ?
林道から山へ向って谷を登って行かなければならないのだが、その谷はどこだったか・・・・
桃色の山紫陽花
もう、随分歩いてきたから、登り口を行き過ぎてしまったかもしれないと思っていたところに、見覚えのある小さな谷があった。そこから登って行く。道はいやに険しく、途中で断念して脇の小さな尾根に登った。そして谷を登って行くのだが、谷は狭くなって行く。途中でヤマシャクヤクの株に幾つも出会うはずなのに、一つも無かった。
これは、登る谷を間違えたな・・・・、ようやく気が付いたが意識の中では林道を歩き過ぎたと思っている。それでも同じ尾根に出るのであれば問題はないのだ。しかし、谷は登るにつれて狭くなり、険しくなって登れなくなった。滑り落ちそうになりながらまた、右側の尾根に移る。
この尾根は前にヤマシャクヤクを観た後に弁当を食べた尾根に繋がっている筈だと思い、のろのろと登って行くのだが心当たりのある場所には出ることはなかった。尾根を進むと開けた場所があり何かのアンテナがあった。ここでようやくGPSを取り出して見た。林道を行き過ぎたのではなく、手前で登ってしまったようだ。今、登っているのは目指す尾根から別れた支尾根だ。
不安を感じながら登ってきたけれど時計を見れば1時間半しか経っていなかった。ようやく目指す尾根に出ると、イナモリ草が沢山咲いていた。
尾根の両脇は急斜面になっているが岩もない。足を滑らせたらそのまま落ちてしまいそう。そんな斜面にヤマシャクヤクが咲いている。
白花だが、普通のヤマシャクヤクはとっくに散っているはずなのだが・・・・
迷ったついでに周囲を歩いて観察する。
急斜面のあちこちに白い花を付けたヤマシャクヤクが見つかった。
見晴らしの良い場所に出た。
そこから尾根を下り・・・・
尾根の下の方にもヤマシャクヤクが・・・・
ようやく、目的地に向かっていると確信できた。そして、尾根を辿り谷を覗きこむと・・・・
あれ・・・・かな。ピンク色をしている。
下って行くと1株のベニバナヤマシャクヤクが蕾をつけていて・・・・、さらに下ると白花が。
その先に群れて咲いていた。
この場所の特徴は紅花と白花が混じって咲くこと。
ホッとしてザックを降ろした。今日は残念なことにビールを持って来なかった。ビール抜きの昼飯だったが誰も居ない谷で独り、ベニバナヤマシャクヤクを見ながら食べるおにぎりは美味かった。
ところが、その2日前にTELがあり身内に不幸があって行けなくなったとか。元より道のある場所を歩かないので独りで花を探すのはヤバイ。だからGPSは欠かせないツールだ。
自宅から少し走り、高速に乗り30分程走ってから北上する。1時間半ほどでいつもの川の脇に到着し、車を停めた。靴を履き換え、スパッツをつけてから両足にメントールのスプレーを吹き付ける。梅雨入りして昨日も雨が降っていただろうから、蛭が待ち伏せしているだろう。
薄暗い杉林の中に続く登り坂をゆっくりと進んで行く。途中、かなり崩れていて歩きにくい。
ユキノシタが咲いていた。
いつもなら、友人が五月蠅いほど話しかけてきて退屈はしないのだが、今日は独り。登り坂はこんなにも長かったかなと思うほどだ。
ようやく、林道に出て、さらに奥に歩いてゆく。脇の崖の湧水で濡れている辺りにツルアジサイが咲いていた。
そして、岩壁が苔に覆われているところを良く見ると、クモキリソウが沢山生えていた。
ホトトギスも生えているようだ・・・・
これはツルタチツウボスミレ?
林道から山へ向って谷を登って行かなければならないのだが、その谷はどこだったか・・・・
桃色の山紫陽花
もう、随分歩いてきたから、登り口を行き過ぎてしまったかもしれないと思っていたところに、見覚えのある小さな谷があった。そこから登って行く。道はいやに険しく、途中で断念して脇の小さな尾根に登った。そして谷を登って行くのだが、谷は狭くなって行く。途中でヤマシャクヤクの株に幾つも出会うはずなのに、一つも無かった。
これは、登る谷を間違えたな・・・・、ようやく気が付いたが意識の中では林道を歩き過ぎたと思っている。それでも同じ尾根に出るのであれば問題はないのだ。しかし、谷は登るにつれて狭くなり、険しくなって登れなくなった。滑り落ちそうになりながらまた、右側の尾根に移る。
この尾根は前にヤマシャクヤクを観た後に弁当を食べた尾根に繋がっている筈だと思い、のろのろと登って行くのだが心当たりのある場所には出ることはなかった。尾根を進むと開けた場所があり何かのアンテナがあった。ここでようやくGPSを取り出して見た。林道を行き過ぎたのではなく、手前で登ってしまったようだ。今、登っているのは目指す尾根から別れた支尾根だ。
不安を感じながら登ってきたけれど時計を見れば1時間半しか経っていなかった。ようやく目指す尾根に出ると、イナモリ草が沢山咲いていた。
尾根の両脇は急斜面になっているが岩もない。足を滑らせたらそのまま落ちてしまいそう。そんな斜面にヤマシャクヤクが咲いている。
白花だが、普通のヤマシャクヤクはとっくに散っているはずなのだが・・・・
迷ったついでに周囲を歩いて観察する。
急斜面のあちこちに白い花を付けたヤマシャクヤクが見つかった。
見晴らしの良い場所に出た。
そこから尾根を下り・・・・
尾根の下の方にもヤマシャクヤクが・・・・
ようやく、目的地に向かっていると確信できた。そして、尾根を辿り谷を覗きこむと・・・・
あれ・・・・かな。ピンク色をしている。
下って行くと1株のベニバナヤマシャクヤクが蕾をつけていて・・・・、さらに下ると白花が。
その先に群れて咲いていた。
この場所の特徴は紅花と白花が混じって咲くこと。
ホッとしてザックを降ろした。今日は残念なことにビールを持って来なかった。ビール抜きの昼飯だったが誰も居ない谷で独り、ベニバナヤマシャクヤクを見ながら食べるおにぎりは美味かった。