
いつも松茸狩りに呼んで頂いているSTさんから「初松茸」の連絡があったのは9月16日だった。9月末頃がピークになるだろうとのこと。自宅周辺では既にクリフウセンタケやサクラシメジが出始めて、今年は早い!!と騒いでいたのだが、松茸は例年通りのようだ。
松茸は初期にはコロと呼ばれる大きく育たないものが出始めて、その後、そこそこ大きくはなるが堅くて味の悪い松茸が出て小休止。それから軸の太い本番の松茸が出始めるらしい。9月の26日か10月の3日、どちらも空けてあるから勘で選べと言う。宿の予約が出来た方で行くことにしたのだが、何とその辺りは全て満室だった。最近、日本のホテルは中国人に占領されてしまったのだろうか・・・・
25日にSTさんからTELがあり、本番の軸の太いマツタケが出始めたようだとの連絡があった。厚かましく、STさんちに泊らせて貰うことして26日の5時半に家を出た。それでも、僕の到着する昼ごろから山に行くのでは、朝一番から登っている競争相手が採った後だから様子見程度で、勝負は翌朝になるという話しを聞いていたので、途中、のんびりと朝飯を食べたり休憩したり。。。
STさんの家に着き、そこから飯田の山の下に到着したのは11時。最初の急な斜面を100mほど一気に登った。汗が吹き出し息があがる。いつもあまり松茸が見つけられないのは写真ばかり撮っているからじゃないかと思って、今回は携帯のカメラしか使わないことにしようと思っていた。斜面の途中からSTさんと別れて探し、尾根の上で落ち合うことにしたのだが、すぐにSTさんの声がして松茸があったから来るようにと言う。このパターンは拙い流れだなと思いつつ、写真を撮りに行った。



マツタケ

そして、その周辺で10分程の間に8本をゲット。

次のポイントに移動しようとして滑り落ちそうになる。

ウワッ

フジウスタケ
でかい。。。
尾根まで一度登り、反対側をチェックすると・・・・

・・・・コウタケ?傘が15cmほどあるのが幾つも並んでいた。慌てて籠に放り込んでいくが、臭いを嗅ぐとあれ?ケロウジじゃないか。でも、最後に放り込んだのは松茸だった。
この山のきのこは何でも大きい。ショウゲンジもケロウジも自宅周辺では見たこともない程、大きくなるのだ。
次の斜面で・・・・

この場所で松茸を6本見つけたのだが、幾つ分るだろうか・・・・
さらに・・・・

大きい・・・・

さらに大きいのが二つ・・・・。松の葉を剥いで見ると・・・・


これは見事。根元が付いている夫婦松茸。ずっしりと重い。
時々、明らかに人が歩いた痕が残っているのだが、その割に開きの松茸も出ていたりする。



ムラサキナギナタタケ
足許の斜面の松茸を探しながら、ふと目線を上げると谷を隔てた先の斜面に大きなきのこが見えていた。あれ、松茸じゃない?

滑り落ちそうになりながらも近づいてみると・・・・


でかい。傘の径は16cm、重さは232gあった。
初日は約2時間で山を降りてきた。もう満足。。。降りてから川沿いの道を停めておいた車まで歩いた。

アケボノソウ

ビックリするくらい色の濃いアケビ
帰り道、いつもの店で鴨汁蕎麦を食べてから帰宅。そして、記念撮影だ。

ビールが旨い!
STさんのお陰です、本当に。
この山では特に手入れはしていないようですが、本当に嶮しく登山より厳しいです。
なめこ探しと似てますが、なめこは上を、マツタケは地面を探す違いがありますね。
マツタケの出る場所は尾根筋とそこから10mほど急斜面を下った辺りです。
傾斜が急なので落ち葉が積らないような場所なのです。山の傾斜は尾根筋付近は特に急で登るのは疲れます。