野紺菊
国道に戻ると、またいろいろな野菊が道端に沢山目につくようになった。やはり、秋は野菊が綺麗。僕の好みだ。だから、自宅の庭も野菊が何種類か植えてある。そっちはまだ蕾なので、花を楽しめるのはもう少し、先のことだ。
国道を少し南下すると橙色のホオズキが目に入った。以前は林道脇の沢の岸辺に群生していたのだが、今回は流されてしまったのか見つからなかったのだ。また、車を停めてカメラを片手に散策。
ホオズキ
シシウド
また、少し走り峠を越えた辺りでススキの穂が綺麗に生え揃っている場所に出た。また、停車。
ススキ野原を見ると、子供の時、千葉に住んでいた頃に秋に利根川にハゼ釣りに何度か通っていた頃を思い出す。豊里だったか、駅を降りてから利根川まで歩く間に長いことススキ野原の中を歩いた。その頃はススキは関東に多いものだと思っていて、日本中、どこにでも生えているとは知らなかった。
ススキ野原の奥の杉林の中にお社があった。
さて、車に戻り行く先を見上げると杉の木の間からススキが一面に生えた斜面が見えた。何度もこの道は走っているがこのことに気がついたのは初めてだった。その生え方が綺麗で、穂が光を反射して光っていた。その斜面に近づけるのかどうか分らなかったが、車を走らせて近づいてみることにした。
行ってみるとその場所は何のことはない、戸倉スキー上のゲレンデだった。それでも、ここにこれほどのススキが生え揃う景色は観たことがなかった。
喜んでいろいろと写真を撮ってみるが、後で確認して見ればどれも大して違わない。
斜面の上の方までススキは続いているのだが、広角ではそこまで写らない。レンズを90mmマクロに変えて写してみる。
上の部分
下の部分
ススキを堪能して車に戻り、スキー場を後にして南下を続けた。
つづく。