カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

学んだこと・1回目

2008-11-20 | カメラ

昨日から始まった「デジタルカメラ基礎講座」
自分の感じたことを備忘記録として書こうと思います。

勢いでデジイチを買ったのはいいけれど、一年以上経った今も、
カメラの使い方・絞りや露出の関係すら解らない私。
取説読んでも理解不能、教えてくれる人もいない(会社にはいるけど・・ねぇ)
いつも旅先で「思うように撮れないっ」のジレンマを少しでもなくす為に、
誰かに習いたい、とずっと思っていました。

でも人気の講座なので私のような凡人は、募集記事を見つけたときにはいつも満員。
キャンセル待ちだったのですが、ラッキーなことに空きが出て今回、受講することが出来ました。

その時点では講師がどなたなのか?は解らず。
解ったとしても、私自身が写真展など見に行ったこともないので名前を聞いても?・・・

ところがたまたま先日書店で手にとって見た一冊の写真集。
とても素敵な作品で、ものすごく脳裏に焼きついたものがありました。
それが・・・なんと今回の講師の先生だったとは!
自分でも偶然にビックリです。

講義の内容はあくまで基礎講座。
フィルムカメラとデジタルの違いなども話されました。
ですがテキスト通りではなく、フォトグラファーならではの視点でお話されているので、
私にとっては大変楽しい講義となりました。
偶然にも山岳フォトグラファーである菊池さんの回に当たって、
本当にラッキーだったと思います。

私も(レベル違いますが)山に登るようになり、山で出会うその美しい自然の瞬間を写真に収めたい!
デジカメじゃない!一眼が欲しい・・・これがデジイチを買うきっかけだったから、
だから先生の仰ることの意味がよーーーく解ったのです。
カメラに興味のない人は、
「なんでわざわざこんな重たいもの持って・・・」
「なんでこんな寒い日にわざわざ寒い思いしてまで・・・やるの?」etc・・・
と思うことに情熱を注いだり、夢中になったりすることを愛おしく思う気持ちが、
カメラを職業とされている方々の10000分の1程度だとしても、私にもあるからです。

1回目で私が学んだことは、
・最近望遠で切り取った写真が流行だが、望遠は誰でも後でできるから、
アレンジよりまずは難しい広角での撮り方をしっかり覚えよう。
・カメラのモニタは見ている場所によって見え方が変わるから、ヒストグラムで判断する。
・写真を撮り始めて3年(石の上にも三年)くらいはカメラが撮る。
それ以降はもうテクニックではなく、その人が撮るもの。
ピントがブレブレだろうが、露出がアンダーだろうが、
自分の思い(意思)をいかに写真にのせることができるか、が大切なこと。
実際そういう写真が人の心に感動を与え、代表作になっている写真家は世界にたくさんいる。
誰かに訴えたい、伝えたい、という思いが写真の上達、写真が好きになる事に繋がる。
写真ってそういうものじゃないかな・・・

・・・です。
ま、他にちゃんと技術的なことも教えてくださいますが、
結局はハート、ということで(←ホントにわかってる???)
先生の話に激しくうなずいていた私でした
すごく楽しくて、あっという間の2時間でした。

--------------------------

私が偶然書店で見て、感動した本は「山の星月夜

この本の中で、
”星に伸びていく”という表現をどうしたらできるのか?と考え、
天に届きそうな槍ヶ岳を撮影場所に決めた。
でもその写真を撮る為には好天、朝焼けの数分という条件の他に、
日の出に向かう大勢の人が必要。
ちょうどこの日、韓国からの団体が山頂目指して登る、
という情報を得て撮った、条件が揃うまで長い年月を要した1枚、
という写真が印象的でした。
もちろん、他にも私が言うまでもないご苦労で撮られた素敵な写真が一杯あります。
・・・なんか宣伝してますね~・笑
(このハナシは直接聞いたわけではありません)


いくつになっても学ぶこと、いっぱい