カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

奥多摩再認識・雲取山 その1

2008-11-24 | ヤマのこと

11/22-23と初めての雲取山へ行ってきました。

【往路11/22】新宿6:32⇒奥多摩8:28 バス奥多摩駅8:35⇒鴨沢9:15 鴨沢⇒七ツ石山⇒雲取奥多摩小屋テント場
【復路11/23】雲取山⇒三条の湯⇒お祭 バスお祭14:33⇒奥多摩駅15:20 奥多摩駅ホリデー快速16:53⇒新宿


距離があるので私にも行けるのか・・・不安でなかなか足を踏み入れられなかった「雲取山」
暑いのが苦手でも冬なら何とかいけるかも?と思い今回行ってきました。

コースはもちろん一番近い「鴨沢」から。
朝のバスは予想通り混雑で、3台出ましたが全てパンパンでした。

バスに揺られること40分、鴨沢に到着。


大勢の人がココで支度をします。



【9:35】私たちも朝食を食べて出発~。天気が良いので気分も良いスタートです。
奥多摩湖畔の紅葉は既に見頃を終えたようです。



【10:10】最初は車道歩きで権現平に到着。ここにも車が一杯止まっていました。


【10:30】登山道に入ると緩やかで歩きやすい道が続きます。
今日は10代~20代の若者が多い?いつもと違う風景です。
私たちはゆっくりなのでどんどん抜いてもらいます。

紅葉がまだ残っていてくれて、天気が良いので本当にキレイです。
ついつい立ち止まってしまいます。

 
赤や黄色に癒さながら、今日はとても気持ちよく快調に歩けます
ここまでは緩やかなお散歩コースのようです。
私の調査範囲では今回は怖いところはないはず・・・
ずっとこのままだったらいいのにな~と思いながら・・・

【11:50】道標がないので実はどのヘンを歩いているのか解らないまま・・・
広いところがあったので、そこでささっと昼食にします、木漏れ日が気持ちよい~。
「堂所」手前だったようです。


【12:00】「堂所」到着。この辺りから巣箱が増えてきます。
こんな人の目線の位置で鳥が来るのかなぁ~?


【12:20】樹林帯を抜け、明るい日差しが届く登山道となります。


富士山がキレイに見えてきました!


【12:50】歩いている間、燦々と太陽の光が降り注ぎ、11月だと言うのに暑い暑い!
半袖でもOKなくらいでした。
汗だくになり「七ツ石小屋下」分岐で一息入れることにします。

ブナ坂・雲取山方面へのまき道と七ツ石山頂への分岐・・・ここで相談。
「どうする?」と聞いてみますが迷わず「七ツ石山頂!」

実はズボンの下に先日仕入れたCW-Xを履いてきました。
なんとなく感じてはいたのですが・・・本当に足が軽い!
ぐんぐん進めるし、足上げもラクラク!先週の私がウソのよう、威力抜群みたいです・・・


【13:10】
登り始めてすぐに七ツ石小屋到着。営業していたのでしょうか?なんだかひっそりしていましたが、
ベンチで10人以上が休んでいたので、ここは休まず山頂を目指します。



【13:25】なんだかんだ結構な登りだなぁ~・・と思っていたら
「石尾根縦走路」という「鷹ノ巣山」方面への分岐に着きました。
とても快適そうな尾根道です。


大きな石と鳥居がありました。七ツ石の由来?のようなものが書いてあるみたいです。


鳥居の先は急登りだけど、青空が広がっていると言うことは・・・
がんばれがんばれ!


【13:40】登りつめたらと~ても広~い「七ツ石山頂」に到着!
ここでも富士山、きょうはずっと富士山と一緒です。


見下ろすと、これから進んでいくであろう伸びやかな尾根が見え・・・


見上げると、その先に雲取山頂方面が見え・・・この山頂からの眺めは素晴らしくて感動でした!

 
先へ進みます。急な下りを降りて振り返ると、「七ツ石山頂」が見えます。
前方にはまだまだ続く伸びやかな尾根道、歩いているだけで幸せ感じます。

あ~ここだここだ。色んなところで良く写真で見る尾根道はココだったのね。
これは本当に素晴らしい道でした。
実は今まで奥多摩にあまりいい印象はなかったのだけれど、
それは私が知らなかっただけだった、と言うことが良く解りました。

私が知っていたのは日帰りでいける奥多摩の入口だけ。
もう少し入ってみればこんなに懐が深く、趣もあり、東京なのに雄大な自然を味わえる素晴らしい山域だったのですね。
奥多摩サン、ゴメンナサイ、な気分でした。こうしてじわじわと登りつめて歩く山、好きです♪



【14:20】
見上げる雲取山まではあと1時間30分くらい?
どこにテントしようか・・・と考えながら来たのですが、到着が16:00過ぎでは遅すぎるし・・・

と悩んでいたらすぐヘリポートが見えてテント場でした・笑
すでに8張位はありました。
目の前に富士山!とーーても気持ちよさそうなので迷わずココに決めます。


【14:30】
スタートから約5時間(休憩含む)奥多摩小屋到着。幕営代一人¥400。

  
奥多摩小屋は相当年季が入っている様子。
ビールも売っているような感じでしたが??トイレは小屋の外。水場は小屋の前から3~5分下ったところにあります。
階段なので疲れた足にはちと辛かった^_^;

 
木のある側に設営します。
今回の「物欲・その2」はこちらの外張り。
そろそろ寒いかも・・・雪でも降ったらどうしよう・・・と思い購入。
威力は確かにあるみたい、下からじわじわ来る冷気が(この日は)なかったようですが・・・
実は私だけ寒くて治ったはずの風邪、またぶり返しました3回目?
(物欲その3は冬用シュラフかな・・・ぶつぶつ)

でもここのテン場は本当に気持ちが良く、風がなくてポカポカ陽気だったので、
15:00過ぎでも暮れゆく空を見ながら外でビール♪
富士山と夕日を見ながらのんびりなんてサイコーですね!



まだ続々と登ってきます。徐々にテントも増えてきました・・・
(この時点でまだ予想もしていなかったことがむふふ)


光の受ける方向が変わり、富士山もシルエットになってきました。
一日中、富士山に見守られながら歩けたこと、シアワセです。


【16:10】そろそろ今日のショーの始まり。これが見たくてまた山に来てしまうんですよね・・・

 
あんなに青かった空もオレンジ色から・・・最後は燃えるような赤へ。
山で出会えるドラマ、同じ一瞬は二度とないから片時も見逃したくなくてグズグズと外で(これがぶり返しの原因?)
・・・気持ちの良い一日が暮れていきました。

19:00頃まで雲がでてましたが、20:00頃には星が輝いていました。
時折鹿の鳴き声と、風のうなる音がするだけの、とても静かなテント場でした。

つづく・・・