カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

初秋の南大菩薩・その1

2010-10-19 | ヤマのこと

2010.10.17(日)のおはなしです。

土曜日は天気が良かったのに仕事。
悔しいので天気はイマイチでも日曜日に以前から繋げたかった、「南大菩薩」を歩いてきました。

日帰りだしあの長い車道歩きがイヤだったので、今回はタクシー利用。
「甲斐大和駅」から約¥3200で・・・

 
8:00、思い出の「湯ノ沢峠登山口」に到着。
ここから湯ノ沢峠までゆるい登り約45分で、懐かしの避難小屋のところへ着きました。



 
今日は南へ向かって歩きます。正面は一つ目のピーク「大蔵高丸」
両側はお花畑・・・でもこの時期はススキ野原。夏に来て見たいなぁ、と思いました。



振り返れば大菩薩方面「白谷丸」の白ザレがハッキリ見えていました。
斜面の紅葉はまだまだな感じでした。



「大蔵高丸」へは綺麗な自然林のトンネルをゆるく登って行きます。
こっちは黄色が多いような気がします、紅葉。



山頂に着くと、雲が多かったので期待していなかったのに、正面に富士山が!
このコースは【秀麗富岳12景】がいくつもあるのですが、なかなかタイミングが合いません。
今日は思いがけずラッキー



富士山を見ながらの尾根歩きは気持ちの良いものです。
青空だったら最高なんだけど。



ピークから約30分で「破魔射場丸」
あれ?ここも富岳12景のはずなのに、木に遮られたピークだったの・・・?
ちょっと残念。


 
先ほどまでは緩やかな散歩道でしたが、ハマイバ丸からはぐんぐん下りました。
途中、赤く色付いた木などを見つけ、秋を感じます。



もうすぐ冬ですよ~。これを見てるとファーの小物が欲しくなる・・・


 
ハマイバ丸から約30分「天下石」だって。どういう意味なんだろう?




「米背負峠」到着。ここから下山も出来ますがまだまだ歩き足りません。


予想外に木に覆われた尾根が多くてちょっとビックリ。
小金沢連嶺が伸びやかで眺めの良いルートなので、それを想像していたので・・・
時々明るいところに出ると嬉しくなります。

ここで今日初めての登山者に会いました。キノコ狩りをしていたようで、
ビニール袋にわんさかキノコが入っていました。

「大谷ケ丸」への登りは短いですがなかなか急斜面。
今までゆるゆる楽をしてきたので辛いです


11:30、3つ目のピーク「大谷ヶ丸」到着。
な~んとここも景色なし。このコースはここから「滝子山」へ行けるのですが、
長くなるので今日は行かない予定。
でも滝子山まで抜けたほうが、多分眺めもよく満足できるような気がしました(行ったことないけど)

ここまで特にゆっくり歩いたつもりもないけれど、どの区間もCTギリギリかオーバー。
このエアリアのCTはちょっと辛めな感じを受けました。

軽く昼食をとり、先へ進みます。
地図にもある通り、滑る土質の下り坂が30分くらい続きました。
お約束どおり1回転びました・・・



そして今日最後のピーク「コンドウ丸」到着。
・・・ここも通過点のようなピーク・・・寂しい・・・


 
落ちている栗の中身はどこへ行ったんだろう?といつも思います
コンドウ丸から下ると、分岐の「曲り沢峠」に着きました。

ここから地図ではあと10分先の分岐から下山すると「景徳院」に着きますが、
目指しているのが「田野の湯」という温泉。
温泉に近いのが曲沢へ降りていく「道形不明瞭」の破線のルート。
一応、どちらも1/25000の地図を持ってきたので「どうする?」とダンナに相談。
私はビビリなので実線ルートで行く?と言ってみたのだけど、迷わず「破線」と言う。
ま、ダンナは山奥育ちなので勘が働くから大丈夫だろう、と思ってそちらへ下山することに決めた。



ところが・・・
この選択が二人の山歩き史上、経験したことのないアクシデントに遭遇する事になるとは・・・。



つづく