カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

イタリア・世界遺産を訪ねる旅【フィレンツェ編】

2011-02-02 | タビのこと

【1日目:出発~ミラノ編
【2日目:ヴェネツィア編
【3日目:サンジミニャーノ編
【3日目:シエナ編

旅も4日目に入りました。


この日も朝から小雨。季節柄か?朝は雨のことが多かったです。
またバスに揺られ約1時間半でフィレンツェへ。まず到着したのが「ミケランジェロ広場」
ここからはフィレンツェの街が一望できます。


中心には「ミケランジェロの記念碑」が建ち、ダヴィデ像のコピーが置かれています。
夜景もきれいだそうで、デートスポットになっているようです。
天気が悪いのが残念ですが・・・

動画でご覧下さい。




 
街中に大型バスは入れないので、中心部は徒歩での観光となります。
街燈の足の変わったデザイン・・・これが「グロテスク」の語源になったものだとか?(スイマセン、意味は忘れました)


 
アルノ川にかかる橋を渡ると、先ほど見下ろしていたルネッサンス時代の優美な建築達を見上げるようになります。
街自体が絵画のよう・・・これがフィレンツェ・・・。
シックな色合いが素敵ですね、日本との違いを目のあたりにします。

フィレンツェといえば「皮革」の街でもあります。
まずはツアーにつきものの革製品の店に連れて行かれます(笑)
最初から購入する気のない私たちはすぐに飽きてしまい、外に出るのですが、
他の方達の買い物がなかなか終わらなくて、小さい店なのになんと40分も費やします・・・
これがまた、後々にひびいてくるのですが・・・



photo : Cattedrale di Santa Maria del Fiore

やれやれ、やっと観光開始です。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ(花の聖母教会)
13世紀末に建てられたフィレンツェの象徴ともいえる建物で、
クーポラの高さは100mを超えます。
白と緑とピンクの大理石で飾られた幾何学模様の美しいイタリア的なゴシック建築です。



洗礼堂の東門にある「天国の扉」



美しいクーポラのドゥオーモとジョットの鐘楼、
大きすぎて広角で撮っても入りきれませんでした。



さて、大聖堂の中に入ります。


 
華やかな外観とは違い、シックな内部。
奥が明るくて・・・クーポラに近づいていくと・・・







巨大なクーポラ内部に描かれたフレスコ画『最後の審判』が圧巻です。
どうやって書き上げたのか?想像できない・・・

この絵の近くまで登っていくことができます。
ここは自由時間に来て見ようね、と簡単な説明を受け次へ進みます。


 
photo:Palazzo Vecchio
シニョリーア広場へ来ました。

ダヴィデ像と・・・右はなんだっけ?(汗)美術の授業で模写したっけなぁ。
ヴェッキオ宮殿の正面入口脇に置かれていて、傍まで行くとかなり大きいです。
ここがこの像が本来あった場所だそうです。(本物はアカデミア美術館にある)
右手奥がウフィッツイ美術館です。


 
これはウフィッツイ美術館の前。
「ロッジア・ディ・ランツィ」という、雨の日でも集まって話をしたりできるように作られた場所だそうです。


 
photo:Galleria degli Uffizi

さて、フィレンンツェで一番の楽しみだった【ウフィッツィ美術館】に入ります。
入口でしっかり(リュック・ペットボトル禁止)セキュリティチェックを受けてから中に入ります。
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」ダヴィンチの「受胎告知」ラファエロの「びわの聖母」など・・・
世界に誇る名画が納められているほか、廊下の天井の美しさやそこここに置いてある彫刻などが素晴らしかったです。



(ポストカードでどうぞ)

フィレンツェといえばメディチ家。
ご存知の方にはもう説明は要らないほど有名な・・・メディチ家抜きにしてはこの「花の都」を語ることはできないそうで。
メディチ家とはルネサンス期のフィレンツェで銀行家、政治家として台頭したそうです。
フィレンツェの実質的な支配者として君臨し、後にトスカーナ大公国の君主となった一族です。

その財力でボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなどの多数の芸術家を支援し、
ルネサンスの文化を育てるうえで大きな役割を果たました。
これらの芸術作品だけを取ってみても、ミディチ家サマサマですね。



話は変わりますが、成田出発時から各自に持たされたものがこちら「耳太郎」
ガイドさんが話す言葉をキャッチするイヤホンガイドのようなものです。
これがあるおかげでいわゆる昔のようにガイドさんが旗を持ち、周りに集まって説明を聞く、という形式ではなくなったようです。
おかげで美術館の中でも説明を聞くことが出来ますし、
離れていても鮮明に聞き取れるので便利です、これはよかったですね~。



美術館内部はもちろん撮影禁止なので写真はありませんが、窓の外から街を撮影して良いスポットが2箇所ほどあります。
そこからの眺めは本当に素晴らしいものでした!



あそこに見えるのが「ヴェッキオ橋」名所なのに行かないんですよね・・仕方ない。



 
ミュージアムショップで欲しかったものをGETし、終了。
ミラノで最後の晩餐をみれなかったけど、こちらで満喫できました♪
ちなみに左の写真は・・・撮ったところを見られるとお金を払わなければならないらしい。
右はヴィーナスのハダカを覆う衣服の着せ替えマグネット、SHOPで購入♪
お茶目なこと考えますよね~。ホントはこれのダヴィデバージョンがあったらしいのですが、売切れでした。



 

昼食のレストランではポロネーゼを頂きました。
昼食後自由時間なのですが、サーブが遅くて時間がどんどん削られて・・・自由時間が1時間に。
この時点でクーポラに登るのは断念しなければならなくなりましたが、
(混雑していると最上階まで30分以上かかる)
ジョットの鐘楼だけは絶対に登りたくて、デザートは頂かずに飛び出しました。
先ほどの買い物時間も自由時間が削られる原因にもなるんですけどね、団体行動では仕方ありません。






 
この塔は14世紀にジョットによって着工されたゴシック様式の鐘楼で、414段あります。
最上部まで約20分・・・、とにかくダッシュで登り、
駅近くの集合場所まで戻らなければなりません。


私たちだって山ノボラーのはしくれ・・・と頑張ってみるものの息切れ
途中窓の外を見ながら息を整え、狭くなった螺旋階段をぐるぐる登り・・・



やったー!10分で着いた!


金網に覆われていますが、フィレンツェの街を見下ろせて気分良いです!



わおっ


お隣の大聖堂のクーポラにも人がいます、見えますか?
 


こちらは駅方面。青空だとやっぱり気分が違います。



でも実はちょっと足元がナナメになっているし、狭いので下を見ると怖かった。
ここは高さ84mらしいです。


 
【世界遺産フィレンツェ歴史地区】
景色に満足し、集合場所へと戻ります。
路地裏のオシャレな店を見る時間も、買い物している時間も、ジェラート食べる時間もありません。
ヴィネツィアもそうでしたが、全く時間が足りませんでした・・・ああぁ、もったいない・・・フィレンツェーーーー


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全員でサンタ・マリア・ノヴェッラ駅まで行き、この後は鉄道にてナポリへ移動します。
こちらの駅のホームは切符をもっていなくとも入れるそうで、またしても「すりひったくり注意ゾーン」です。


 
ESスター?で3時間ちょっと。東京盛岡間と一緒な感じ(笑)?
車内は特に特徴ある感じではなかったですが、テーブルも席も向かい合わせで固定、
ちょっと狭くてう~ん、と思いました。


 
ナポリに到着したら真っ暗・・・
とてもキレイで大きな駅でした。外へ出たらゴミ問題のゴミがあっちゃこっちゃに散らばっていましたが・・・


今日からナポリに二泊です。
海沿いのホテルは今回初めてホテルらしいホテルで満足♪


 
夕食はホテル近くのレストランでラビオリ。疲れた割にはイマイチな夕食でがっかり。
日本みたいにどこにでもコンビニがあるわけじゃないから、食べたりないときは辛いですね。
ワインは「ラクリマクリスティ(キリストの涙)」1本飲むにはつまみが足りないよぉ~~~(飲みましたけど)



ホテル前の「卵城」ライトアップされていますがなんだか不気味・・・


これにて4日目も終了。明日は今回の行程の中で、一番晴れて欲しい日なのです。

ホテルに入ったら大きな花火?と思うほどの轟音と光?
なんとのようです・・・強風と雨の音が夜中まで・・・嫌な予感です・・・

5日目へ続く