カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

三度目の正直なるか?ダイヤモンド富士

2011-02-10 | ヤマのこと

2011.2.5(土)またしてもダイヤモンド富士を目指して山中湖畔へ。

今年の2月の土曜日チャンスは3回、2/5・2/12・2/28。
だけど2/12・2/28は仕事の為、我が家のチャンスは2/5の一回のみ。

このところ連日晴れの関東地方でした。
毎日空を見上げては「この晴れが週末まで続きますように」と祈ったけど、
土曜日の天気予報は日中曇が多いとのことでガッカリ。
朝起きてみると雲がベッタリ・・・どうしよう、と思ったけど、バスのチケットはもう取ってあるし、
もし行かないでいて晴れたら悔しいし・・・と出かけることにした。

【往路】中央高速バス 新宿高速バスターミナル7:40→平野10:00
【復路】マウント富士19:40→新宿22:00

新宿を出るとき空は雲だらけ。
中央高速も相模湖辺りまで富士山など全く見えず。
ところが進むにつれ、既に諦めモードの私に一筋の光が



都留市に入ったら左手に大きな富士
富士急ハイランドに着いたときはこんなにくっきり。
過去の私たちのデータでは、朝、富士山頂が見えていたらその日は夕方まで見えたまま・・・
ってことは・・・今日はもしかしたら テンション上がります


 
10:00。平野バス停に着いたら感じが違う??
そうなのです、この時期雪がない山中湖畔を見たのは初めて。
この日も暖かくて手袋もいらないほど。季節はずれの暖かさがなんだか気持ち悪い。
(神社の階段を上がっている最中に地震があってグラっとしました)
去年と違って全くの無風。予定通り「石割山」目指して歩き始めました。


 
3組ほどが同じルートを歩いていきました。
石割神社で「今日こそお願いします!」と200円ふんぱつ(笑)

カリカリに乾きすぎて歩きにくい斜面を登ると・・・




11:50「石割山頂」到着。残念ながら天気予報は当たったようで段々雲が増えてきています。
肉眼では南アルプスまで見えていましたが。
ここで早目のお昼にしました。





そして平尾山までグングン降りていきます。
ここも乾きすぎて前を行く人の砂埃が舞い上がるほどでした。



(左:2011.02  右:2010.02)
雪のないこのコースは初めて歩くので、なんだか景色も違いますが、見覚えがある風景だ(笑)



(左:2011.02  右:2010.02)
そうそう、去年は強風に吹かれて、このあたりで一人プチラッセルだったっけ


 
富士山が又近くなったら、「平尾山」です。
この広々とした感じが好きな山頂です。



ここからまたグングン降ります。去年はそり遊びが出来たのになぁ。


 
ここは東海自然歩道だったんですね、今更気付きました。標識が新しくなっていました。



ここから登り返しで左、金網の向こうが別荘地。
このなんの変哲もない緩やかな階段が・・・去年は悲惨だったっけ。
今だから笑える、必死だったあの日。>>2010・石割山レポ
でもこのエリア、4年前に来た時も雪が深くて、スノーシューのほうが良いくらいでした。
忍野村から風が吹き上げるので、雪がたまりやすいのかも。



来た道を振り返る。鉄塔の立っているのが「石割山」奥は・・・(ミショウタイ?)遠くに丹沢の山々。



(2010年、大平山方面)
天気が良くて雪があるととても楽しいスノーハイクなんだけどね~。



13:50、あっという間に「大平山」に着いてしまいました。
去年の失敗は繰り返せないので時計と睨めっこで歩いてきましたが、雪がないとこんなにスムーズ。
去年は同じスタートで15:00着でしたから。
途中時間調整しながらゆーっくり来たのに、時間が大幅にあまりすぎました。

異常に気温が高いので全く寒くなく、山頂で少し時間つぶしをすることにしました。
このままダイヤ時間まで待てそうなぐらい暖かいです・・・




「がんばれ~~ふぅーじぃーさぁ~~~~ん



(左:2011.02  右:2010.02)
お茶したり写真を撮ったり・・・でものんびりしすぎて失敗すると困るので、下山して下で待つことにします。
(そんなに不安なら最初からスタンバイしていればいいのに・・・というのは性格上今の所無理^_^;)

おっ、この標識の下にあった木の板、去年はあっちにささっていたね・・・
これがなかったら雪で道が解らず降りれなかったのでした、感謝。


 
さすがに一度痛い目にあった道はもう忘れません。
あっという間に「湖北」の登山口まで降りちゃいました。



林道脇にこんな表示が!今ならまだ大丈夫だけどね・・・もうそんな季節も近い、ひゃー



15:00 山中湖畔に到着。


そこからちょっと歩けば長池親水公園到着。
ダイヤモンド時刻に1時間以上前ですが、
ちょうど真ん中が見れる位置はもう三脚立てる場所がないほど人で一杯でした。
ちょっとずれたところならまだ空いていました。

 
と言っても私は三脚など持って来ていないので、カメラを乗せるのにちょうどいい柵の横にスタンバイ。
周りでは絞りがど~のこ~の、と会話が飛び交っていますが私には関係ない
気分だけにわかカメラマ~ン



いつもなら立っているだけでキンキン寒いから、暖かいのは待っている身には助かります。
廻りのカメラマンさんたちの自慢の写真などを見せてもらいながら・・・
仲間に入れてもらった感じが嬉しかったです


飽きっぽいのでじっとしていられず、湖畔でくつろぐ本物の白鳥さんと遊んだりして・・・


空は曇ったり晴れたり!!そしてまた曇ったり・・・ドキドキします!
瞬間まであと40分 頑張って!太陽さん!!

そして段々カウントダウンの時間が近づき・・・雲も近づき・・・



16:08、あと6分・・・ 頼む~~雲よどいてくれっ



あと5分っ



あと2分・・・


う・・・。時間です。16:14・・・なんとか太陽は頑張ったけど・・・
ダイヤにはなりませんでした。


・・・   サヨウナラ・・・またノガシマシタ・・・

1回目は快晴で絶好のダイヤモンド日和だったのに自分が時間間違えて×。
2回目は道迷いでダメだったけど、富士山頂の雲が取れなくてダイヤにはならず×。
3回目の今回は富士山頂は見えていたけど、沈む太陽に雲がかかって×。

富士の裾野から見るダイヤにこだわって4年。
3度目の挑戦のダイヤモンド富士も見ることが出来ませんでした。
全ての条件が揃わないと見れそうで見れないダイヤモンド・・・
自然の瞬間に立ち会うことの難しさを感じます。
なかなか会えないからこそ、価値があるのでしょうけれど・・・がっくし(笑)


 
今日はダイヤモンドウィークイベントの日なので、キャンドルと花火があります。
路線バスの時間までまだ余裕があったので、イベント会場で地元のお母さん手作りの温かい豚汁を頂きました。
1杯¥200だって、安い



富士山が赤く染まるかも・・・この天気じゃダメよねーと思いながらも離れがたく、途中まで歩きます。


 
(左:紅富士の湯    右:河口湖駅)
花火は今回もパス、その後はバスが来たので乗って「紅富士の湯」へ。
去年は温泉までの道が渋滞し、時間がなくなってゆっくり出来ませんでしたが、
今年は最初から天気予報がイマイチだったせいか?渋滞せずゆっくり富士を見ながら露天風呂三昧。快適でした

前回の反省を生かし、ヘッデンつけてバス停まで歩き、最終の新宿行きのバスで帰りました。


今回は山歩きも、ダイヤ時間も間違えず、準備万端で挑んだけど結局見ることができず。
その瞬間に立ちあうのはいかに難しく忍耐のいる事か、しみじみ感じました。

でも待っている間のワクワク感、同じテーマに向かって待つカメラマンさんたちの交流とか、
ダイヤに会う事が出来なかったとしても、この時間がみんな楽しみの一つなのかもしれない・・・

と今まで感じたことのなかった新鮮な思いを感じ取る事のできた1日でした


今回見れなかったら「もう諦めるか・・・」と思ってたけど、
やっぱり悔しいからまたチャレンジしますよ~~~


2008.2.16 1回目
2010.2.6 2回目

おしまい。