カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

岩手の春

2012-05-11 | イワテケン

今日で震災から1年と2ヶ月です。
早いと感じるか、遅いと感じるか・・・。



2012年のGW前半は、土曜日の半日仕事の後新幹線に飛び乗り、大急ぎで岩手県へ帰省してきました。


3月11日に新橋駅で行われた三鉄応援イベントの続きが駅にありました。
牛の駅長さんの彫り物は「三鉄を勝手に応援する会」さんから寄贈されたものです、嬉しいですね。
岩手県の人々、三鉄さん、地道に頑張っています。



この4月1日から津波で流されていた区間が開通となり、
北リアス線約半分の「田野畑駅」まで走れるようになりました。
この行き先表示が「宮古」に戻るのはまだ2年先です。



陸中野田駅から野田玉川駅が線路流出していた区間。真新しい敷石と線路が敷かれていました。
いよいよ震災後初めて通ります、乗客の私がなぜか緊張します。



震災後も何度も見ていたこの風景、電車が通れるようになったことはとても嬉しいのですが、
車窓から見える景色は相変わらず家も何もなくなった海岸線と残された瓦礫・・・。

東京にいると普段は忘れている人がほとんどでしょうけれど、1年以上経っても瓦礫はまだほとんど片付かず。
ニュースでも瓦礫処理の問題が時々取り上げられていますが、
毎日毎日この風景を見ながら住む人の気持ちになって考えてほしいと思います。


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ダンナの実家に春に帰省するのは2度目。めったに来ないので色んな発見が。
家の前を流れる沢沿いにはニリンソウが一杯♪



なんと家から徒歩3分のところにカタクリの群生。しかもとってものびのびしたシッカリさんばかり。
わざわざ遠くまで行かなくても、こんな近くにカタクリの里があるじゃない(笑)



カタクリとエンレイソウ。
こんな近くで見れるなんて。。。こちらの人たちにとっては当たり前のことなんですけどね。



ミヤマエンレイソウ



アズマイチゲ


 
ワサビとセンボンヤリ。
ダンナの実家の周りを一周しただけで、一山歩いたような満足感。




わさわさ(ヤマ?)エンゴサク。→ササバエンゴサク



つくしも一杯。


 
スミレはまだ本当に咲き始めといった様子で、花弁直径1~2センチ程度の小さい子が4種類ほど。
黄色い子は「フチゲオオバキスミレ」花は黄色いのに蕾は紫色、葉の付き方に特徴有り、
それで判定したので多分合ってるかな。。。。
白い子はヒカゲさんかなぁ?解りません。



 
大好物のたらの目を採り天ぷらに、先ほどのワサビは義母が炊いてくれました。




自分の故郷ではないけど、20数年も通えば第二の故郷。
帰れる故郷がある、待っていてくれる笑顔に会える、そんな小さくて大きな喜びに満ちた休日でした。