カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

カラフル道標と不老山

2012-05-24 | ヤマのこと

2012.5.20(日)

快晴だった19日の土曜日は仕事。
そしてこの週末はJR中央線の工事で奥多摩・中央線エリアには行きにくい我が家。
そんな時には小田急線、良い機会と初めての「不老山」へ出かけてきました。

 
新松田駅で降りた時、予想通り西丹沢自然教室行きのバス停は長蛇の列。
シロヤシオには会いたかったけど、畦さんはあとに取っておきたい思い入れがある山。
このところの疲労で混雑の山には行きたくなかったので、人の少なそうなこちらを選びました。

8:00、sanpoさんのレポを参考に、期間限定のバスに乗り(注:時間が変るそうです)目指すは「明神峠」


 
前日の青空はどこへ?というくらいのどんより空、そして肌寒い朝。バス乗客は10人ほど。
駅から20分ほどで峠まで運んでくれるのですから、元気のない時には助かります。



うほ~ ハイキングコースに入るとすぐに目に優しい若葉がお出迎え。
それだけで眠気も吹っ飛びシアワセ気分。単純。


眼下には嫌な思い出(笑)の富士スピードウェイが見えています。
レースでもあるのか?エンジン音がうるさくて、それはちょっとマイナスポイント。


 
あ、出ましたね、手書き看板。
冬に歩いた「三国山」で良く見たあれです、それもそのはず、繋がっているのですから


 
起伏の少ないハイキングコースを進むと、ごんぐのベンチが出てきました。


 
先へ進むと「湯船山」特に何もないピーク、白クラノ頭、とゆるやかに先へ進むと・・・


段々とブナやコナラが増え、気持ちの良い森となり・・・


 
のびのび育った大木が増えてきました。これはブナとカエデのMIX。

更に進み・・・


 
ロープのある急坂を下り・・・



 
ちょっと味気ない植林、伐採された坂を下りますが、



左手には西丹沢の尾根がきれいに見えていました
今頃シロヤシオが・・・(ちょっと未練)


 
ずいぶん下ったかな?と思った頃、開けた場所に出ました。


 
この頃には日もさしてきて、日なたは暑いくらいに。
このコース、タチツボスミレとエンゴサク?キンバイ系?しか見なかったのですが、
他にもお花らしいお花は全然見つかりませんでした。


 
そしてまた、ゆるく登っていくと・・・あここがサンショウバラの森?




もしかして、気の早い子が一輪でも咲いててくれないかな?との淡い期待は・・・



瞬時に

あたりをキョロキョロするも、蕾を探すのが大変なほど少なくて・・・
ここまでのコースでは1ヶ月ほど前に見た花が咲いてて、なんだかな~と思ったのですが、
青くて固い蕾、この辺りはまだ春が来たばかり?開花はかなり先になりそうなのでしょうか。



仕方ありません、先へ進みましょう。
ちょっと残念な気持ちで進むとそこには・・・



わ~い 振り返るとうっすらだけど、ここに来てはじめての富士山が見えました。



前方にはこれから登る「不老山」が見えています。むむ、なかなか遠い・・・


 
サンショウバラは見れなかったけど、気持ちの良い大らかな丘の上で手足を伸ばして気分爽快!
やっぱり疲れてても来て良かった、心のトゲトゲが取れた気がしました




ふと時計を見るとのんびりしすぎたせいか?時間がおせおせ。
急いで不老山目指し「世附峠」を越え、汗をかきかき今日一番の登りを行くと・・・

 
「不老山南峰?」到着。さらに進むと「不老山」山名標識のある場所へ。
ベンチには先客が6名ほどいらしたので、私たちは木陰に座りランチタイム。
今日も手抜きランチ。まだこの気温ならおにぎり食べれるからコンビニおにぎりでOK
オールフリーの美味しい季節になってきましたね
(もう少し暑くなるとごはんが喉を通らなくなる私です)



さてと、下山しますか。


 
ランチ後は途中まで来た道を戻ります。南峰?からは富士山が見えていました。
丹沢湖方面(山市場)はバスの時間が合わないのと、
乗れたとしてもバスは混雑なのでパスし、駿河小山駅目指して下ります。
こちら側のコースは県境尾根コース?まずは直進。


 
途中”大野山”がすぐそばに見えていました


 
広い尾根をゆるゆる降りていくと分岐に出ました。
半次郎分岐?右手は林道経由、直進は自然の道、という表示があります。
直進のほうがオススメ、と道標に書いてあるので素直に従い、進むことにしました。
エアリアの地図にはこのルート、あるのかないのか・・・?

進んでいくと、この直進ルートをオススメする理由が解りました。
手書き道標の作者?の作品オンパレードだったのです(笑)


 
こんなにりっぱなのや・・・


 
こんなカラフルなのやら・・・

ここにきて一定の法則に気づいた私たち。
なぜか?主な道標には様々なかぶりものが・・・

実はまだまだ載せきれないほどの数の道標があったのですが、
それは今後歩かれる方の、歩いてからのお楽しみということで・・・割愛。


 
静かな静かなこのルート。
緩やかなので眠くなりそうなこの道も、手書き道標のおかげで飽きずにこれました。


沢に着くと、民家が見えて今日の山歩きは終了です。



富士山を正面に見ながら、車道を歩いてスタート地点へ。
サンショウバラには時期が早すぎて会えなかったけど、
起伏も少なく気軽なハイキングで楽しめた駅から駅までのこのコース。

使える時間や体調によって歩く山を選べるってホント、シアワセなことですね。
色々忙しくて疲れてたけど、汗かいて、緑に癒されてスッキリ。
やっぱり無理にでも行って良かった、と思った日曜日でした。




※半次郎分岐?は国土地理院の地図に沿った道でしたが、
その後の駅への分岐は地図にないルートを通ったようです。(赤が実際歩いた軌跡)
道標はしっかりあり、迷うようなところはありませんでした。

※この駅に以前あった”小山町健康福祉会館 ふじみセンターゆったり湯”
という入浴施設は運営中止のため現在利用できません。


おしまい。


【行程】新宿5:46→新松田7:04 御殿場線松田駅7:23→駿河小山駅7:41 富士急山梨バス8:00→明神峠8:25 

歩行:明神峠8:30→湯船山9:10→サンショウバラの丘10:45→不老山(北)11:25~11:50
半次郎分岐?12:40→登山口13:40→駿河小山駅14:05

駿河小山駅14:29→松田14:47 新松田→新宿