カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

初夏の尾瀬ヶ原散歩

2014-07-07 | ヤマのこと
2014.7.5(土)尾瀬ヶ原へ


昨年の同時期は高山植物の豊富な”至仏山”に登りました。
今年は去年見損なった花が見たくて尾瀬ヶ原に行こうと春から決めていたのですが・・・


土曜日は雨。
日曜日は晴れに予報が変わったけど、日曜は用事があるので雨でも行くしかありません。
夜行バスに乗って朝一番に鳩待峠に着いたときは小雨が降っていました。




濡れた木道はコワイので、かなり慎重に降りて行きます。
去年の二の舞は許されません(^_^;)お花の写真(喘息薬種)も後回しですよ!自分!

今日の天気予報には”雷”マークがついています。湿原には隠れるところがないので注意しないとね。



なんて言いながら来たのに、なんと!山の鼻に着いたら青空が見えてきたではありませんか。


 
雨が止んだだけでも十分シアワセな私たち。
原の入り口でノビネチドリ(延根千鳥)とコバノトンボソウ(小葉の蜻蛉草)が迎えてくれ、ますますテンションUP。




尾瀬ヶ原に出ると、あっ・・・





10年に一度の花付きと言われていた今年のワタスゲ。もう終わっていると思っていたけど、間に合ってよかった。
尾瀬沼方面はもっと凄いらしいのですが、凄いのを見たことのない私たちはこれでも十分うっとりです。
来てよかったね~なんて言ってるうちに・・・



太陽まで顔を出してくれました♪




 
初見のオオバタチツボスミレ(大葉立坪菫(NT))と小さな小さなムラサキコマノツメ(紫駒の爪




辺り一面が赤く見えるほどたくさんのナガバノモウセンゴケ(長葉ノ毛氈苔)




キラキラと青く輝くトンボみ~っけ


 

色んな生き物たちが楽しくって、もう、全然前に進めなくなりました(*^_^*)




サンショウウオがあっちでもこっちでもスーィスイ




鮮やか紫、カキツバタ(杜若)




この先には何が待っているんだろう、どんどん進みたくなる。





ピヨピヨ言ってるひよこの口ばしみたいなタテヤマリンドウ(立山竜胆)の種。
ここに雨水が溜まって、雨によって種が飛び散るそう。そう、雨が降らないとみんな困るんだよね、雨のおかげで・・・



池塘も潤い




貴重な植物、オゼコウホネ(尾瀬河骨(VU))も育つ。



 
今年会いたかったのはこのトキソウ(朱鷺草)とサワラン(沢蘭)
サワランはまだ早かったみたい、トキソウも蕾がまだまだありました。



 
竜宮小屋に着いて時計を見れば・・・ゆっくりしすぎて引き返すしか時間が残っていませんでした。



 
新しくなったオールフリーでランチを済ませ(ピンクのお花はツルコケモモ・蔓苔桃)山の鼻まで戻りましょう。




カキツバタの群生




花火のようなオゼヌマダイゲキ(尾瀬大戟)




生まれたての大きなトンボ





ワタスゲが乾く間もなくまた雨が降り出したけど、たくさんの生き物に出会い、
限りある時間の中で、尾瀬を楽しんだシアワセな時間。




また来るからね。





おしまい。



【今回出会ったその他のお花たち】
ウラジロヨウラク・エゾムラサキ・オオレイジンソウ・ミヤマカラマツ・コバイケイソウ・ツマトリソウ・サギスゲ・ミタケスゲ・タニギキョウ・ツクバネソウ・チングルマ(果穂)・モウセンゴケ・ハクサンシャクナゲ・ヒメシャクナゲ・マイヅルソウ・ミツガシワ・ヤマオダマキ・レンゲツツジ・エンレイソウ・ヤナギトラノオ・リュウキンカ等




【行程】新宿新南口22:00→(夜行バス)→戸倉BS3:50 4:40→鳩待峠5:15
    鳩待峠5:40→山の鼻→龍宮小屋→山の鼻→鳩待峠12:10
    尾瀬戸倉温泉13:15~14:05
    戸倉BS14:30→新宿駅18:30



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