毎年恒例、今年も行ってきました「志の輔らくごinPARCO」
(自分の備忘記録です、スイマセン(^_^;))
なんと今年はPARCO公演10年目だそうです。
本当はそれ以前からやってたらしいのですが、このスタイルになってからは・・・という事です。
毎年恒例のご挨拶、1ヶ月公演で約1万人の動員数、武道館でやれば一日で済むものを、
わざわざ狭い会場でちまちまやるのが落語の良さが引き立つというもので・・・
などなど。
そしていつものように時代を取り入れたマクラから~の
一席目「スマチュウ」
割とシンプル。
その後、二席目の幕間にいつものように技あり。
舞台いっぱいにスマホを映し出し、1席目の続きのようなLINEのやり取りが表示される。
が!
客席でみんなが笑っている内容が解らないという残念さ!
そう、目が悪くて見えないのです!何が展開されているのかさっぱり?
今まで眼鏡の必要性を感じなかったから、今回は夫婦して凹んだわぁ。
そんなに視力が落ちていたんだねぇ・・・
二席目「三方一両損」
古典。私は初めて聞きました。
”大岡食わねえ、ほんの越前”
(多かぁ食わねえ、ほんの一膳)
というサゲ。力の抜けるような面白さでした。
三席目「先用後利(せんようこうり)」
富山県民である志の輔師匠、県民の悲願であった”北陸新幹線の開通”と、
PARCO公演10周年が重なった今年。
考えてみれば富山県を題材にした噺を作ったことがなかったと気づき、
それでは作ってみようと「富山と言えば?」というアンケートをとったところ、
「富山の薬売り」と言う答えが一番多かったそうな。
そこで売薬さんの資料館などで勉強してきた師匠
そこから新作が生まれました。
昔から名前だけは知っていたけど、実際はどうやってビジネスが成り立っているのか?解らなかった。
今回落語を聞いて改めてお互いの信頼関係がいかに大切か。
人を信じるという事は、どれだけ難しくそして温かいことか。
振り込め詐欺だのなんだのが横行する現代社会に慣れてしまっている自分に、
本来の日本人の持つ良さを思い出させてくれるような、良い噺だった。
やっぱり志の輔師匠はいいなぁ。特にこのPARCO公演は特別感があるし自由で良い。
でもただ面白いだけじゃないんだなぁ、いつも心に響く何かをくれる。
公演終了後は、出口で売薬さんが見送ってくれました。
来年も当たりますように(o^^o)
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