続きです
2024.9.6(金)
前日は午後からずっと曇っていたけど、今日は晴れるよ、きっと。
双六小屋のお弁当を受け取って、新潟チームにすぐ追いつかれるだろうからと15分ほど先に出発
いつも眺めるだけだった西鎌尾根を、いよいよ歩く日が来た
高度感のある尾根歩きが怖くて苦手だからと敬遠していたが、調べるとそんなでもないらしい
陽が登るまでは強い風が吹いていたのでアウターを着て、背後の鷲羽岳を振り返りながら登っていく
40分ほどで一つ目のピーク、樅沢岳
皆が立ち止まっている方へ廻ると、目指す槍ヶ岳
ガスがかかっている尾根に進んでいく
振り返れば雲がぐんぐん流れ、双六岳や三俣蓮華岳などが姿をあらわす
新潟チームが登ってくるのが見える、偶然会った上に同じ道、同じ空を共有できるなんて最高だね
予想通り比較的尾根は広く、気持ちの良い稜線歩きが続く
こんな尾根歩きは大好物
正面に槍ヶ岳を見ながら歩くなんて、贅沢だね~
槍ヶ岳の手前の尾根が硫黄尾根
チシマギキョウ咲き残り
盛夏にはチングルマがいっぱい咲いていたのでしょうね
前方の左俣岳へは岐阜県側を巻く
小さくアップダウンしながら進む
ハイマツから見下ろす赤い屋根、鏡平山荘
いつもあっちから眺めていただけだった尾根を歩いている
左俣乗越を過ぎて前方にギザギザな穂高の峰々、向こうに乗鞍岳
振り返れば赤い硫黄尾根の奥に鷲羽、水晶、野口五郎岳
天気は良いけど風の通り道、暑さが苦手な私にはとてもありがたい気候だけど
立ち止まるとちょっと冷えるかな?
お腹が空いたのでお弁当を半分、風を少し避けられる窪みで頂いた
うわさ通り、すごーーく美味しい!
食べながら新潟チームを待つつもりでいたけど、冷えそうで先へ進む
そろそろ険しくなってくるような感じだったので、ヘルメットを装着
何か所か鎖場があったような・・・?
でも高度感ないので全然怖くない、しめしめ・笑
いよいよ迫ってきたな、と思ったらそこが千丈乗越
ここからは槍ヶ岳山荘がすぐ上に見えている
休憩にはちょうど良い広さだったので、ここでザックをおろしておやつタイム
飛騨沢ルートとの合流点、登ってくる人もいた
雲で見え隠れしていた笠ヶ岳も確認できた
よーく目を凝らすと、一番奥に見えているのは白馬岳ではないかな?
手前は先日登った針ノ木岳?
歩いてきた尾根の向こうは大好きな黒部の山々、この眺め、たまらない!
こんな天気の日に歩かせてくれてありがとう
さて、一息入れたしあと少し頑張りましょ
こんな標高の高い岩場に・・・タカネスミレかな♪
山荘が見えたからすぐなのかと思いきや、廻りこんでいくように登るのね
なかなかな急登でしたが、登りだから問題なし
小槍
槍の肩到着
めずらしくここまで汗を流すことなく快適に歩いてきたし、怖いところもなかったのであっけなかった
終わってしまうのがもったいないような素敵な尾根でした 今までスルーしてごめんなさいな気分
13年ぶりに見た道標 若かったなぁ、あの頃
肩に着いたら陽射しが強くて暑いのなんの!
たまたま空いた日陰のベンチで、残りのお弁当を食べていたらヘリが来た
どうやら長野県警の訓練だったみたい
ドア開けたまま乗り出して手を振ってくれたり、カッコイイの。
あんな体制で救助活動するなんて信じられない・・お世話にならないように気をつけようと思いました
常念岳の向こうに富士山
そうこうしているうちに新潟チームも到着、お疲れさま~~
一息入れて槍の穂先を目指す・・・のは皆さんで、私は登らず。
西鎌尾根から見上げた時は登れそうかな?と思っていたのに、いざ肩について見上げたらやっぱり無理~~
ってなってしまった(*_*;
わらさんと登頂の喜びを分かち合うのがベストだと思ったのだけど、怖がりてゴメンナサイ
代わりにダンナを行かせます・笑
みんなが登って降りてくるまで下からずっと見てた、
山荘あたりに2時間もいたけど山々眺めているだけで全然飽きないの、不思議ね
・・・小さく載せておこう 撮ってくれてアリガトウ
降りてきた新潟チームとはここでお別れ
楽しい一日をありがとう!またね!
さて、今日の目的地はここからあと少し
と思ったら・・・
槍を境にガラッと登山道が岩稜帯に変わった
いきなり切り立った岩場の通過、下からどんどん人が登ってくるのですれ違うのも大変で。
下は見ないぞ、前だけ見るぞ、と思いながら今日一番汗かきながら・・・
ふ~ 着いた、ホッとした。
憧れの山小屋 ”ヒュッテ大槍”
続く
【歩行】 双六小屋5:13⇒樅沢岳5:40⇒硫黄乗越6:40⇒左俣岳7:10⇒千丈乗越9:00~9:18⇒槍ヶ岳山荘10:23~12:55⇒ヒュッテ大槍13:40
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