山小屋では耳栓も持っていたのですが、誰かがトイレへ行く音とかで
やはり1:00頃には目が覚めてしまい、よく眠れなかったです。
この軟弱な性質を改善できないと、先は遠いな~。
明け方になってウトウトし、4:15頃ガサゴソという音で目覚めました。
あやうく寝坊するところでした。
眠い目をこすりながら、ご来光を拝みに行きます。
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山小屋からまだ眠っている身体のまま登り10分、【北横岳・南峰2473m】へ到着。
まだ薄暗い山頂からは幻想的な風景が広がっている・・・
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遠くの空がだんだん、ピンク色に色づき始めた。
あれは・・・多分上高地方面・・・
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宿のみんなで日の出を待つ。
空がオレンジ色になってきた!360度の大展望。
遠くに立山・北・中央・南アルプス・御嶽山・乗鞍まで見える。
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くっきりはっきりと、ご来光を拝むことが出来た。
ああ、早起きしてよかった。
山に泊まって見る、初めてのご来光に大感動だった。
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太陽が昇った後には、初めてこの目で見る「槍ヶ岳」
ホントにとんがってるんだー!
遠くからでもその姿がはっきりと見えた。
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山頂は風が強く、日の出を待っているうちにすっかり冷えてしまった。
山小屋へ戻ると薪ストーブをたいていてくれた、ありがとう。
朝食は「シャケ・ノリ・モロッコインゲンのおしたし・なめこおろし合え
豆腐の味噌汁」山の上で贅沢な食事だった。
さて出発。
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さっき登った【北横岳】をもう一度通らなければならない。
山頂からの朝のすがすがしい風景を目に焼きつけ、目指す【蓼科山】へ。
山頂から【亀甲池】まで約450mほどの標高差を1時間ほどで降りる。
すると寝不足の身体にこたえたのか、かなり無口になる。
ワタシ=無口=体調不良 なのである
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【亀甲池】に到着。
うっすら水を湛えた池のすがすがしいこと!
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ここで10分ほど休んだが体調は回復せず。
今日はもう登れない、といつもの用に弱音を吐くワタシ。
【双子池】には寄らず、下山のつもりで【天祥寺原】方面へ歩き始めた。
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平坦だがヤブの中を歩いているうちに、【蓼科山】が目の前に見えてきた。
見てしまうと・・帰るのも悔しいし・・・
でも登りきれるか自信はないし・・・
としばし悩んだ結果、つい、ダンナのいつもの一言で
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だががんばる宣言もつかの間、想像以上につらい道のりだった。
一旦450mも降りたのに、また500mほど登るんですもの。
しかも樹林帯を40分ほど登った後は、ひたすら岩ゴロの歩きにくい道。
天気が良くて暑いっ!!暑くて暑くて無言・・・
山の特性を良く解っていない私は、
山に行けばどこでも沢があるのかと思っていた。
ところがこのルート、昨日から一筋の水の流れも見ていない。
水が流れていれば、それを見るだけでも涼を感じることが出来るのに、
水は一滴も・・・ない。太陽は容赦なく降り注ぎ体力を奪う。
人間にとっての水のありがたみをつくづく感じるルートだった。
そんな訳で写真を撮る余裕なんて全く失った私は、
ザックの中にカメラをしまいこみ、
山頂手前の蓼科山荘で冷たいコーラを飲むことだけを夢見て、
ひたすら登った。
約1:30ほどで到着したときはヨレヨレィ
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でも・・コーラはなかった
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しかたなくお茶を飲み(しかも冷たくない・・・仕方ないけど)
休憩。
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あと30分の登り、もうひと踏ん張りで山頂だ!
大勢の登山者が列をなして登って行く。
それを励みに私もがんばった。
蓼科山頂ヒュッテで「カキ氷¥500」の文字が!
迷わず頂く。
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本当に冷たくて乾いた身体に染み渡った・・・生き返った
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ブラボー!
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cocktail.gif)
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<蓼科山頂ヒュッテ>
(でもこの宿はとっても狭いのね。
ここに泊まっていたらもっと辛かったな、と思いました)
・・・・が、さっきまであんなに晴れて暑かったのに・・・
山頂についたら全く何も見えず。
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がっくし。
でもがんばった自分を誉めてあげました。
ここで宿で作ってもらったお弁当を頂き、
下山を急ぎます。
なぜなら多分、下山ルートも過酷だと予想されるからです。
【蓼科山登山口】まで約1時間40分のCT。
下山開始直後から高所恐怖症の私の大の苦手な急斜面。
でもって大きな岩ゴロ。足滑らしたら・・・
下は見ず(霧で見えなかったけど)ひたすら黄色い矢印と足元を見つめ、
慎重に一歩一歩降りた。
急斜面はなくなったものの、とにかく岩ゴロ多すぎ!
全然気を緩められられない道のりをひたすら降りる。
風もなく、暑くて長くてツライ
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おかげで予想をはるかに上回り、下山に2時間15分もかかってしまいました。
【蓼科山】って見た目と全然違うじゃん・・・
とぼやいてしまいました~
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無事に旅の全ての工程を終え、【蓼科温泉】で汗を流します。
温泉サイコー
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今回はたった一日お風呂に入れないことが、いかにツライかを感じました。
とにかくバケツ何杯分も汗をかく私には、夏はちょっとキツイかも。
と、色んな勉強になった旅でした。
帰ってからの東京の暑さと筋肉痛で、
「しばらく山、いいや・・・
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軟弱モノの私に成長できる道は残されているのでしょうか・・・(笑)
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今日のルート
【北横岳ヒュッテ7:00】⇒【亀甲池8:40】⇒【天祥寺原9:10】⇒【将軍平11:00】
⇒【蓼科山頂11:40・昼食】⇒【蓼科登山口14:30着】⇒【バスにてプール平】
(秋ならいいかも
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北八ヶ岳を歩く・その1へ
なんか意外です。
蓼科山は確かにこの時期暑くてつらそうですね。
下ってまた登るのも厳しいですしね。
でも山の夜と山の朝を体験したら
きっとすぐにまた行きたくなると思います。
僕もそうでしたし。
これからどっぷり浸かっていくのが目に見えるようです。笑
鑓温泉とか、山でお風呂に入れるとこなんか最高じゃないですか!?
なかなかキツそうな行程でしたね。
お疲れ様でした。
まあ、筋肉痛が治ると
また行きたくなりますよね、たぶん。笑
北横ヒュッテのご主人、大好きです。
ズバズバもの言う方で。
冬に行ったので、この季節にもう一回行きたいなー。
今後ともお互いゆるゆる行きましょう!!
登りより下りに時間がかかるなんて
よく頑張りました!
私もこのあたりは一度行ってみたいと
思っているんですよ。
「しばらく山、いいや」??
井上さん↑がおっしゃるように、
体のきつさが収まるとまた行きたくなりますよ~。
きっと
ほぼ同時刻に、すぐ近くで見ていたのですね。
この日の展望は、ホントすごかったですね。私も槍の先がハッキリわかりました。
山の夜は、私も最初の頃、全然眠れなくて、大変でした。ウトウトしてもすぐに目が覚めて…を何度も繰り返して。。。翌朝はぼーっとしてだるい感じ。
でも、コレも「慣れ」みたいで、2~3年ぐらい前から山でも結構眠れるようになりました。
よく眠れるようになると、山の朝がココロの底から好きになっちゃいますよ。
みなさんがおっしゃるとおり、またすぐに山の虫が「行きたいよ~」と騒ぎ出しますって。これは賭けてもいい(笑)。
皆さん、コメントありがとうございました。
こたさん>そうなんです、山小屋(相部屋)初体験でした。でも主人の実家と同じ匂いがしましたよ(笑)多分薪とか煤の匂い?
山の朝と夜、確かに下界では出会えない素晴らしい時間でした。鑓温泉は白馬でしたっけ?白馬、一度は経験してみたいところです。あーーーーーっ行ってみたい!(あれ?)
ウッドさん>
ウッドさんも超お忙しいのに山に行くなんてすごいです!やっぱりしばらく行かないと恋しくなるものなんですかね~・・
そうそう、小屋のご主人確かにズバズバ言う方でした(笑)常連さん達とも盛り上がってましたが、初めての私たちにもズバズバ言ってくださって嬉しかったですよ★
nobuさん>
これくらい(失礼)の山でひーふー言ってるくらいなレベルなんで、高山は夢の又夢のようですよ・・・今回は暑さにもかなり参ったし・・・暑さにも耐え抜くカラダを作らねば・・・
nobuさんたちはそろそろご出発でしょうか?今年は休みが合わなくて私たちは無理っぽくなってきました。レポ楽しみにしています!!
ゴン太さん>
そうなんですか!偶然同じようなエリアにいて、同じ風景を見ていたのですね!いつもアレ位見れる・・・と言うわけじゃないのなら、やっぱり良い経験ができた、とよろこんでいいのですね。
私もうまく睡眠を取れるようになりたい。慣れ、ですかね?早く慣れたいです。もっと行動範囲が広がって、もっともっとステキな見たこともない風景に出会えるのなら・・・
・・・やっぱり皆さんおっしゃるとおり、筋肉痛が治って、暑さも忘れたらもう、次考えてるカモ